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【#WJ22・23】週刊少年ジャンプ2024年22・23合併特大号感想【寿司いくら】

アンケ1:鵺の陰陽師 2:アンデラ 3:グググ


ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!
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【#wj22・23】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ22・23合併特大号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【ワンピ、「この世界は……」】

【#wj2223】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ22・23合併特大号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【カグラバチ、六平(おれ)の所有物(もの)……夢小説かな?】


◇表紙

ワクワク!ステッカー風表紙とのことで。
影をつけないベタ塗りで統一感ある。
作家さんたち的にも省エネで助かるんじゃなかろうか。
極東ネクロマンスは薫じゃなくて天涅&チタリなんだ。まあ見栄えの問題か?
よく見たら背景もステッカーで埋め尽くされてるのね。ルフィの腕の隙間に時行と十三の腕が見える。

●ONE PIECE 1113話

巻頭カラー
チェスのコマになった一味の面々!
カラフルなチョッパーがたくさんいるのかわい〜。
両翼もナイト似合ってて良いな。白馬と黒馬ってだけでそれぞれ洋風和風な印象になってる。
後ろの方でジンベエブルックチョッパーが乾杯してるのも楽しそうでかわいい。
本編
サブタイトルもチェス。
"STALEMATE"……動かせるコマがなくなった状態のことで、こうなると試合は引き分けで終わるらしい。本編の内容に合わせてざっくり意訳すると"膠着状態"って感じ?言うほど膠着もしてないか?
マーズ聖が目の前にしているのはパンクレコーズの実物。ベガパンクの切り離された頭部かコレ。過去のベガパンクとは比べ物にならないくらいデカくなってるな……世界最大の頭脳にもほどがある。
世界各地でのベガパンクの発表への反応。カヤの電伝虫、メリー号みたいな飾りついてるのかわい。
マーズ聖が壊そうとした映像電伝虫は偽物。やっぱりな♂ベガパンクがそんな簡単に配信止めさせるわけないもんね。マーズ聖、「もうあとは踏み潰すだけだから」って余裕こいてパンクレコーズ眺めたりしてるからリカバリー効かなくなってんじゃん!!
配信が本格的に始まる前に各地で五老星との戦闘。
サンジが蹴っ飛ばした時のナス寿郎聖デカすぎない?絶対SBSでツッコミ来るだろこれ。
オイモとカーシーが取り押さえ、そこにボニーの"巨人みたいな未来“!!
巨人を目の前でたくさん見たからイメージしやすかったんだろうなーってのもあるし、言わずもがなルフィギア5の"ゴムゴムの巨人"オマージュ構図でもある。ボニーがみんなに影響されて成長してる感じ良いね。
終盤ではサターン聖vs船に着いてる組。
あ〜オハラを検閲しに来てたのってサターン聖だったんだ。そこがトラウマ要素として繋がってくると。ロビンの様子にナミがいち早く気づいて指示出してるの良いね。一味の中でロビンの妹的立ち位置でもありこの場での一味最古参でもあり。
そして最後にはいよいよベガパンクの発表!
「この世界は……海に沈む!!!」
ゑ!!!!???!??
どゆこと!!?!?
原因は分からないけど海面が上昇してるとかそんな感じか。
言われてみればこれまでもウォーターセブンが水没しそうとか、かつてのワノ国居住区域は既に水没済みとか、海面上昇はさりげなく示唆されてたのか。
そう考えるとアイスバーグの島ごと海に浮かべる研究って世界規模でクリティカルな研究では?とか、そもそもスリラーバークは島ごと船にするの成功してたくない?(だからモリアは消された?)とか次々といろんなことが繋がり始める。
魚人島にあった「ノア」なんかもそのまんま沈む世界で生き残れるように用意された船ってことじゃんね。それを船が無くても生き残れる魚人島に配置してあるの皮肉だ。
その他にも読み返すと海面上昇を示唆した要素が無限に見つかりそうで、まださわりなのに本当に衝撃の事実すぎる。
ただ、現実世界の海面上昇の原因と言われている「地球温暖化による北極の氷の融け出し」はワンピ世界だとあんまなさそうな感じがしてて、別の原因があると思うんだよね。お次はそこが気になるところ。
気になるとはいえこの発表だけで2週間は語れるだろうし良〜いところで合併号休み入ってくれるねぇ……!!

