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【#WJ39】週刊少年ジャンプ2024年39号感想【寿司いくら】

アンケ1:アンデラ2:逃げ若 3:鵺の陰陽師


ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!
↓配信アーカイブ

●呪術廻戦 267話

表紙
虎杖vs宿儺!
本編の内容通り……と思いきや宿儺が神武解持ってるし虎杖は左腕壊れてないしそこそこ嘘だなこれ。
別にそこ嘘つく意味なくない!?ってところが嘘なのもなんか芥見先生っぽい。
巻頭カラー
メイン4人が頭に犬を乗っけてるイラスト。かわいい。
フジファブリックの『CHRONICLE』というアルバムのジャケットをオマージュした構図らしく、巻末作者コメント的にも確定っぽい。
元ネタで五条の位置にいるのがギターボーカルの志村正彦さんで、五条と命日・享年が一緒ってことでなんか色々物議を醸してるらしいけど……正直偶然だろって思うな……
芥見先生こういう類の変な仕込みはあんまりしないイメージ。
本編
入れ替え修行中の五条と乙骨。
1コマ目から乙骨が絶対やらない表情で笑う。
御廚子をコピるために宿儺の最期の指を取り込もうとする乙骨……しかし五条は"熱"を理由にこれを拒否。
代替案として宿儺の術式が刻まれている虎杖の指を摂取するという話に。だから先週ラストで虎杖の指欠けてたのか。
反転術式で生やしなおしたら呪術的価値が0になるって設定もなんか説得力あって好き。
回想明けは戦闘。
乙骨が条件を満たすのに使ったのは虎杖の指。
ってことはラスト1本は何に……?
「彼女が目覚めてから半刻も経っていないことです」
彼女………!!うわうわうわ………!!
「喜べ男子ども」
きたあああああああああああああ
復ッ活ッ 釘崎野薔薇復活ッッ

第一声が初登場時のセルフオマージュなのめちゃくちゃ滾る。
二次創作で1000回見た眼帯野薔薇だ……!!メカじゃないんだね
最後の宿儺の指を使ってブチ込まれる共鳴り!!!
五条が言ってた"熱"ってこのことだったんだなあ。
釘崎復活に五条がそこそこ大きく賭けてたという事実も結構アツいよね。
てか宿儺に超遠距離からめちゃくちゃ有効打になる攻撃を入れられるって芻霊呪法強すぎるな。
「オッパッピーだよ馬鹿野郎!!」
死んだと思ってた奴が生きてた時のセリフと言ったらやっぱオッパッピーだよな………!!
ここで共鳴りのエフェクトだけで虎杖が気づいて涙ぐんでるの好き。そりゃ泣くほど嬉しいよなあ……!
釘崎が作った宿儺の隙を狙い「解」をクリーンヒットさせる虎杖!
そこからさらに泥臭い殴り合い……の中で輝きを放つ逕庭拳!!
この終盤で初期も初期の必殺技も活躍するの激アツ。忘れたころに刺さるんだこの技……!
そして、
「宿儺 決着をつけよう」「廻る呪いに……!!」
「黒 閃」!!!
タイトル回収しながらブチ刺さる一撃!!!
あまりにもカッコよすぎる気持ち良すぎる。
これは流石に決まっただろ……!!
いやちょっとマジであまりにも激アツすぎる回で夜中に叫びそうになってました。
最高。

