【#WJ24】週刊少年ジャンプ2023年24号感想【寿司いくら】

アンケ1:人造人間 2:暗号学園 3:逃げ若

ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ！

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ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ24号の感想を語り合おうぜ！【新連載『鵺の陰陽師』!!】

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ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ24号の感想を語り合おうぜ！【術式邪魔!!】

●鵺の陰陽師 1話

プロトタイプ読切2022年15号『鵺ん家』を経ての連載開始。作者は川江康太先生。
「学校に封じられてる巨乳黒髪ロングお姉さん妖怪の鵺さん」以外は設定もキャラもガッツリ変えてきてますね。
主人公のビジュアル変えたのは割と正解な気がする。目立つしバトル展開になったら映えそうなデザイン。
妖怪は学校に封印されている6体だけって設定もなくなったね。6体だと少なすぎるから仕方ない部分もあるけど、この6体による縄張り争い的なのが面白そうな設定でもあったので少し残念。
あと何より膳野くんの存在！やたら高潔な精神のおかっぱメガネ……なんなんだコイツ……！？主人公の夜島よりよっぽど主人公っぽいんだけど！？？
不良にはっきり反抗するし化け物から命張ってクラスメイト守るし。
囮になるとこ、敵倒した夜島よりカッコよかったまであるぞ。ブリーフ一丁だったのに。
まあ夜島の戦闘モードのデザインがややダサかったからというのもあるけど……
膳野以外の要素は主人公が強い化け物に出会って根性見せて力を授かる…っていう割とオーソドックスな第1話。
……なんだけど、個人的にこの作者さんの漫画、絵は好きなんだけどノリとか台詞回しとか画面構成とか細かい部分のセンスがとことん合わず苦手で、1話もまあ節々からそういう感じがしました。
白黒ページ1P目から絡まれてる膳野からのドキドキしてる夜島って構図がかなり直感的じゃなくてムムってなったし、鵺にゲームでシバかれるくだりも言及すべきはゲームへの姿勢ではなく鵺の性格では？
なんか読んでてちょくちょく違和感があるんだよなこの人の漫画。
あとシンプルに鵺登場直前の幻妖に巻き込まれるシーンはコマ割りにメリハリが無いから緊迫感に欠けてると思った。ここ、主人公的にはここ多分ヒロアカ1話のヘドロヴィランのくだりくらいガチで命の危険を感じてるシーンよね？その割にはなんかぬるっとしてるんだよな。
などなど、前々から感じてたこの作家さんの連載に対する不安は健在。どうにか改善されるかわたしが慣れるかに期待するしかないといったところ。
それで言うと読切時にいなかった膳野の挙動に全てがかかっていると言っても過言ではないかも。がんばれおかっぱブリーフ……！！
正直大東京鬼嫁伝とドロンドロロンのよくないところを併せ持つ……みたいな感じになりそうだと思ってるんだけどどうかなー。

●アオのハコ 100話

引き続き初詣。
冒頭大喜のそわそわを超えるとお次はメガネと菖蒲の話に。
おい花恋さん何わざわざフラグ補強してんねん……！！
どうやらメガネ×菖蒲ルートは避けられないようです……
そうと決まればちゃんと菖蒲ちゃんを任せられるくらいメガネの好感度をここから上げてってほしいですね。
現状いけすかないスカシ野郎なので……頼むぜ……！
中盤からは千夏に会えず悶々とする大喜。どこに行っても千夏との思い出が浮かんでくるの、ここまでの蓄積が実感できて第100話らしい趣があるね。
ラスト、年賀状の文字だけで恋しさが止まらなくなって「俺は今 そういう恋をしている」……は、もうむせかえるくらい青春だね！！！
クリスマスからこっち、元々高かった青春ぢからが一段ギアを上げた感じがある。これ千夏先輩帰ってきたらどうなっちまうんだ……？

