やまなかさおり

イラストレーター。2023年春に京都芸術大学通信教育部デザイン科/情報デザインコースの…

やまなかさおり

イラストレーター。2023年春に京都芸術大学通信教育部デザイン科/情報デザインコースのイラストレーションクラス卒業です。kotohana* Quilling & Illustrationで活動始めます。京都市在住、出身は兵庫県北部の但馬地方です。どうぞよろしくお願いいたします。

最近の記事

読み聞かせ『わたしの好きな色』

卒業制作絵本『わたしの好きな色』 あらすじ 自分の毛をいろんな色にそめて編み物をするひつじ。ある1週間、立て続けにともだちからの頼みに応えた結果、くたびれてやる気をなくしてしまいます。そんなひつじの元へ、今までで一番大きなともだちがやってきて…。 卒制で制作した絵本を、本人朗読による読み聞かせ動画(7:44)に仕上げました!ぜひご覧くださいませ♪ 大学での卒業制作展始まっています。 京都芸術大学通信教育課程卒業・修了制作展 3/10(日)〜3/17(日) 11:00〜

    • 絵本『わたしが好きな色』⑧

      大学の卒制では絵本『わたしの好きな色』を制作しました。その絵本の物語と、登場人物のご紹介です。最後のともだちは月です。 月は夜の海を思い出して穏やかな気持ちになれる藍色が好きです。 月もクジラ同様にサイズ感が重要なポイントとなるため、実際の形そのままでのキャラクターとなりました。 月光が夜の海に作る光の道、モンガータ(MÅNGATA、スウェーデン語)を描きたかったので、藍色が好きな月という設定になりました。 モンガータという言葉はエラ・フランシス・サンダース『翻訳でき

      • 絵本『わたしが好きな色』⑦

        大学の卒制では絵本『わたしの好きな色』を制作しました。その絵本の物語と、登場人物のご紹介です。今回はともだちのクジラです。 クジラは広い青空を思い出して、気持ちが軽やかになる青色が好きです。 クジラは物語の展開上、サイズ感も重要なポイントとなるため、実際の形そのままのキャラクターになりました。 わたしはNHK「みんなのうた」の「まっくら森のうた(作詞作曲/谷山浩子)がとても好きなのですが、その歌詞の中にある魚が空を飛ぶ描写から得たイメージがクジラが空を舞う設定に繋がって

        • 絵本『わたしが好きな色』⑥

          大学の卒制では絵本『わたしの好きな色』を制作しました。その絵本の物語と、登場人物のご紹介です。今回はともだちのゾウです。 ゾウは大好きなりんごを思い出す赤色が好きです。 動物園で長い鼻を器用に使ってりんごを食べる姿が印象に残っていたことから、りんごが好きで赤色が好きなゾウのキャラクターが生まれました。 赤い靴下を編んでもらって喜ぶ様子を、逆立ちしたアクロバティックな動きで表現しています。ゾウにはサーカス等で曲芸を見せてくれる活発なイメージもあることが由来です。 りんご

        読み聞かせ『わたしの好きな色』

          絵本『わたしが好きな色』⑤

          大学の卒制では絵本『わたしの好きな色』を制作しました。その絵本の物語と、登場人物のご紹介です。今回はともだちのウマです。 ウマは原っぱを渡る風を思い出して、穏やかな気持ちになれる緑色が好きです。 小学校低学年の国語でやった「スーホの白い馬」。舞台はモンゴルで、その物語が元となり草原をかける馬のイメージが頭にありました。 そこから緑色が好きなウマのキャラクターが生まれたのですが、白馬にすると主人公のひつじと色がかぶるので栗毛の馬にしました。 最初に描いた時、みんな擬人化

          絵本『わたしが好きな色』⑤

          絵本『わたしが好きな色』④

          大学の卒制では絵本『わたしの好きな色』を制作しました。その絵本の物語と、登場人物のご紹介です。今回はともだちのサルです。 サルは大好きなバナナを食べた時のしあわせな気分を思い出して、ウキウキする黄色が好きです。 サルは尻尾の長い南国のサルの特徴を持たせたかったため、バナナが好きなキャラクターになりました。ニホンザルにしてましたら、柿が好きで、入日色が好きなキャラクターになっていたかもしれません。 わたしは兵庫県北部の但馬地域出身で、山間の田園地帯で育ちました。 自分が

          絵本『わたしが好きな色』④

          絵本『わたしが好きな色』③

          大学の卒制では絵本『わたしの好きな色』を制作しました。その絵本の物語と、登場人物のご紹介です。今回はともだちのリスです。 リスは大好きな山ぶどうが実る秋を思い出して、嬉しくなれる紫色が好きです。 小学校高学年の夏休み、父が『シートン動物記』(偕成社、全6巻)を買い与えてくれました。その中で自分が特に気に入っていたのは5巻に収録されていた「旗尾リスの冒険」で、何度も読み返していました。 その物語の影響でリスには秋の森を駆け回っているイメージがあり、そこから紫色が好きなリス

          絵本『わたしが好きな色』③

          絵本『わたしが好きな色』②

          大学の卒制では絵本『わたしの好きな色』を制作しました。その絵本の物語と、登場人物のご紹介です。今回は最初に登場するともだちのことりです。 ことりは甘酸っぱいみかんの味を思い出して、気持ちがリフレッシュできる橙色が好きです。 子供の頃。冬になると父が家の裏の柿の木に、輪切りのみかんを吊るしてました。そうすると野鳥が代わる代わるやってきてはみかんをついばんでいました。 そんな幼い日の思い出から、みかんが好きなことりのキャラクターが生まれました。 物語では登場人物がそれ

          絵本『わたしが好きな色』②

          絵本『わたしの好きな色』①

          大学の卒制では絵本『わたしの好きな色』を制作しました。 やわらかそうなふわもことしたシルエットと、元気な表情、動きがつけられる手足がポイントです。白と黒だけでは素っ気ないと思い、編み棒の端をイメージした飾りを頭に付けて可愛らしさを出しました。 ひつじは白色が好きですが、友だちに頼まれると自分の毛を色んな色に染めて毛糸を作り、編み物をします。 この子には見えるところに耳がありません。 ラフスケッチやいくつかの下描きの段階ではあったのですが、どこかで描き忘れてしまいました。

          絵本『わたしの好きな色』①

          はじめまして。

          イラストレーター山中さおりです。 この春、京都芸術大学通信教育部デザイン科/情報デザインコースのイラストレーションクラスを卒業します。3/10(日)から始まる卒展でみなさまに作品をご覧いただく機会にあわせて、自己紹介と作品紹介を兼ねてnoteを始めました。 トップ画像のイラストレーションは卒制作品の絵本『わたしの好きな色』主人公のひつじです。 ひつじは自分の毛を色んな色に染めて毛糸を作り、友だちのため編み物をします。まずは卒展が始まる3/10まで、物語とキャラクターたち

          はじめまして。