●超巡!超条先輩 12話

掲載順たっけ!!!
引き続き珍宿桜祭り。
前回はほぼ犬養警視の話だったところ、今回は一転して超条先輩の話。
ポンちゃんの心を読んだ超条先輩の「くっだらねぇ心配してんなァ」と「そうじゃなくて…」、多分犬養警視は超条先輩と会ってキモくなったくらいで仕事が出来なくなる人物じゃないって話なんだろうな(キモくならないとは言ってない)
元相棒としての信頼みたいな。だから今週ラストでは出会いそうになってるけどむしろ2人で協力して気持ち良く事態を収めるんじゃないかなって。
読心の後はリリちゃんとホッさん登場!リリちゃん浴衣かわい~。さらにそこにエロガキこと平助も登場。
「これぞ僕の勝利の方程式」「スケベの皮算用だろ」このフレーズすごい良い。今回もキレキレだ。
ホッさんはそういえば平助登場回で出てなかったから初対面か。若さに感涙するの意味わからんくて好き。
そこに犬養警視が出現。耳も鼻も超条先輩限定で効きまくりでしっかりキモいぜ。
恵那院のフォローにより犬養を退け、ポンちゃんと超条先輩は移動。
今度は折野くんをはじめとするカードゲーム小学生たちと遭遇。子供たちをカモにする悪徳射的屋を懲らしめる展開!
「そいつはメチャ許せんよなああああああああ」
知らないと気づかないくらいのジョジョパロ。みんなグラサンかけてノリノリなのなんか楽しくていいな。なんだかんだ子供たち超条先輩には懐いてるよね。
射的屋ボロボロにするのスカッとして気持ちよい展開。
「念動力の回転…もっと弱くてもイケそうだな」の超条先輩、なんか普通に色気すごくてカッコいいんだが。
さらにそこに再び現れる犬養警視。
「よく懐いた犬」のイメージ映像笑う。
またしても恵那院が誤魔化してくれて。
「感傷(まぼろし)」はヨルシカの曲の歌詞とかが元ネタなんだろうけど疎いからわかんないや。
最後には広場で暴動じみた大騒ぎが発生とのことで、超条先輩と犬養警視が一堂に会してしまう~~!!というところでヒキ。
まさかの3話構成だったけど、この話数の段階でこんなアンケとれてたらこれくらい攻めても許されるわな。
だし、それでいて丁寧にあらすじも説明して既存ネームドキャラもほぼ全員登場させるという超初心者向けの回でもあった。面白さを損なわず初見さんへの導線を丁寧に引いてて現ジャンプ環境にしっかり適応してるなあ。
にしてもこの掲載順はすごすぎるけど。

●呪術廻戦 258話

宿儺、領域展開復活……!!
掌印も運用も変わっちゃってるから見た目もこれまでの伏魔御廚子とは全然違ってるってことかな。かつての御廚子にあった完成度の高さや調和がなくなり歪で不気味な形状になってる。
回想。まずは反転術式の話から。
「呪力を血液に変換」「拒絶反応」
他人を反転術式で治すのが難しい理由もスッと納得のいく理屈が通った感じで良かった。
虎杖の反転術式習得のカラクリも明かされたしね。
てかこれ、加茂憲紀も反転術式覚えたら脹相みたいに赤血操術アクロバティックに使えるようになるんちゃう?なんなら虎杖は既に反転と赤血操術兼ね備えてるから、加茂先輩赤血操術使いとしても秒で追い抜かれんじゃないのこれ。
入れ替え修行……憂憂の術式によるものだったか。瞬間移動だけでもクソ便利なのにこんなこともできるんかい。
バースデープレゼントのくだり、「勝手に中身を取り出すことはできません」はわかりやすかったけど、「開けなければ本当に入れ替わっているかは誰にも分かりません」については詭弁じゃない!?ってなった。分かってるか否かに関係なくガワに影響出る中身だったら影響出ちゃうでしょ。プレゼント開けなくても爆弾入ってたら爆発するわけで。まあでもこの作品ではそういうもんなんですってことか。
これで虎杖と日下部が入れ替わってた謎も回収。
回想明けでは簡易領域も身につけて御廚子に抗う虎杖……!!
簡易領域も反転術式も使えて御廚子と赤血操術という飛び道具もあって黒閃によるバフ&デバフ主体のフィジカルゴリ押しマン……虎杖強すぎない???一級術師は余裕だよこれ。
で、伏魔御廚子をみんなで耐えるフェイズ。
しれっと最初の方で「掌印の変更」って言われてたけど、五条と同じ印にしとる!!
そうだよな……「腕が4本あったら戦いながら掌印も結べて便利」って言ってたやつが、片手で結べる掌印に着目しないわけないよな……
掌印ってなんとなく最初から決まってるものだと思ってたけど変更していいんだ。
99秒……真希は三輪ちゃんの簡易領域で凌いでるのかな?イノタクはもう限界みたいなこと言ってたのにちゃんと凌いでるじゃん。脹相はいきなり笑かすな。
いきなり虎杖が刻まれて脚もぶっ飛んで「アカンか!?」と思わせて、即座に脚生やしてて(というか靴も履いてるからくっつけたのか)耐え切った発言で「やったか!?」と思わせて………
「竈(カミノ)」
「開(フーガ)」
うおおおおついにフーガきたあああああ!!!
いつまで切り札温存しとんねんと言われ続けてきて、フーガが出ないから勝てる感じがしてこないとまで言われてたあのフーガがついに!
こうなってくるとマジでvs宿儺も終わりが見えてきたな。とはいえまずフーガを乗り越えないとお話にならないんだよな。
ここからどう凌いでどう勝ち切るんだろう。

●アオのハコ 147話

夏祭りデート!
かき氷に牛串に……
おい!!チョコバナナ食う千夏先輩描いてくれへんのかい!!!
金魚すくいのくだりはこの金魚にかこつけて名前呼び捨てにするやつわざとなのか天然なのかちょうどわかんないんだよな千夏先輩は。そこが魅力なのかもだけど。
個人的には負けず嫌い発揮したところがかわいかった。
命名のくだりの後は大喜が一人の間にあかりちゃんと遭遇。これは……修羅場発生か……!?
……と思っていたら全てを察した上で協力してくれるらしいあかりちゃん。
すごい有能でええ子や……とはなるんだけど、大喜に特別な好意を抱いていると思っていたので意外なムーブ。
それでいいのかあかりちゃんは……!?
距離感考えろって言われてお面をしっかりつける大喜。そもそも今までも知り合いにバレたくないならつけとけよって話ではあったしな。