●ONE PIECE 1083話

扉絵リクエストした人めっちゃセンス良いな…
リクエスト内容だけでちょっとウ"ッってなる。
本編は前回に続いて革命軍。
ぶっちゃけエッグヘッドあたりに話が飛ぶと思ってたのでほんとにマリージョアの話始まって逆にビビった。疑ってすまん尾田っち。
マリージョアを兵糧攻めするの確かに言われてみればすごい有効。高いところにあるから食料確保大変そうだし、そもそも絶対世界中から高級食材かき集めてるもんな。
後半はレヴェリー期間中のマリージョアの回想。
革命軍大暴れで軍隊長たちも獅子奮迅の活躍。てかカラスさんカッコよすぎるな。ススススの実……銃で撃たれた後ススになって移動してるあたり自然系ぽいね。スス操ってカラスとか槍にするの見た目が厨二心くすぐりすぎる。"烏連魂"は熊本県民なのでニヤッとした(熊本はからし蓮根が名物)。
そしてモーリーを緑牛とぶつけてるのちょっとふざけたでしょ尾田っち！
銛使いのモーリーvsモリモリの実て。てか緑牛はともかくモーリーでかすぎね？？こんなだったっけ？
緑牛がストッパーに回らざるを得ないの藤虎めちゃくちゃすぎる。
あとしれっとCP9の連中全員おるやん！あんなデカデカと失態晒したのに全員昇格してるんだ……もしかしてCPって層薄い……？
まあネクストCP9が海イタチのネロ程度だしCP8以下はエッグヘッドにめちゃくちゃ監禁されてるし実際層薄いんだろうな……
ラストはいろんなキャラが入り乱れてカオス。サボ、チャルロス親子、くま、しらほし、ボニー、ビビ、ルッチ、そしてコブラと五老星。
ボニーやルッチがいるあたり、ここでの出来事がエッグヘッド周りにも繋がってきそうだなー。
コブラ王、五老星と面会できるのめちゃくちゃすごいじゃん……って思ったけどそれならシャンクスはなんなん？ってなるよな。
出てない回ですらしょっちゅう話題になる男。

●ドリトライ 2話

センターカラー！
作品イメージとしての古き良き暑苦しい感じが出てて良い扉絵。
タイトルロゴ思ったよりあっさりしてんね。
本編
青空が拳闘…というかヤクザの世界に一歩踏み入れる回。
妹のために…っていうので理由づけを分かりやすく省略しててテンポ良く本題に入れてるのは◎。
優華さんとか黒岩とか今後のレギュラーキャラであろうやつらもさらっと紹介してて第2話としては意外と手堅い進行だったんじゃないかな。
ただやっぱ気になるのは治安ヤバすぎだろ！ってとこよね。車のとことかなまじ迫力あるせいで軽くヒいたもんな。黒岩はガッツリ轢いたけど。
ヤクザだからヤバいのかな？と思いきや街ゆく人々もいけー！みたいなテンションだし、そもそもの民度がとんでもないよこれ！昭和だとしてもおかしいって！
まあでも主人公の強みがタフネス以外に「思わず応援したくなる戦いをする」と示されたのは良かったね。描写的にもそこの納得感もちゃんとあったし。
唯一のひっかかりがデカかったけどそれ以外は結構良い2話だったと思います。

●ウィッチウォッチ 108話

ドキドキドバドバ大作戦編。
モイちゃんのニコへの恋心、決壊…！！
もう普通に両想いなのにモイちゃんが頑ななせいで結ばれないのもどかし〜！
モイちゃんもニコに思われてるの分かってるから本当にモイちゃんさえOKって言えばもうOKなのに……！！
まあこういうもどかしさも含めてのラブコメだしこういうめんどくささも含めてのモリヒトなんだけどね。
悶々としてるくだりのモノローグが妙に生々しいのはかなり篠原先生って感じの手つきだったな。
モイちゃん以外には分かってないけど久しぶりに明確に縦軸が進んだ実感の得られる話でした。
エンドレスエイト中にガッツリ恋模様が進展することってあるんだ。