●あかね噺 123話

冒頭樫尾さんからの志ぐま師匠の高座。
見開きでの志ぐま師匠の正面ドアップ、これだけで格と凄みが感じられるのシンプルな画力の為せる技だ。シワや影の1本1本にすら深みが宿っているような。かっけえ……
あかねの高座の時とかは読者が噺の内容を想像しやすいようにイメージ映像が出てきたりするんだけど、志ぐま師匠の高座では逆にそういう演出は一切なし。純粋に正面から高座と志ぐま師匠を描くだけの超シンプルな構図。
でもシンプルがゆえに圧倒的な実力を感じられるというか、表情と仕草だけで本当に情景をイメージできちゃうんだよね。
気の強い女房の時とうだつの上がらない亭主の時で別人レベルで表情が違うんだけどそれでも顔のつくりはちゃんと同一の人物だと認識できるの表現力すごすぎない??
これは実際の上手い落語を聞いた時もこうだと思うんだけど、音の無い漫画という媒体で絵の力でそれを感じさせてる馬上先生すごすぎるな……
音が無い代わりにコマ割りがあるのが漫画で、松の木を見上げるくだりではヒキの画にすることで木の大きさを感じさせてる。こういう小技も上手い。
そして見開き。
「死神だよ…」
黒が強めのリアルな背景から明らかに浮いている死神の姿、その違和感で初見本当にゾッとした。不気味すぎる。
デザイン自体は水木しげる風味なデフォルメ強めのコミカルなデザインなんだけど、それがかえって世界に馴染まない異質さを感じさせてきてる(配信で教えてもらったけど妙にリアルな背景と馴染まないコミカルなキャラというのがそもそも水木しげる風らしい。調べたら確かに背景ものすごかった)。
てか高座聞いてる連中はいきなりこのビジョンが見えたってことでしょ……?怖すぎるなそれ……
客を飲み込む噺としての説得力がありすぎる見開き。ひれ伏すしかない。
さらにその後は冒頭から繋がる樫尾さんの補足。
事件の報告書のような形で語られるのが恐ろしさを際立たせる。
火災報知器が鳴り響く中でも客を釘付けにする落語……
「落語で人を殺せる」
芸の極致であることを一発で理解させる逸話だ。500人殺しってそういうことか。
実際今週の表現だけでもその逸話に見合う凄みが感じられたからバシッとキマってるんだよな。
志ぐま師匠の高座、始まる前からハードル上がりきってたけど全然超えてきそうだなこれ………
今週かなり最高の回だったけど、
×2021年 ○2001年
×火炎 ○火災
とか誤字が多かったのだけ勿体なかったな。写植と校正の人しっかり!

●ONE PIECE 1124話

冒頭、ビビとモルガンズ。
ビビとことん強気だなー。
匿われてる身の上でコレなんだからすごい。
ワポルが言ってることが正しく見えてきちゃうもんな。
場面は移りルフィたち離脱後のエッグヘッド。
ジョイボーイの覇気で戦桃丸と黄猿は気絶してないの流石だねえ。まあ戦桃丸も中将よりは格高そうだもんな。
黄猿と赤犬の問答。
「甘ェ仕事しとりゃせんじゃろうのうボルサリーノ」
「疑うヒマァあんならよ!!てめェの目で見に来いやクソガキ!!!」
赤犬的には軽口というか、旧知の仲のベガパンクをちゃんと黄猿が始末できたかちょっとせっついたくらいの気持ちだったんだろうけど、滅私の心で自らの手で親友を殺したばかりの黄猿に対してコレはまあ配慮が足りなかったと言わざるを得ないな……
黄猿、ずっと飄々と"どっちつかずの正義"を貫いて感情が表に出てなかったけど、ここに来て今までで一番感情が出て人間臭さを感じさせてきた。
赤犬が謝罪するのも、それに対して「今更」と言うのも渋みがあって良いな……
てか尾田っち、おでん・くまの後は黄猿ッスか……
後半はルフィたち。リリスの起床から。
「お前どの辺が「悪」なんだろうな」
いやほんとそれ。
「欲」を別個に切り離してるからタチの悪い悪にならなかったって話なのかな。
そもそもベガパンクが善性の高い人物だったから悪性を切り離してもそんなにだったっていうのもありそう。
ベガパンクを救えず落ち込んでるルフィ。
確かに約束守れず死なせた奴がいるのに楽しく宴はできないわな……
でもそこにリリスがやってきて、
「早い話!!みんな生きておる!!!」
おお!??
これ要はパンクレコーズは壊れてないからバックアップから復帰させられるみたいな話なのかな。でも人間としての肉体は死んでるから「お前達の概念」では死んでる、みたいな。
ラストには元気になったルフィと巨人たちで宴!
「さっきやった乾盃はいい!!」
って言ってたのに最後
「ウオオ乾盃ィ〜〜!!!」
なのめっちゃバカで良いな。
これはいよいよお次はエルバフ到着かな?
アニメだと今回と次回の間にめっちゃアニオリ挟めそう。