●僕のヒーローアカデミア 421話

デクのもとに駆けつけたみんな……!
2ページ目から見開きで全員集合アツすぎる……!
「オイラたちが来た!!」
これ言うの峰田かい!とも思うけど、あえてビビリで小物な峰田が代表して言うのがそんな彼でさえ紛れもなくヒーロー!って感じで良いようにも思える。
瀬呂くんの立ち姿カッケ……
なんならその後も出番のある瀬呂くん。AFOの「悲劇こそが人を強くする」に言い返す。
「悲しー事なんざ あるよりない方が良いだろ!」
これもあのAFOにあえて一際「普通」っぽい瀬呂くんが反論するってのが、AFOの悪ぶりを陳腐化させてて良いな。
そこに轟親子によるW赫灼熱拳!めっちゃ良いシーンなのにエンデヴァーの白目で笑ってしまう。
さらにプレゼントマイク。
「ガイズ!!今日が分水嶺だ!!」
「行こう!!最後の大仕事だ!!!」
マイクの大声が映えてブチ上がるな〜。ここアニメで見たすぎる。
総力戦。
ハウンドドッグ先生に乗って駆けながらブラックホール発生させる13号先生。ギャングオルカにバーニンに拳藤ちゃん……
デクも触発されて立ち上がろうとするも……体が思うように動かない……
OFAも死柄木との戦いで譲渡してしまったし……と思いきやデクに譲渡した後のオールマイトがそうだったようにデクの中にも残り火が。過去事例があるから納得感あるね。
マイトの残り火も結構長持ちしてたし、少なくともこの戦いの間くらいは保ちそうな気がする。
で、応援してくれる避難所の人々から貰った物資を受け取るデク。
Tシャツとか貰っても困るやろとか言ってたけどそういえばデクずっと裸だしTシャツもなんかオールマイトの貴重なヤツっぽいし全然デクの役に立ってた。困るとか言ってごめん。
さらにデクの手を取って共に走ってくれる青山!
かつて手を差し伸べて救った相手に今度は手を差し伸べてもらって助けられるの、綺麗な構図だ。
最後には再び走り出すデク!!
みんなの応援を背中に受けて力を出してるの最高に「ヒーロー」してる。
最後がシンプルな「頑張れ」なのもめちゃくちゃ良い。
要は「頑張れって感じのデク」ってことじゃん……
読者も応援してる皆と同じ気持ちです。

○極東ネクロマンス 2話

センターカラー!
は???なんかチタリちゃんめちゃくちゃえっちなんだが???
先週のカラーでは見えてなかったけど、全身見えたらこんな露出度高いの!?
……ええやん………
本編
取引先と電話する天涅さん。
なんか小難しい話してんな……って思ったら電話切った後めちゃくちゃ仕事ダルがってて笑った。顔もセリフも全然やる気ないな。
頭上でまったりしてるチタリちゃんかわいい。
車で薫を送っていく天涅さん。
その道中で死霊を確認、薫が対処にあたることに。
知らんおっさんに取り憑いている死霊………これについて、「知らんおっさん助けるのに熱くなれねえ!」ってところがネックになるのすごい独特でいいな。確かに実際問題そうだよな。
ここでおばあちゃんの回想。
薫がなんでこんなにおばあちゃんのことを大切に思っているかが一発で分かるし、「ばあちゃんを自分の手で守れる力が欲しくて死霊術師になりたいんだ」って思いもスッと入ってくる。
「主人公はなぜ戦うのか」を明確に固めてきてて、しっかり物語序盤にやっておくべき話をしてるなという感じ。
しかも薫のスタンド──シシもなんだか存在感を発揮してきたし。とりあえず協力してくれるっぽいけど得体が知れなくて怖いな。何かしらすごい秘密を抱えてるんだろうな。
さっくり主人公の初単独戦闘を終え天涅さんの仕事場へ。テンポ良いね。
着いたのは死霊術会館という場所らしい。顔めっちゃ生えてる木こわ。
からの取引先の人と話す天涅さん。
第一声が「遅れてすいません」なあたり、意外と高い社会性。珈琲のお土産を渡されてるあたり普段から良好な関係を築いてるっぽいし。偏屈に見えてちゃんと社会人やってるんだな……
てか最後もチタリちゃんかわいすぎる。「んにゃ」て。
左乳の下に空いている服との隙間のトライアングルに住みたい。

○あかね噺 108話

「真打」についての話から。
この漫画の阿良川一門は独自のルールでやってるんで実際はちょっと違いますよってのを伝えておいてくれるのは真摯でいいね。これ無かったら現実でもこうなのかと思っちゃう。
阿良川一門で真打になるのには大看板クラスの腕前が必要……という話を聞いて尻込みどころか上等だと言わんばかりに笑って見せるの、あかねやっぱめちゃくちゃジャンプ主人公メンタルだな。
で、今回その真打を目指すのがまいける兄さん。登場シーンからして軽薄でひょうきんな感じ。
そこからさらに今回はあかねがまいける兄さんの仕事に同行する形で掘り下げ。
ただし歌に傘回しに三味線……と肝心の落語はまだ見せない。
メタ的には昇進試験で初めて描写してインパクトを強めたいって事だと思うんだけど、それを「"見せたい"より"見たい"を選ぶってね」つまり"落語をするよりもお客さんを楽しませることの方が大切"という形に落とし込む事でむしろまいける兄さんの格上げと思想の掘り下げに繋げてるのが上手だな〜。
最後の志ぐま師匠との会話ではどうやら意図して縛りプレイをしている側面もあるらしいけど、どういう意図なんだろう。
1コマだけ出てきた昔のまいける兄さん、めっちゃサカデイの神々廻に見えるな!
まいける兄さん、見るからに「普段はおどけて明るく振る舞ってるけど実はめちゃくちゃシリアスなものを抱えてる」タイプで、すでに結構好きなキャラではあるけどもう一段階ドハマりさせられそうな匂いがしてるんだよな。