○キルアオ 4話

攫われた蜜岡の救出。
敵はまあ格の低いほぼチンピラの悪人なので何も考えず蹴散らすの楽しめるね。
せっかく正体隠したってことは今後も蜜岡はこういう目に遭いそう？
台車を使ったアクション結構良かったし、三角定規使って車横転させるのとかも面白いケレン味だったけど、この路線だとやっぱサカデイに勝てんのよ……！！
全体的に満足度と完成度自体は高いんだけどどうしても比べちゃうわね。
もうちょいしたら来るだろう長編エピソードでどう転がるかが次のキーポイントかな。
振り回されて目ぇぐるぐるの蜜岡かわいかったです。

○あかね噺 61話

センターカラー！
あかねとまいける兄さん。
兄妹弟子だけど、志ん太との関係性考えると本当の兄弟にも近いよな。
南国の夕暮れ時って感じで、夏特有の明るさと切なさの雰囲気がある良いイラスト。
本編
あかねが志ん太を知る回。
志ん太が落語を遠ざけてるから他の人から……なるほどそういう理屈づけか。
テンポよくいろんなキャラに代わる代わる話聞くのなんか楽しいね。うらら師匠やっぱいい性格してて笑う。
後半は桜咲家。
あかねママなんか異様に色気あるな……ソファで横になってるのえっちだ……
てかテレビにタタラシドー出てんじゃん！！あかねの前にこの原作作画コンビで描いてた読切の！嬉しいねこういうの。
で、あかねは"落語をやっていた頃のおっ父"を演じることでおっ父本人と疑似対話。
第一話のエピソードなんかも絡めたりしてグッとくる描写なんだけど、ママが感じてる通りちょっと怖くもあるな。志ん太が死んでたらマジでシャレになってなかった感ある。
テンポよく修行を終えて次回はいよいよ選考会！

○呪術廻戦 222話

クリスマスイブ決戦直前の回。
宿儺側は指19本+1話扉絵にいた謎のやつを捕食して実質フルパワーに。
指1本五条が確保してたって言われてるけど、他のやつを確保しに動きはしなかったんかね。裏梅ができたんだから五条にもできそうな気もするけど。
コガネと羂索の会話はなんか抽象的な事言っててわかんね〜と思ってたら作者コメント曰く説明抜けしてるらしい。単行本修正案件？
道でテレビとソファ展開してる絵面はなんかオシャレで好き。
五条はいなかった間の諸々を把握した様子。ナナミン死んだのよゴジョセン…………てか釘崎は？？？
伊地知の謝罪理由わろた。五条はそれくらい言いかねんよなわかる。
その後は決戦までの各々の様子。
この期に及んで金儲けの冥々ブレんなあ。まあどのみち五条が勝たないと未来は無いので勝つ前提でその後に得する立ち回りをするのが賢いのかもしれない。
虎杖と日下部、術式なしでの戦闘をする2人なので稽古するのは分かるけど最後の入れ替わり？は謎。さすがにミスというよりはシンプルに誰かしらの術式か何かだと思うな。
ミスだとするとセリフだけじゃなくて虎杖が日下部を圧倒してるのもおかしいからね。なんのために入れ替わってるのかも含めて謎。
乙骨狗巻の会話。狗巻の腕は本当に宿儺の攻撃に巻き込まれて持ってかれてたみたいね。「使わせてもらうよ」は素直にとるなら呪言の術式のこと言ってるように見えるけど、わざわざそれ今言うのかな。
そして決戦当日。五条の送り出しになんて声かける…？で皆あーだこーだ言ってるとこ好き。最強キャラでありながらダルく思われてる感じ五条悟。
で、まあまあゆるい空気だったのにガチモードの五条登場で一気に空気引き締まるのかなり別格感あってカッコいいねえ。
それでいてそれを「術式邪魔！！」で簡単に弛緩させる虎杖もキャラの良さ出てるわ。
五条が術式解いてみんなに背中叩いて鼓舞してもらうとこ、なんか泣けてくるくらいには良いシーンだな……
ここ数年この作品で見てなかった爽やかなシーンだ……
狗巻とパンダだけは蹴り入れてるのも好き。
てか最後のページしれっと日車いるな！？？