●SAKAMOTO DAYS 179話

坂本vsトーレス。
冒頭の問答、リアルなギャンブル狂いが言いそうな屁理屈だな……「勝ちの途中」とか。
で、今回はガッツリ戦闘。
トーレスの武器はサンドブラスト。
銃弾は高いからって言ってるけどサンドブラストの中身は高くないのかな。
圧縮空気と砂だからメンテ代と電気代くらいなのか?
モノレール?の床を丸ごと削ぎ落とすのダイナミックだなー。
「ギャンブルってのはな…(中略)お前……運に身を任せすぎだよ」
ここまで説得力無い持論ってのもなかなか無いな……
最後に一矢報いるものの、そもそもサンドブラストまともに食らってる時点であそこでトーレスが本気で殺す気なら死んでたわけで、まあ確かに今回は坂本の負けだなあ。
子供を助けてたとはいえ、それの有無くらいで勝敗変わる感じでもなかったし。
トーレスさん、思ったよりちゃんと強かった。

●僕とロボコ 198話

麻雀回。
サカデイでめっちゃギャンブルの話してからのコレだったのでちょっと笑った。
少年誌で麻雀の話する漫画、なぜかちょこちょこあるけどメイン層の少年たちには絶対伝わらんのよな。麻雀って注釈だけで理解させるには複雑すぎる。
ドラの説明の中の「1翻」にさらに説明が要る。
でも「決め打ちの犬近」「似非関西弁クソ鳴き虫二年目」とかのそれっぽさで笑った。あとそのガタイなんなんだ。
あと「パン!」もよかったね。
「確かにあれは「パン」か」「くっ…」
じゃないのよ。
四関節でアガるのもインチキすぎたけど「じゃあなんで…膝をツモった時に止めなかったの?」がちゃんと痛い指摘だったからなんか正当に思えちゃう感じがあったし、
「人の信念までも曲げてしまう まるで関節のように──」
がやかましすぎて好きなオチだったので全体としては結構好きな回でした。

○悪祓士のキヨシくん 9話

センターカラー!
構図がなんかカッコよくて良い扉絵。
これまでのカラーがなんか赤がちだったので青っぽくまとまってるのも雰囲気変わって良いね。
でも棺くんこんな扱い良いの!?とは思ったよね。けっこうガッツリライバルポジ扱いなのかな。
本編
冒頭はネハンとジャック=ジョーの話。
この2人も地獄門のスタッフに加入……
もともとネハンくんはバイト戦士って話はあったので自然に飲み込める。
お次は悪祓士周りの設定の説明。
免許とかランクとか。
こういうのあると色々わかりやすいよね。
さらにはキヨシくんの大目標も決定。
「決めました オレ…」「最高位悪祓士になります」
これまではキヨシくんが最高位目指す理由がキャラ的にイマイチ無い感じだったけど、先週までの聖剣さんの件を思うと納得感ある。
縦軸できていいじゃない。この漫画やっぱやるべきことしっかりやってくれる手堅さがあるんだよなー。
後半では事件発生。
奈落市に3体の上級悪魔が!
キヨシくんと熾木さんで2体としてあと1体はネハン&ジャック=ジョーで倒すのかな?
とか思ってたらキヨシくんが速攻で3体とも倒した……!!そういえば彼最強なんだった……
しれっとネハンの発言でタイトル回収もしてる。ここでするよりもっと良いタイミングあるんじゃない!?
最後には"悪魔の狂想曲(ブラックパレード)"なる意味深ワードも登場して良いヒキ。
センターカラーのタイミングで1話完結の話、しかもキャラクターも紹介して「この漫画はこういう作品ですよー」も見せて、縦軸も打ち立てる完璧な運びだったな。