○SAKAMOTO DAYS 164話

篁、襲来……!!
いきなり3人の攻撃を鞘1本で防いでる無駄のなさ、スタイリッシュ。
またたくまに有月も胸と右腕を損傷、南雲もモロに袈裟斬り……と2人ダウン。
坂本南雲有月の3人がかりでもコレって強すぎだろこの爺さん。
てか南雲はこの状況でまだ有月の中の赤尾に固執してるの、想像してたよりもかなり湿度高いな……
赤尾への思いだけじゃなくて「あの青春時代」への思いみたいなのもあるだろうから分からんでもないけど。この作品の懐玉・玉折みたいなもんだし……
偽物だと頭で分かっていても思わず……みたいなね。
後半は本気出して細くなった坂本!!vs篁!!
スケールとスピード感がすごくてめちゃくちゃ見応えある〜〜!!
篁さんがバス足場にして戻ってくるところ好き。
ずーっと化物化物とは思ってたけど、最後のページで博物館だった瓦礫を背景にこっち歩いてくる絵面マジで化物で笑っちゃうわ。
なんか最後は楽が復活しそうな兆しを見せてるけど、この戦いで楽来ても盛り上がるのか……?

○読切 仮面奇譚テオ

『仄見える少年』の後藤冬吾先生・松浦建人先生コンビの最新作!
19世紀のヴェネツィアが舞台。
仮面をつけた主人公のテオとワトソン役でヒロインのエレノア巡査が、石化事件の謎を追うというお話。エレノアさんおっぱい大きくて良い。
全体的にやっぱり松浦先生絵めちゃくちゃうまくて漫画としても見やすく良かった。
ストーリー面でも、ヒロインが犯人か……!?と一度思わせてからの弟が犯人という二重底になってたのは意外性作る意識を感じて好きだったな。
ただ、主人公のテオは個人的にイマイチだった気がするかなー。
仮面で表情が見えないぶん濃いめの味付けのキャラじゃないと印象に残りづらいと思うんだけど、正直どこかで見たことある飄々タイプ主人公の域を出なかった。
「人狼の仮面」も、仮面といえば人狼……ってほどの主人公に据える妥当性があるようには思えないし、「月が見たものを見せてもらう」とか顔から剣が出るのとか、特に見栄えする部分ほど納得感が薄かった印象。
人狼って言ったら超パワー超スピード嗅覚聴覚とかそんなんイメージするよね。
仮面を取ったら化物ってのは驚きもあって良かったけど。
「○○の仮面」って設定は、どんなのがいるんだろうとかどういう仮面なのかとか想像膨らんでワクワクする良い設定だなって思った。そこからの「人間の仮面」で元に戻るための旅ってのも。
連載できそうな要素は一通りあるけど主人公だけもう少し何かが必要かもな。

○カグラバチ 31話

センターカラー!
絵もだけど全体のデザインが昭和の映画ポスターっぽい感じ。
「確殺滅殺一撃必殺!!憤怒の炎に焼かれて死ね!!」
クソバカフレーズすぎる。
てかしれっと柴さんの下の名前判明してるやん!?あなた、登吾っていうのね!
本編
父の仇、毘灼の統領登場……!
親父殺害の首謀者って言ってるけど回想シーンでの男とは風貌が明らかに違うので計画犯と実行犯みたいな感じだろうか。
チヒロは明確に動揺してるな。仕方ないけど。
対して統領はひたすらクールで余裕で、妖術を使いすらせずにチヒロを圧倒。格が高い。(その木の壁は妖術じゃないの?)
進行していく楽座市とチヒロたちの様子が交互に描かれて……この細かい切り替えで同時刻の出来事を表現する感じすごく映像的だ。
さりげに京羅さん襲撃者返り討ちにしてる。自分でやったんだよねこれ。ほんとに濤いらんやん。
拘束されつつも問いを投げかけるチヒロ。なぜ真打を出品したとか目的は何なんだとかいろいろ口から出るし頭の中でもすごい色んな事をグルグル考えるけど、一番心の底から出たように見える問いは「なんで父さんを殺した…!!」なんだよな。チヒロのこんな必死で悲痛な表情初めて見た。
統領曰く、その答えは「何もかもこの俺が真打を振るうため」。何もかもって言ってるし、親父を殺した理由だけでなく出品とか目的とか全ての答えがコレなんだろうな。
現状まだ真打の能力がわからないから、更にその奥の「真打を使って何がしたいのか」が分からないんだけど、チヒロが以前真打はもう誰にも使わせてはいけないって言ってたようになんかどえらいことになるんだろうなって感じ。
チヒロ、これまでは頭の中で色々な考えがぐるぐるしてたけど、「ゴチャゴチャ考えんのやめやめ!どの道全員ろくでもない奴らなんだから!」に最終至ってるの冷静に考えたら雑でちょっと面白かった。
拘束された上で聞きたくもない話を聞かされバチギレチヒロくん。
刳雲について「まだ使い始めて間もない」って言われたのを「違う」「ずっと側にいたろ」とするのは、チヒロと親父の過ごした日々を踏まえてここからさらに刳雲が力を発揮することに説得力を持たせててめちゃくちゃ良かった。そして
「鳴(めい)」
「六平(おれ)の所有物(もの)として死ね」
「千(ちぎり)」
かぁぁぁぁぁっこよ!!!!!
六平(おれ)の所有物(もの)て。夢小説かジャイアンでしか聞かないだろ。なのにこんなにカッコいい。
(チヒロの夢女は普通にめちゃめちゃいそう)
千(ちぎり)、シャル救出の際に涅でやってたやつだね。小さい攻撃をたくさん繰り出して手数で威力を出すやつ。それの刳雲版かあ。アッツ……
ここまでの刳雲の使い方は雷撃だったり高速移動だったり双城の使い方と大差なかったんだけど、千はチヒロオリジナル技なので六平(おれ)の所有物(もの)感がいっそう強い。
会話中心の回だったもののしっかり最後にはキマった絵面をお出ししてくるんだよなー。次回もかなり楽しみ。
ただちょっと思ったのは、2週連続センターカラーって2週目に大盛り上がりを持ってきたいのが普通だと思うんだけど、今回は1週目が合併号でリアルタイム2週間空いちゃうのがアンチシナジーだよなーって思った。
2週空くとどんだけ盛り上がっててもまあまあクールダウンしちゃうからな。難しいよね。