○僕のヒーローアカデミア 388話

引き続き轟家。
回想明けの轟ママこと冷さんが駆けつけるシーンで親指立ててるロボちょっと良いね。
で、燈矢を冷やしにかかる冷さん想像以上にめちゃくちゃ焼かれててビビった。コマ枠がガビガビなのも壮絶さを演出してる。
さらにそこに駆けつける冬美と夏くん。いよいよもってあとは焦凍が来たら轟家全員集合だ。
冬美の「嫌っ！！！」は過去の回想回で幼少期の冬美が言ってたセリフのセルフオマージュとのこと。細けっ…！
そして夏くんの
「これ以上……っ　迷惑かけるなクソ兄貴！」ね。
気持ちが入り込んでる初読時はめちゃアツエモで良いシーンだ……ってなってたんだけど、二周目では回想の内容に目がいって笑っちゃった。夏くん寝かせてもらえてなかったなそういえば。
ページ数は少ないものの、最後の"あったかもしれない家族の姿"まで含めて切なさとまだ繋がっている希望とをどちらも感じられる良い回でした。

・だいなま 2話
こないだもヒロアカページ減の際に現れてトレンドに入ってた『だいなま』まさかの2話。
今回もガッツリトレンド入ってましたね。
寝息もクセ強えな！
魚屋にマジギレされてると見せかけてお魚を譲ってもらえてるってワケ。

○テンマクキネマ 5話

扉絵見て改めて主人公コンビ美少女だったら良かったのに…と思ってしまったね。
それはそうと本編は倉井さんと共に海へロケハン。
倉井さんもハジメもいざ始まると良い構図やロケ地ノリノリで探してて楽しそうだし、インサートの解説とかはちゃんと映画漫画やっててええやんって感じ。
倉井さんとあわや間接キス…！？みたいなラブコメ展開のジャブを挟みつつ、ラストは全人類待望(？)の水着！！！！！
おい！！！！！
やりゃできんじゃん！！！！！！！(何様？)
こういうのを求めてたんだよなあ……
やっぱ海に来たからには美少女の水着は出しとかないとね……！

●夜桜さんちの大作戦 177話

センターカラー！
5年後に飛んでからは初のカラー。双子の色も判明。太陽(赤)と六美(青)の子なので紫、わかりやすいね。瞳の色も赤と青。
本編
全体的に説明回。
まずは凶一郎が今まで裏で双子のためにやってくれてたことの説明。
双子に夜桜兄弟のことを隠していた理由も、「聞けば会うため飛び出しかねないから」と納得感高いね。
次に紙芝居で双子に旦について説明。
「なんで太陽だけ描いてないの？」「六美気づくの早すぎる」ここすごい好き。テンポ良いしやっぱ凶一郎良いキャラだわ。
で、一通り説明を受けたひふみが「ひふみもみんなと大作戦したい」と。常に予想を一つ超えてくる感じあるなこの子。
それに対し頭ごなしにダメって言うんじゃなくて、(きちんと成長して)皆に認められればいいよとするのは優しいし長い目で見ても本人たちのためになってて良いね。
ラストは二刃お姉ちゃん登場。やっぱり全然変わってねーー！！！
凶一郎にも二刃にも当たり前だけど新鮮に初見のリアクションする双子見るのちょっと楽しいね。

●マッシュル-MASHLE- 155話

最終形態？になったイノセントゼロ。
モブたちはその神々しさ恐ろしさに思わずひれ伏してしまう……からのいつも通りのマッシュ、ってのが最終盤においてもめちゃくちゃこの作品らしい。
イノゼロの魔法に対抗するマッシュの攻撃はデコピン。
なんぼなんでも拳のが強くねえか！？とか、ヒロアカっぽいな〜(後でケガしてるのも含め)とかツッコミどころはあったけど、メリアドールの「デコピンは親指を使い人差し指をおさえ力を溜める」に全部持ってかれた感ある。
中指だよ！！！！？
デカいツッコミどころを作ることで細かいところを気にならなくさせる……すごいテクニックだ(多分違う)。