○カグラバチ 46話

次にくるマンガ大賞
祝・次マン2024コミックス部門1位!!
2位に3倍以上の差をつけての圧倒的1位ということで凄すぎた。次のジャンプの看板は任せたぞ。
というか次週の表紙&巻頭カラー、1周年記念と銘打ってるけど話数的には若干早くて、それは次マン1位の発表にタイミングを合わせるためだったんすね。な〜るほど。
本編
柱合会議に引き出されるチヒロ。
とりあえず序盤は「DNA鑑定とかハクリの妖術とか手っ取り早い証明方法は今すぐにはちょっと無理です」ということでチヒロ自身が信頼を勝ち取らなきゃいけないシチュエーションのお膳立て。
ハクリのくだりで緋雪さんと多福が援護射撃してくれるの良いな。楽座市編を経て信頼関係ができてる。
神奈備のもみあげのおじさんはチヒロとは敵対のスタンス。
ことあるごとに突っかかって来るけどチヒロも「素性のことはこれ以上話したって無駄だ なんとでも言えるんだから」とか言い返したりしてて痛快。
「俺のことは素性じゃなくやってきたことで評価すればいい」
ここで緋雪さんが「そいつは悪党しか斬らない」と援護してくれるのもまさにチヒロがやってきたことを評価してくらてるからこそなんよなあ。
ハクリと多福がグータッチしてんの好き。思ってたより仲良いな。
とはいえ「妖刀は回収するとしてその後はどうする気なんだ」と聞かれて答えに詰まるチヒロ。ここでサッと適当にごまかしたりできないあたりはチヒロもまだまだやね。
そんなチヒロに対し殺る気まんまんのもみあげさん。
ハクリも仮面モードたまし薊さんも術発動しかけてるしかなり一触即発。
……とここで「慚箱"国獄"が……襲撃されました…!!」と緊急事態発生。
辺りが壊滅してる風景、温泉が流れてた水路が血で完全に染まっててエグい……
これに乗じて更なる交渉!
チヒロの真の狙いもぶっちゃけた上で、それでも「俺に賭けるべきだ…!!」
チヒロの真っ直ぐさと冷静さが存分に出てるやりとりだな〜。
そうしてラストにはとりあえず神奈備に採用されるチヒロ。
お互いに利用し合う形かな。
早速壊滅した国獄周辺で所有者と合流する流れに。
なんか変なWピースしてて変人ぽかったし、どんなキャラな気になるな〜。

○ウィッチウォッチ 168話

新キャラの幼女、チャミーのキャラ見せ回!
マジで知らんキャラがいきなり出てきて何が何!?ってなるんだけどビジュアルが良すぎるので全然興味持って読めちゃうな……
わたしがちょいちょい配信で言ってる「特に理由がないなら美少女で展開した方が得」ってのはこういうパワーがあるからというのもある。
最初はいわゆる生意気なメスガキキャラなのかな?って感じだったんだけど、意外とちゃんと良い子ではあるようで。そして何やら特別な力を持ってるっぽくてそれは一体……?というのが大きなフック。
倒れる大道具を支えた時は念動力かと思ったけどチンピラ撃退の時の挙動はなんかそれとは違うなって。
最後の最後にはニコと対面し、ここで能力のネタバラシ。
能力の正体は一般人には不可視の魔神……!
読み返してみると「今何か聞こえましたね 悲鳴…?」「友達ほしいですか」あたりのセリフはこの魔神、スランプさんのセリフだったのか。
少し不自然なセリフだったけどなんとなくスルーしてたわ。もう一人の存在は示唆されてたのね。
ニコと同じ小学校に通ってて、ニコの魔法の家庭教師になるという事なのでお話にもガンガン絡んでくるんだろうね。ええやんええやん。
すでに不知火先生より出番が多くなりそうな予感がしてるぞ。