●願いのアストロ 3話

世剣組本部を奪還、新キャラ・頼れそうな大人の銀次さんが登場。
銀次さん曰く世剣組の13人の兄弟がそれぞれ拠点を持って……いわゆる陣取り合戦的な話になっていきそうな予感。
テラスが第12養子だから4・6・7が紹介されてないね。なんでだろう。
で、この戦いで有利に立ち回るためにテラスが持ち出したのは……拳銃。
「わかってんのか!?ソレ使ったら戦争だぞ!?」
言いたいことは分かるけどそれ言い出したらアストロもどうなんという話はあるよな。
ビル吹っ飛ばす拳を人に向けるのもアカンのではという話にならない?
考えの違いによりヒバルとテラスが決闘する展開に。
ヒバルの拳を盾のアストロで受けるテラス。
これテラスもアストロ持ってたから良かったけどそうじゃなかったら超ワンサイドゲームだったよな。
てかテラスの能力もっと勿体ぶるかと思ってたのに意外とヌルッと出てきたね。盾の能力ってことは1話でビルの下敷き免れたのは本当に愕然窪みがあったからなのか。
ヒバルが銃を持ち出したくなかったのは、今でも兄弟たちが好きだから。
なんか兄弟たちはヒバルを敵視してそうだったけど、ヒバル的にはそうなんだね。でも単純にぶっ飛ばして終わりよりはこっちの方が面白そうかも。
最後には10番目の養子、クランを仲間にするべく池袋へ。
正直1話見て想像してたよりこじんまりとした印象なのでここらで派手にやってほしいな。

●夜桜さんちの大作戦 224話

太陽と草助の共闘。
旦たちの船・べひもすに向かった二人を迎撃するのは旦家次男の三(みつ)。律儀に声かけてきたり自己紹介してきたり、
「親父や兄妹を傷つける奴はぜーったい許さん!」
ってセリフだったり、とにかく純粋でアホな感じなんだけど悪い奴ではなさそう感がすごい。
旦のことを信じてるというか、本気で自分たちが正しくて夜桜が悪者だと思ってるんだろうな。
そこに他の旦家も集合。なんかゴリアテの色違いみたいなやついる……しかも複数……!
ここで再び旦との対話。
「夜桜を巡る内輪の戦いに無関係の血が流されている」
夜桜兄弟が大人しく従わないからこうなってるんだぞとでも言いたげな言い方で責任転嫁も甚だしい。
そこに流れてくる四怨と嫌五のアナウンス。
「夜桜大解放祭り(スーパーヨザクラフェスティバル)」……ネーミングが嫌五センスすぎる。
内容はこの戦いに参加してくれたスパイには豪華報酬が!というもの。
要は、モブが内輪の争いに巻き込まれてかわいそう→なら巻き込まれて嬉しくなるようなインセンティブを作るぜ!ってことで、逆転の発想で賢いし面白いな~。
みんなノリノリでまさにお祭りって感じだし、一気に楽しいイベントになった。
……って、Iカップ星条旗ビキニガトリングガンスパイ!!Iカップ星条旗ビキニガトリングガンスパイじゃないか!!久しぶり!!!
その後は一気に空気が引き締まりバトル。
余裕こいてた三の背後から気配消してた草助の一発!そこに本命の太陽の強力な一撃がクリーンヒットとしっかりバトルでも気持ち良い展開出してきた。
ゲーム化したら絶対太陽草助コンビの合体技これじゃん。
「第二次夜桜前線最終章 開始」
開花の瞳で締めるのカッコいいねえ。
これは作品的にも最終章と捉えていいのだろうか。