●SAKAMOTO DAYS 118話

vsコバ、坂本現着！から。
コバに対する「動かず倒す」、前回の赤尾はケレン味溢れるスマートな工夫の数々で戦ってたんだけど、今回の坂本はもうそういうのじゃなくシンプルに「絞殺しきるまで近接攻撃を全て耐える」というね。
"格が違う"感がすごくてめっちゃかっこいい。
この漫画、アクションが強えと思ってたけど正確には「見せ方」が強えんだなこれ。
で、後半は有月。
赤尾(と坂本)との会話で「(大切な存在を守るためなら)誰だろうと迷わず殺す」という答えを得た有月。
そこに麻樹&楽からの通話でメンタルはもう揺れっ揺れ。解毒剤を処分しようとしたってことは、麻樹からの指令を守るために毒でキンダカを殺しつつ、そんなことをする自分が許せないから自分もそのまま毒で死のうとしている……ってことかな。
そこに颯爽と駆けつけて解毒剤を確保、有月に託して死ぬキンダカ。
強くありたい…って行なった行動で、結果的に暗殺対象に(殺そうとしているのがバレている上で)命を救われるという、最も己の弱さを実感する結果になるの、有月の情緒ぐっちゃぐちゃだよこんなの……！！
キンダカさんやっぱ生き残れないのか……！という残念さと、ここから有月どうなるんだ…！？という期待が同時にある。
ただこれ赤尾が目撃してるし、この後有月はスラーになっちゃうし、悪い方にしか行かない気がするな〜。
サカデイ、初期はストーリー薄いのが弱点って言われてたの完全に克服した感ある。

●逃げ上手の若君 109話

頼重の最期の刻。
どんな重苦しい空気かと思いきや飲めや歌えのどんちゃん騒ぎなの笑っちゃった。
時継、足で時行転がしてるの……いいのかそれは！？
そんな時継も死に際には頼重との親子のやりとりでしんみりさせてきた。添い寝のくだり、最期の会話として良すぎる。
……でこんなに良い感じで死に様を描いておいて、「存在感薄すぎて死体が見えなくなる」ってギャグにしてくるのすごいな。ちゃんと悲しいしちゃんと笑える。
そして頼重からの継承イベント。
パリィッってなってる雫なんかえっちだし、目ぇぐるぐるしてるのかわいい。
で、時行にはなんと「鬼丸」。
え！？鬼丸ってあの鬼丸！？？
鬼丸国綱！？？(火ノ丸相撲知識)
……調べたところどうやらその鬼丸みたいです。実際歴史上北条高時の手に渡っていたことはあったらしい。はえー。
これで斬ったという五大院って誰だっけ…ってなってたけど、超序盤(2〜3話)で時行が初めて殺した武将か。時行の兄を新田方に売った鬼畜武将。
尊氏討伐のためのアドバイスも貰い、いよいよ別れの刻。
一度駄々をこねたからこその、頼重の死を受け入れる時行の成長、しみじみ良いなあ……
手が震えるほど、血管が浮かぶほど強く手を握りしめて辛いのを我慢している……本当に大人になられた。
頼重の「立派に育った我が子達」ってのも良いね。時行だけじゃなく逃若党皆を我が子と。
そして何より最後のページの時行と頼重の抱擁。
「今までありがとう 父上…！」
ここにきて何の衒いもない真っ直ぐな言葉…！一番沁みる……！！
途中途中ギャグを挟みつつ、ラストはちゃんとしっとりした感動的な別れでした。
頼重、めちゃくちゃ良いキャラだったし散り際も美しかった。天晴……！！