○読切 どくどく

『アオのハコ』の三浦糀先生と、『仄見える少年』の松浦健人先生のタッグによる読切。
#春から大学生 の主人公・吉田(後の方のちっちゃいコマで一度だけ呼ばれてる)と、少し気になる可愛いお隣さんのお話。
一人暮らし始めてとりあえずハンバーグ作ってみるのめちゃくちゃ分かる~!
その他にも共通科目でだけ見る子とか徹夜レポートとか「大学生」の描写がリアルで細かくて物語に入り込んでしまう感じ。三浦先生やっぱこういうディティールで読ませる力強いよなあ。
そうしてお話に入り込ませてから少しずつお隣さん……小宮山ひなのさんとお近づきになっていく感じいいね。主人公に感情移入してそわそわした気持ちになる。
徹夜明けにベランダで語らうのとか青春すぎるな……
展示会で吉田が心惹かれた絵が小宮山さんの絵で、小宮山さん自体も主人公にインスピレーションを貰ってこの絵を描いてる……ってのも良かった。
そしてこの2人の今後を想像させるラスト。
ここで終わりかぁ~!と思わせられるあたり惹きこむ恋愛物語描くのやっぱり上手いな~。
「どくどく」ってタイトルは作中でキーワードになっている鼓動を表したものだったのね。
短いながらも技術が詰め込まれていて甘酸っぱい爽やかな読み味の良い読切でした。
これがお休みほしいから捻りだした読切ってのがすごいよな。
アニメ化作家ってやっぱ実力あるんだなあ……

○キルアオ 66話

冒頭、前回チラっと出てた新キャラの顔見せ。
でかい方はチャラくて腕っぷしが強く、メガネの方はお堅くて潔癖……と割と見た目通りのキャラ付けだ。ドクタペって略し方キモっ!??
中盤は第二回殺し屋会議。
カズマ曰く、この学校に「幻獣組希少種(ユニコーン・レアクラス)」なる新しい組が新設させるとのこと。めだかボックスの13組みたいな。外部からのスカウトもバンバンやるという話なので、これまでよりも色んなスペシャリストが勝負を仕掛けてくる展開を作りやすい土壌を整えてきた感じがある。
これまでは一人一人キャラ性に紐づけた決闘の動機の説明からしなきゃいけなかったからそこをカットできるのはテンポ向上しそう。
終盤では早速家庭科部に冒頭の2人が襲来。
デカい方は百目鬼甚太(どうめきじんた)、メガネの方は八剣聖(やつるぎひじり)という名前らしい。
さっそく決闘を挑んできたので受けて立つ十三……でも「ノレンの良さは外見じゃねえ」はなんかノレン厄介オタクみたいで若干キモくないか……!?良いこと言ってはいるけれども……!
2対2のタッグマッチらしいけど十三の相方は誰になるんだろう。順当にいけばシンだけども。

●ひまてん! 7話

いきなり新キャラの近衛真弓ちゃん登場。
「いつもひかえめなほのか」とか「二人と同中」とかすごい説明口調だな……
ほのかの秘めた思いとかもすごいポロっちゃうし正直初登場の印象はあんまりよくないぜ。
近衛さんの急用により叶さんと殿一にデートのチャンスが!
しかしこれをつい咄嗟にフイにしてしまった叶さん。それで凹んでひまりに相談……ってもうどこからどう見ても殿一好きじゃん……!!近衛ちゃん以外誰も気づいてないの……?!
終盤ではひまりに勇気づけられた叶さんが改めて殿一を誘う展開。
「元々興味なかったんだけどまゆに教わって好きになったんだ」
「だからさ… 私が家守君に教えていい?」
この誘い方めっちゃいい!!!普通にドキッとしたわ。これだよひまてん君……!!
最後にはデートでお互いおめかししてドキドキ……コテコテだけどしっかり甘酸っぱいね……!
いいぞ、このままアゲてけよ……!!
図書室でひまりが殿一の髪型整えてるのはちょっと色々ケア効いてなさすぎではとは思ったけど……!