●ウィッチウォッチ 154話

みんなが何かしらの「心」を失っているので何を失ったか推理する回。
例をやってくれる役、前まではカンちゃんがやってたんだろうけどバンがこういう役回りをやれるようになってカンちゃんが参加者側に回れるのは良いね。
「皆さんも一緒にお考えください」
色々考えては見たけど当てるの無理だこれ!
ニコは幼心、ケイゴは関心、モイちゃんは内心。……ときてミハルは良心。 
ぶっちゃけ日頃の行いのせいで違和感なさすぎたわ。
さらにケイゴが失っていたのが実は関心でなく重心であったことも判定。グニャグニャだし喋れないし地味にかなりきついな……
そしてカンちゃんが失っていたのは「こころ」という文字………わかるかい!!
全員判明したので元に戻れるぜ……となったあとモイちゃんだけが思ったことを言っちゃうままで……
結果本当にモイちゃんが失ってたのは「火の用心」だったと。
じゃあ魔法解除の時は5つの心のラインナップ間違ってたってこと?それだも解除自体はされるんやね。

●アンデッドアンラック 205話

ニコ覚醒!!の前回の続きから。
ランゲージの「Gae borg→Gungnir」に対しニコは「Railgun→Nuclear rocket」で応戦。
ランゲージは神話とかに出てくるロマン武器でニコは科学兵器っていうワードの選び方にもしっかりキャラ性を持たせてあって、なおかつちゃんとどちらもしりとりしつつ高火力なのすごい離れ業だよな。どうやって作ってるんだこれ。
あとニコの返しが即答レベルの速さなのも覚醒前との違いが分かりやすくて良い。
その後はサイコポッドでサンとルナを細切れに。「方眼 5×5」めっちゃカッコいい。
さらにニコの先攻で繰り出す言葉は……
「十善戒(TengoodPrecept)」
ウズベク語って何!?どこの言語!??(ウズベキスタンらへんらしい)
でも十善戒は聞いたことあったな。「汚い言葉を使ってはいけない」を意味する「不悪口(ふあっく)」がおもろすぎたので。
で、その十善戒で何をするかというと……「不妄語」による尋問……!!
死理取りを利用して情報抜こうとしてる……!!これまた今までと違う「それアリなの!?」って感じの使い方出てきた。
それを見てソウルさん、「警戒すべきは…不忘だったか…」
ここ「いや不老だろ」ってめっちゃ言われてて笑った。まあソウルさんがコレ言ってる段階ではまだ復活して真の強さ発揮してないし…….
ランゲージから引き出した情報、要はループ前と後の魂は同一人物で確定ってことか。
直後、ボロ泣きする風子。
確証のない中で、それでも自分を奮い立たせてこれまで突き進んできた風子にとって、この情報が確定することがどれだけ喜ばしいか。わざわざ1ターン使ってこれを引き出したニコ、粋だな……
直後に「ニコさん…記憶が…」
って言ってるからニコが不忘に目覚めてしまうのを止められなくての涙という説も見かけたけど、わたしは嬉し涙派だな。
前ループの裏切りの記憶もあるので「死で償えるならそうしたい」と言う一方で、そんなことしても何も風子のためにならないということも分かっているので「なってやるよ この不忘を持ったオレのまま 今までのループで一番幸せにな!!」と風子の想いを叶えることで報いようとするニコ。
現ループ最初に「信頼ってのは減るんだ」と風子に説いていたニコの「あれだけのことをして 多くの信頼を失っただろうに」は実感が伴うな……あんなことがあったのに最初に誘いに来てくれた風子がどれだけありがたいかっていう。
と、ここでイチコとファンを蘇生!!
さっき追加したウズベク語の語尾より、
「Reahimatsiya(蘇生)」!!
なんて発音するかすらわかんねえ……!!てか意外とアッサリ復活したね!?
これに対するランゲージは
「生太刀(いくたち)→チャンドラバース」。やっぱ神話に出てくる武器とかがほとんどだな。
それを凌ぐファン………凌ぐどころか、サンとルナ撃破してついでにランゲージにもダメージ入れてんだよな。マジでなんなんだこいつ。
大激怒するランゲージ。まあ念願の再戦と思ってたらよく分からんセクシー暴力おじさんにめちゃくちゃにされてそりゃ苛立ちもするわな……(そこじゃない)
「たかが100年も生きれぬ生命」って言われてるけどよりによってファンは何百年も生きれるし……
ニコがイメージに確信を持てるのは、これまでの100回のループでのみんなのイメージを引き継いでいるから。
特に幸せのイメージ……
「オレはこいつと結婚する 子は一人 名前はミコだ」
………ここで突然のプロポーズ!!!
堂々と言い放ったのカッコいいなあ。
イチコは子供の性別ネタバレされたの気にしてるけど結婚することには一切の抵抗も疑問も持ってないんだね。「当然」って感じがして良いね。
「仲間になった皆が生き残り全ループの中で一番幸せになる」
まさにいま全ループの中で一番強くなれて超〜幸せそうな男が映り込んでるの笑う。
「皆のイメージ一つ一つがオレのイメージを確定させる」
前ループニコがランゲージに勝てたのは知識量もあるだろうけど不忘によりイメージが強固だからってのもあるかもね〜って以前の感想で言ってた内容は概ね合ってたんだけど、それをアポカリプスで今ループでもやって、しかもみんなの記憶の蓄積を引き継いでるからこういうアツさを出してこれるのは予想のはるか上を行かれた感じするわ。気持ちえ〜!
そしてフェーズ2に戻ったランゲージが最後に繰り出してきた言葉は
「超新生爆発」……!!
(たぶん超新星爆発の誤字だと思う)
ここまでさんざんすごい単語を出し続けてきたけど、今までで一番"どうすんの感"がすごい。
「科学」の分野における1単語での最強火力だよなこれ。
自分もろともニコを処理するための捨て身の自爆ってのも、ランゲージの上位十理としての誇りをかけた特攻にも見えるし、思いっきり失恋したことによる無理心中にも見えて二度おいしい。
ランゲージ、歴代UMAの中でもかなり味わい深い良いキャラだなあ。でもメガネは帰ってきてほしかったなあ。
それにしてもマジでこの状況どうやって切り抜けるんだろう。
今までと違ってファンがぶっ壊せばOKってワードでもないからな。ファンは無事でもイチコニコは爆発で死ぬし(なんかファンは爆発食らっても死ななそうだよね)。
個人的予想としては「No game」でこのゲーム自体が強制終了して引き分け、否定者もランゲージも全員無事!とかあるんじゃな〜い?……って思ったけど、課題でランゲージ討伐しなきゃだしちょっと辻褄合わないか。
まあ死理取りさえなくなればランゲージなんてファンがボコボコにして終いなんだけどそれ絵面ヤバすぎるしな……

