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絵本『わたしが好きな色』③

大学の卒制では絵本『わたしの好きな色』を制作しました。その絵本の物語と、登場人物のご紹介です。今回はともだちのリスです。

リスは火曜日の午後、やって来た。

リスは大好きな山ぶどうが実る秋を思い出して、嬉しくなれる紫色が好きです。

紫色が好きなリス。

小学校高学年の夏休み、父が『シートン動物記』(偕成社、全6巻)を買い与えてくれました。その中で自分が特に気に入っていたのは5巻に収録されていた「旗尾リスの冒険」で、何度も読み返していました。

その物語の影響でリスには秋の森を駆け回っているイメージがあり、そこから紫色が好きなリスのキャラクターが生まれました。
 


物語では登場人物がそれぞれの好きな色とその理由に加えて、色が自分の気持ちを楽しくしてくれたり、なごやかにしてくれたりすることも教えてくれます。

作品のテーマは「気持ちを支える色彩を見つける」。

色も自分の気持ちの支えになること、そんな色を自分の好きな色を思い返すことで「再発見」してもらうきっかけになることを期待しています。


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