見出し画像

絵本『わたしが好きな色』⑤

大学の卒制では絵本『わたしの好きな色』を制作しました。その絵本の物語と、登場人物のご紹介です。今回はともだちのウマです。

ウマは原っぱを渡る風を思い出して、穏やかな気持ちになれる緑色が好きです。

緑色が好きなウマ。

小学校低学年の国語でやった「スーホの白い馬」。舞台はモンゴルで、その物語が元となり草原をかける馬のイメージが頭にありました。

そこから緑色が好きなウマのキャラクターが生まれたのですが、白馬にすると主人公のひつじと色がかぶるので栗毛の馬にしました。


最初に描いた時、みんな擬人化して二足歩行にしてましたのに、ウマだけ四つ這いのままでした。少し経ってから「ウマだけ四つ這いだ!!」と気付いた時の衝撃といったら。

ラフスケッチ。隣でサルが二本足で立っているのに…

ウマだけ「擬人化、二足歩行」のルールからずれていることに違和感を持ってなかったため、絵の校正、考証もきちんとしないとな…と反省した出来事でした。
 


物語では登場人物がそれぞれの好きな色とその理由に加えて、色が自分の気持ちを楽しくしてくれたり、なごやかにしてくれたりすることも教えてくれます。

作品のテーマは「気持ちを支える色彩を見つける」。

色も自分の気持ちの支えになること、そんな色を自分の好きな色を思い返すことで「再発見」してもらうきっかけになることを期待しています。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?