●キルアオ 51話

十三vs陽一郎最終局面。
銃での戦いでは決着つかないってんで殴り合いに。
「武器は攻撃方法が限定されて逆に読まれやすい」……そうなん……?
十三の顔面に一髪入れて陽一郎、
「家族を待つ(持つの誤字?)人間は!守るものを持つ人間は強い!それを手放してしまった人に負けるはずがないでしょう!」
主人公みたいなこと言ってる……
バスごと中学生焼き殺そうとしといていけしゃあしゃあと……
その後は……なんか勝った十三。
工夫とか意表を突いたとかでもなく、今急激にパワーアップしたとかでもなさそうでマジでなんで勝ったのかわからないからモヤモヤしちゃうな。
無事に家庭科部救出できたのは良かったけどね。
これにて一件落着。
陽一郎のインパクトが大きくて忘れてたけど獅童のエピソードだったんだよなコレ。

○逃げ上手の若君 155話

端午の節句のお祭り!読者の世界と時候がシンクロしてる。
宴だァ~~~!!!!って思ってたらアオリでまさにそれ書かれてて笑った。やっぱジャンプで宴つったらワンピ連想しちゃうよね。
薬玉とか菖蒲の酒とか、サブタイ通りに文化を紹介。
中盤は風林火山のくだり。
「諏訪明神の信者がいつかそれを見れば 余を理解する大軍略家に化けるかもな」
武田信玄がこの旗を参考に風林火山を掲げたという説があるから。特級呪物と呼んでるのはその武田家に諏訪家が滅ぼされる&その後武田家も滅ぶかららしい。曰く付きすぎる………
川では「曲水宴」。雅な歌を詠むどころか結局殴り合いになってる……最後には石合戦もやってるしどいつもこいつも血の気が多いな!!でもこれも文化と言えば文化なんだよな。
序盤で少し話に出ていた時行から顕家へのおやみげは奥州産の新巻鮭。普通にめっちゃ美味しそうだし顕家の人生を鑑みてのおやげみでマジで気の利いた品だ。こら顕家卿の好感度もうなぎ登りよな。特に直前まで情趣もへったくれもない連中と戯れてたから余計に沁みそう。
酔って頬染めてる顕家と、付き従い仕える時行……なんか……えっちですね………

○僕とロボコ 183話

ボンドのパジャマ、なんで「ジャンプ」の「ジャ」の部分だけがこんなに……?
ロボコが自転車に乗る練習をする回!
ページめくったらキン肉バスターになってるの、絵面の派手さと「そうはならんやろ」度の高さで笑っちゃった。
「大和撫子七変化」も笑ったし。
ツボネの能力、あんな変身するってハンタの中でもなんか異様だよね。
どうしてここまでして自転車に乗れるようになりたいか……それは自分のせいでツーリングの予定がなくなりそうだったから。
ロボコはボンドのために自転車乗れるよう練習してるしボンドもあくまでロボコのために練習付き合ってあげるという双方の優しさ。
この作品らしいあったかさと馬鹿馬鹿しさが両立された回だったな。

○グリーングリーングリーンズ 21話

藤堂ちゃんから。ノースリーブあざといぜ。
1ページに「※」3つもあって笑う。
てか「折り返し地点の」を「全18H中の」にすれば1個減らせたやん!
本題は王賀さん。
珀が"気づく"まで本当に少しずつ違和感を感じていってる描写うまいな。
「ありがとうね 八枝崎君」
の王賀さんのいっぱいいっぱいの表情もすごい。こんなん何か変って思うよな。
「オーバーワーク」だったり右肘押さえてたりこれまでにも伏線はいくつかあったのか。気づいてなかった。
「……大丈夫か? 痛むか?」
ついに声をかける珀。王賀さんを止めたいけど止められない……
「ほら 最高」
のマジで痛み堪えて精一杯強がってる表情、良いな……
「俺に……出来る事はある?どうすれば楽にプレーできる?」
「なんだってするよ どうにか俺にその痛み移せ今すぐ」
止めても意味がないということまで分かっているので最早止めないけど、心の底から王賀さんを心配しているので自分のことのように歯を食いしばって苦しんでる……ここも表情が良いな。本気度が伝わる。
痛みを移すなんて当然出来るはずないんだけどこの珀の言葉で王賀さんの心は間違いなく軽くなったんだろうなという感じがする。
よくある流れだと王賀さんを止めるためにもっと食い下がったり口論したりしそうなもんだけど、そこでまだるっこしい事言わないのはなんか現代の漫画って感じだね。
とはいえ怪我してるのに続行してるのは褒められたものではないので大会終わったあと水沙プロあたりからの怒られ描写はあってほしいな。
最後には最終ホール。次回冒頭では決着がついてそう。