●アンデッドアンラック 158話

引き続き宇宙編。
謎の敵が結局何者なのか……という話は、死体が残り続けることからエイリアンで確定。
エイリアンの弱点が何でなぜこの時の個体だけ殺せたのかは今週の内容だけ見ても謎のままなんだけど、後々の内容まで見るとなんとなく推測できるかも？後で考察します。
風子ニコクリード……正規乗組員組は思考が澱みないし冷静だしでカッコいいねえ。やはり選ばれるだけある。
3人が会議する傍らでフィルとショーンの対話。先ほど風子が言っていた「悲しい」が気になる様子。今回のテーマはコレですね。
「悲しいって何？」と聞かれて「親父が死んだ時」「もう会えないからじゃねぇか？」と答えるショーン。すごく素朴な答えなんだけど、だからこそ読者的にも共感できるし何よりショーンらしさのある答えだね。でも実際かなり正鵠を射ているかも。
てかフィル的には同性で歳が近いからショーンが一番話しやすいのかな。なんとなく懐いてる感じして可愛いね。
で、中盤からはフィルママ救出作戦。
エイリアンがびっしり集ってるの、きめぇ〜。フナムシみたいで嫌だな。
またショーンに抱きつかれてジーナキレてるね。今回はそれにフィルもくっついててかわいい。
からのフィルママ登場。美人だ。
フィルに心、感情があるのか分からなくなってしまった──とは言うものの、第一声でフィルの無事を案じたり、自分を犠牲にしてフィルを守ろうとしたり、フィルに対する愛情は確かに持っているのが伺える。
そんなフィルママを当然組織メンバーたちは救けるんだけど、その救ける理由が「母親の死で！！悲しいなんて学ばせねぇ！！」ってのが粋でアツくて良いね！！やはりニコ、アツい男……！
そしてこのニコのアツさがきっかけで気づく、エイリアンたちが反応する条件……！「感情の昂り」…！
ニコやフィルママに関しては見るからに感情が昂ってたから分かりやすかったんだけど、これによって逆にずっと無感情に見えていたフィルに誰よりも"大きな感情"があったと判明するの、アツエモいね……！
表現する術を持たなかっただけで感情自体はしっかりと存在してたんだなあ。
そしてフィルママにきちんとそれを説いてあげるニコ、いい仕事してる。
母と子の愛の話、母の日直後ってのもタイミングばっちりだね。
最後は風子とフィルがエイリアンをめちゃくちゃ誘導してるけど、ここからどうやって倒すんだろう。まだ弱点すら分かってないしなー。感情に反応してるあたり、敵意を感知して硬化したりしてるんだろうか。だから扉に挟まれる不運では両断できた的なね。
てか感情に反応してる生物って、生物以外のものはどうやって知覚してるんだろう。
ラスト見開き一番右のコマでのジーナとショーンのへばりつき方じわじわくる。

○一ノ瀬家の大罪 24話

翼が夢から目覚めた前回の続きから。
闇翼かと思いきや目覚めた瞬間統合されたのかいつもの翼に近いね。
翔も美奈子も嘘くさいくらいに明るく接してきて不自然だよなあと読んでても思っていたところ……どうやら普通に何もかもヌルッと解決しているらしい。翔のアレ浮気じゃなかったってマジ？？？
でもこの「ヌルッと全てなんとかなってる」せいで逆に翼の本心が明らかになったのはなるほどって感じ。
自分が活躍してみんなの問題を解決したかった、役に立ちたかった、存在理由が欲しかった──と。気持ちは分かる……けど、そうなると今までの夢パートはマジで全部虚無なん…！？ってのが引っかかるな〜。なんじゃそりゃ！！だよさすがに。
こっからは現実で前を向く展開になって畳んでいくのかな。中嶋出てきたし。むむむ……

