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【大河ドラマ】光る君へ

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『光る君へ』について少々……。
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#ドラマ感想

『光る君へ』第一話 幼い日の恋と悲劇

『光る君へ』第一話 幼い日の恋と悲劇

はじめに『源氏物語』の作者として知られる紫式部の生涯を描いた『光る君へ』
第一話では、まひろと呼ばれる紫式部の幼少期のことが描かれる。貧しいながらも優しい母の元で育ち、父が弟に教える漢文に興味津々のまひろ。鳥を飼ったり、父から漢文の話を聞いたりしながら生活するまひろは、穏やかな日々を過ごしていた。ある日、逃げた鳥を追っていった先で、三郎(のちの藤原道長)と出会う。
そんな第一話から気になった点をい

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『光る君へ』第二話 執筆に心を委ねる

『光る君へ』第二話 執筆に心を委ねる

はじめに~あらすじ~裳着の式を迎え無事に大人の仲間入りを果たしたまひろは、六年経った今でも母の死を引きずっている。理不尽に命を奪われた母への想いと悲しみ、それを隠し通そうとした父親への不信感はまひろに今も鮮明に傷を残し続けている。そんな中、まひろは父の目を盗んで代筆の仕事をしていた。恋をする人たちの代わりに相手に詠んだ歌を授ける。まひろはひと時別の誰かになって歌を詠むことに束の間の幸せを感じていた

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【大河ドラマ】光る君へ 第三話 思惑と出会い

【大河ドラマ】光る君へ 第三話 思惑と出会い

再会したまひろと三郎だったが、再び所在が分からなくなる。互いにどこの誰とも知らない二人は、思い合いながらも見つけられずにいる。そんな中、父の提案によりまひろは、源倫子の開くサロンへ出向く。そこには赤染衛門もいる。彼女は和歌の才に恵まれていて、まひろはその場で力を発揮する。しかし、父がまひろを会に参加させたのには思惑があると知り、動揺するまひろ。少しずつ、まひろの周りにも策略や悪意がうごめくようにな

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【大河ドラマ】光る君へ 第四話 ―説明できない想いもすべて、人だからー 

【大河ドラマ】光る君へ 第四話 ―説明できない想いもすべて、人だからー 

ようやく巡り合えたまひろと道長(三郎)は、それぞれの正体を明かそうとする。しかし、まひろが藤原為時の娘であることを話したところで藤原宣孝に声をかけられ、結局道長の正体は分からないままとなる。そして、もう一度散楽を見に来ることを告げてその場を離れるまひろだった。
一方、道長の姉で帝に嫁いだ詮子は、帝に毒を盛ったことを疑われ、ひどい仕打ちを受ける。身に覚えのない疑いに、本当にやったのは、自分の父や兄た

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