○鵺の陰陽師 48話

冒頭食事中の双斧さん。
「あっ今日チートデイ?こだわった料理作ってんじゃん 囚われの身で」
なんで煽った鵺さん!?
てか双斧とんでもない量食うんだな……
結果として鵺さんも一緒に食ってるけど、これ元々は一人で全部食べる予定だったんだよね?
メンチカツ?の山にラーメンに炒め物に汁物に山盛りご飯……双斧のガタイ的には納得感あるけど。
学郎の修行相手になる双斧。
「よろしくお願」を開始の合図として0秒で投擲攻撃してくるの容赦ねえ〜!
さらに双斧は鎧のような霊衣──霊殻というらしい──に変身。兵一っちゃんのもそれか。甲縛式オーバーソウルみたいな感じか?
兵一っちゃんのはカッコよかったけど学郎のがダサくならないか心配だぜ。
意外にも立ち上がってくる学郎の成長っぷりを見て、思わず育てたくなっちゃう双斧。あれ?意外とチョロいな双師匠……!?
中盤には陰陽寮へと出向く鵺さん。
ポニテとドレス美しくてええですね……
おみやげ持ってるコマの……ケツ!!
やっぱり学校以外でも顕現可能になってたんだ。そもそも「依代(学郎)を中心に」ってのも初耳かも。だから美執村でも登場できたのか。
車に詰められる鵺さん、両サイドの圧がすごいせいでギュムってなってて、腕の位置胸元で固定なのかわいい。
感知の専門家の「微粒子1粒でも気配があれば見逃すことはありません」、でもこないだ事務員として1人潜伏してたしな……って思ってたら運転手にも1人潜伏してんじゃん!!やっぱ感知部隊ザルだって!!!(ってよりこの場合はレベル4たちに何か秘密があると考えるのが自然か?でも鵺さんは気づいてるっぽいんだよな)
終盤は修行を終え周防先輩の元に戻る学郎。
何か涙とか指輪とか見ちゃってわちゃわちゃなってたけど、「お風呂沸かしたから先入ってきな!」はこないだ学郎が周防先輩の後に入ったの気にしすぎてたくだりを踏まえてる感じするな。
その後も周防先輩はなんか精彩を欠いててやらかしやらかし。こりゃさすがの学郎もツッコみますわ。
てかあらためて見てもこの同衾スタイルドキッとするな。エッチ……すぎんだろ……!
周防先輩が慕っていた隊長というのがなんとかつての許嫁。前回では死んだとは明言されてなかったけど、今回でハッキリ「死んじゃって」って言われて確定したね。
わたしには分かる……この許嫁きっとどことなく学郎に似てますよ……間違いない……
で、周防先輩はその許嫁を喪ったのと同じように、また大切な仲間を失うのが怖い……と。
その周防先輩を、手を握って励ましてあげる学郎。手を握ったら励ませるというのも、「怖いんで 少し手を握っててもいいですか?」というセリフも、両方代葉ちゃんから学んだことを活かしてるねえ!
そして周防先輩ったらやはりヒロインレースにおいて最強なので、代葉ちゃんの影響であることにも気づいとります!!まあ一緒に寝てたの見てたしね!
そこまで全て分かった上で「いいよ 今日はこうやって寝よ?」と攻勢に転じてくるの、「つ、強〜〜っ!!!」ってなった。やはり周防先輩はヒロインレースにおいて最強……
でも学郎の発言、「怖がってるから手を握ってあげる」じゃなくて「俺が怖いので手を握りたいんです」という形にするのは負い目を感じさせない細かい気配りが出ている感じがして好きだな。

○Dear Anemone 11話

ロベリア戦後。
忍び寄る足音は埜色。
さっさと合流してくれるのはいいね。
しかも早速会話の乏しいパーティでしっかり賑やかしてくれる役割を始めてくれた。彼が一度も脱落せずずっといてくれていれば……
研究データという当初の目標は達成、しかし鉢植は善生くんを探すため残留。埜色もついてきてくれて優しい。
女性陣は……「私は安全な方についていきますよ」って言って鉢植たちと一緒に来ないの!?ってなった。
どう考えても黒川さん視点無能力の皆月さんについていくより鉢植についていく方が安全でしょ。
そこからは新ヒロインの海月ちゃん登場。か、描き分け……
分かりやすくテコ入れだな〜とは思うけど、埜色合流といい海月ちゃん投入といい、変えていこうという意思を感じられるのは良いことだと思った。
海月ちゃん本人も「…変わらなきゃ…」って言うてます。
「本物の華」の座を奪われてピキってるアネモネさんおもろい。

◇次号
週刊少年ジャンプ24号

表紙&巻頭カラー
新連載 さいくるびより
昨年の金未来杯『ほうきの狩人』の小林先生!たまにあるなぜか優勝した人より早く連載始まるやつだ。

センターカラー
キルアオ
新章?あらすじフワフワすぎる。
このタイミングでセンターカラーってことは周年カラーは無い……のか……?

夜桜さんちの大作戦
アニメやってるからカラーペース高めなのかな。

カグラバチ
2連続センターカラー第2弾!
ふ く し ゅ う び よ り じゃないのよ。

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