○暗号学園のいろは 23話

いろはが学級兵長になった後。
綿菓子が嫌味言って即膝折ってるのめっちゃ好き。自己嫌悪で一気にかわいげ出たな〜。
「初期のイキった言動」ってのもいかにも西尾維新らしい。
ここでいろはが仲直りのために暗号バトルorダンスバトルを仕掛け返すってのが良い意趣返しだね。あの時結局やらなかったダンスバトルを選択してるのも良い。そして何より絵がめちゃくちゃ良い！めっちゃ迫力あるダンスバトルだな〜。絵の力がすごいね。
綿菓子、あれからダンスの練習したりしてたんかな。ダンスの後はしっかりと謝罪もできてえらい。
で、今回の本題、M組ひいてはデジタル暗号学園の話。
超序盤に出てきてたパングラム、ただの暗号じゃなくて割と重要な要素だったのね。
そこに前回ヒキで登場していた他のクラスの兵長登場。
やたら凄みがあって恐ろしい雰囲気醸し出してるけど、なんやかんや親しみやすくなっていきそうな気配が既にしてるのは気のせい？
てか暗号学園、男子全員同室なんか…
いろはと同室とか性癖グッチャグチャなるやろ。でも皆もいるから手も出せない。地獄やね。
あと女子の二人部屋も気になるね。女子二人部屋が百合映えるのはアイカツとウマ娘で習ったぞ。
それはそれとしてQ.80を突きつけられるいろは。
自分が言われてる分にはぽえーっとしてるのにA組を引き合いに出された瞬間キリッとカッコよくなるのズルいな〜。
もういろはは完全に暗号学園環境に適応しきってるのでこれくらいの暗号だったらサクッと解く。成長しすぎ。
今回いらっしゃったのはE組兵長の縊梨慕さん。前回すでに名前は出てたね。やたらと綿菓子に絡むけどどういうご関係？
てか(全員同室は可哀想だし…)とか思ってるあたりやっぱ悪い人じゃないんじゃ感すごいあるよね。
縊梨さんが来たのは6つのパスワードを統合しデジタル暗号学園に到達するため。
ということで現在いろはの眼鏡兵器を持っている享楽さんの元にも刺客が。
出た！！夜鳴鶯アンヴァリッドちゃん！！！何度見てもすごい名前だなおい！！
なんかすごい服汚れてるけど、血…？
前回「「命」の意味がわからない」とか言ってたし、バイオレンスなキャラなのかな。
何はともあれ新章という名の畳みじゃなくてちゃんと新章始まったから安心したわ〜
マジで前回は西尾維新のシャレにならんジョークだったんかいっていうね。

○僕とロボコ 136話

ロボコが必殺技を開発する回。
個人的にはやっぱ五条の封印解けたのに爆速で反応してくれたのがかなりうれしかったね。五条復活回で真っ先によぎったのはロボコだったので。
なんなら五条のために必殺技編み出そうとしてるから根本なんだよな。
ヒザープラチナ出てきたとこでジョルノのポーズ(ギャングスターにあこがれるようになったのだ！のやつ)やってんのジワる。
あとはメロメロロボコがハート型じゃなくてヒザ型の波動だったり、1週間の修行で界王星で悟空がやってたバブルス捕まえる修行やってたりと、気づいたらフフってなるやつが散りばめられてる回でした。

○人造人間100 21話

No.1襲来。扉絵といい「知りたい」の表情といい、えっちでかわいいショタって感じであざといね。
五ツ星隊員は皆いい感じに散らされて今出払ってるらしい。1人くらいは有事に備えて残したら〜！？って思うけどまあ色んな意味でそんな余裕はなかったんだろうな。まあメタ的に言うとあしびとNo.100が戦わなきゃいけない展開作るためなんだろうけど。
今回のバトルは雑魚狩りでこそあれ、あしびの遮血のヴェールによる撹乱、分断からのNo.100の無双がしっかりキマってて良かった。実戦でもヴェール活かせたね。
隙間からNo.100が振りかぶってるのが見える大ゴマ、(あっ 死んだ)って感じでかっけ〜。
ラストの「我儘は末っ子の特権だろ？お兄ちゃん」も私好みのオシャレなレスバで痺れる。
こっちにもセンターカラーあげてやってくれ〜！！

○次号
週刊少年ジャンプ25号

表紙&巻頭カラー
ONE PIECE
先週から今週ちゃんと続いてたので次回もコブラとサボの話ちゃんとやりそう！？

センターカラー
僕のヒーローアカデミア
そろそろ焦凍来て轟家物語終結かな？

暗号学園のいろは
念願のカラー！浮上の狼煙になるか。

鵺の陰陽師
第二回なのでカラー。なんもわからん予告！