●夜桜さんちの大作戦 239話

センターカラー!
先週期待してた通り開花春来フォームの四怨お姉ちゃん!
春火やらなんやらで全体的に白っぽい&背景も淡い紫なので健康的な肌の色が際立つ際立つ。
どえっち、とさせてください。
本編
開花春来、「全能なる四怨様」降臨!
扉絵とは異なりこっちは腋がスケベですね……
「断固としてあたしの趣味じゃない」
誰も信じてないうえに四怨お姉ちゃん直筆の仕様書まで暴露されるの笑った。
四怨お姉ちゃんはイジられ役で輝くな~。
その後は四との戦闘。
「混沌」の力であらゆる細胞あらゆる物質がバグる……けど、四怨お姉ちゃん元々の開花「分析」を併用することで四怨お姉ちゃんだけはバグを乗りこなせると。
相手にはバグってまともに操作できない状態を押し付け、逆に自分はバグを利用するRTAみたいな挙動で戦うってわけだ。
……なんかクソ強くね??ぶっ壊れじゃん……
結局戦い自体はそこまで苦戦せず圧勝。
「とらないで おねがいっ…」
「や やめてっ」
権平先生!!漏れ出すぎです!!!
てかよく考えたらまた四怨お姉ちゃんショタ?とマッチングさせられてるやん。(四って女の子だったっけ?)
最後には凶一郎。
なんとすでに出雲会長に圧勝。何ィ……!?
でも落ち着いて考えたら凶一郎が勝つことは分かりきってるわけだし先に結果だけ見せて後から中身を描く形なのかな。
でもそれだと七悪の戦いはさらに後回しか?

●鵺の陰陽師 63話

冒頭は輪入道の骸。から出てくるレベル4の仲間。輪入道を労う言葉をかけたりしててやっぱり意外とレベル4たちは普通に仲間意識なかなか強いっぽいな。
今回のメインは鵺さん&隊長たちvs儡脊。
「反重力か?」って言ってるけど多分反じゃない普通の重力だよね。
鵺さんたちは逃走の算段。
「一応儡脊を撤退させれば」のコマの鵺さん……おっぱいでっけ!!
「七ノ助」「洋七ぃー」のくだりは最初全然どういうことか分からなかったんだけど、「皇隊長が卦羽洋七隊長をわざと七ノ助って呼び間違えて、洋七隊長が(自分の名前は七ノ助じゃなくて)「洋七ぃー」って訂正してる」ってことか。複雑……!
そもそも霊衣(霊殻?)発動状態のイカつい洋七を洋七って認識できてなかったからめっちゃムズかった。誰かの式神か何かかと思ったわ。
皇隊長がさらに負荷をかけるのに対し儡脊は
「火車 30%だ」
なんかよくわからないけど隊長たちの態度も漫画の演出も圧倒的に空気が変わったのだけはわかる……!!
ここで守りきれていなかった鏖の封印場所の説明。
からの空間ごとヒビ割れる演出!次元の違う敵が出てくるのも感じられるし、ゲームのボス戦演出みたいでテンション上がる。
そうして出てきたのが
「第5封印墓所レベル5「次元泳統 火車」」
鏖きた………ッ!!!
人工衛星みたいでむちゃくちゃデザインカッコいいな……!輪っかの内側が洞窟みたいになってるのが次元を超えてる感じがあって得体の知れなさがある。
この見開きだけでもアンケ入れたくさせられるパワーがあるな……
鵺さんは
「儡脊 お前 鏖と契約したのか」
って「結婚したのか 俺以外のヤツと…」みたいなこと言ってるけどそれで言うなら鵺さんも儡脊以外のヤツと契約してるからね。
火車、めちゃくちゃな強キャラなのは分かるけど人型部分は意外とちっちゃくて可愛い見た目してるんよな。角に翼も生えててビジュ人気も出そうな。
で、その火車の圧倒的な一撃に対し全員で応戦する鵺さんたち。
「全智の弓(パラメデス)」「朱呑劉吭一速」「我昊砲身」「夜営祭(ブラッドレイ)」
うわ一斉に必殺技パなす展開たまんねぇ〜っ!!カッコよすぎる。
最強格の圧倒的な力のぶつかりあい、厨二心がものすごい勢いで燃え上がってしまう。
さらにラストには畳み掛けるように学郎も合流!!!
全員の力を合わせてもギリギリ足りないところに最後のピースとして現れるの主人公すぎる……!(おおきなかぶみたいだなと思ったのは内緒だ)
「柱刀昏街(ゼノダーク)」って見えた瞬間もう一段階血が沸いたよね。
鵺さんの窮地に学郎が現れて肩を並べて戦う……展開としてアツすぎる。
鵺の陰陽師、成ったな……というかここまで来ると普通に少年漫画として真っ当に激アツなのでなんかむしろ舐められすぎな気すらしてきたな。
ゼロ年代エロゲ的要素抜きにしても普通にバトル漫画としてめちゃくちゃ面白くないですか??
路線としてはBLEACHに近い方向性だと思うんだよな。

