絵本『わたしが好きな色』⑥
大学の卒制では絵本『わたしの好きな色』を制作しました。その絵本の物語と、登場人物のご紹介です。今回はともだちのゾウです。
ゾウは大好きなりんごを思い出す赤色が好きです。
動物園で長い鼻を器用に使ってりんごを食べる姿が印象に残っていたことから、りんごが好きで赤色が好きなゾウのキャラクターが生まれました。
赤い靴下を編んでもらって喜ぶ様子を、逆立ちしたアクロバティックな動きで表現しています。ゾウにはサーカス等で曲芸を見せてくれる活発なイメージもあることが由来です。
りんごは子供の頃、一番好きな果物でした。冬になると「りんごのひとりごと」の歌を流しながら、トラックで移動販売が回ってきていました。そこから箱で買い、食後のデザートに味わっていました。
そんな子供の頃の自分の「好き」のイメージも、ゾウのキャラクターに反映している気がします。
物語では登場人物がそれぞれの好きな色とその理由に加えて、色が自分の気持ちを楽しくしてくれたり、なごやかにしてくれたりすることも教えてくれます。
作品のテーマは「気持ちを支える色彩を見つける」。
色も自分の気持ちの支えになること、そんな色を自分の好きな色を思い返すことで「再発見」してもらうきっかけになることを期待しています。
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