●逃げ上手の若君 169話

石津の戦い最終局面。
顕家と松姫の出会いを描いた後は、時行への最後のメッセージとなる一矢。
自分を助けようとしている時行に「振り返らず逃げよ」と。
これを無碍にしては不粋も不粋よなあ。
南部殿も「さっさと消えろバーカバーカ」と口汚く退却を促してくれてる。
顕家ラスト二矢の一つを時行のためだけに放ったというのがこの二人の関係の特別さを表してるようで良い。
そして最後の一矢は顕家を慕う全ての獣どもへ。
天高く放たれた一矢の圧で辺り一面の花が咲き乱れる……!
最初「ファンタジーすぎない!?」って思ったけど、「余が本気で一喝すれば大慌てで咲き乱れるぞ」が伏線として効いてたのか……!ってなってからは「それならこれくらいハッタリ効かせた描写でも全然OKだわ……!」になった。
「花はあるがままで結構」「花を見れば嫌な事も忘れられた」とする顕家が、獣たちに「もっと咲け」「花共」と想いをかけるの、「愛」意外の何者でもないんだよな……
臣下たちを想うでっかいでっかい愛。
顕家のためにここで死ぬ覚悟の大勢の臣下たちを顕家はどうやって生き残らせるのかという最後の難問、顕家は「愛でもって生き延びろと伝える」という美しい回答を出してきたわけだ。
「甘えるな」と厳しい物言いも顕家らしいなあ。
北畠顕家、あまりにも見事な最期だった。
最後は顕家から想いを受け取り奮い立つ時行。
手にするのは顕家の形見と頼重の形見。
「全てに決着をつけていく!!」という言い方的にここから物語は最終局面に入っていく形になるのかな。

●願いのアストロ 18話

テラスたちが大ピンチのところに寅兄参戦!
アオリで「弟妹」って言ってるけどキンパは世剣家ではないぞ。
寅兄が駆けつけたのは「因果の矢(カルマライン)」によるもの。人も転送できるのは確かに色々便利に使えそう。
「人も転送できんの!?」はわざわざ説明してくれなくても良かった気がするけど。
寅兄がぶん投げた瓦礫を空中で止め漂わせる獅鷹。見開きは得体の知れなさが出てていいねえ。目から出てる煙みたいなのが能力の秘密を握ってそう。
その後は総力戦。
みんなで獅鷹を取り囲んでアタック&アタック。
「10%ぐらいの力でしか殴ってねー」
1話以降ヒバルは力を抑えて戦ってたらしい。
言われてみればフルパワーで2週間寝込むんだから加減はするか。納得感。
ここ最近、ヒバルが寅兄の下位互換になってない?って感じてたんだけど最大出力は余裕で寅兄を上回るみたいでそれなら差別化は十分か。
テラス&クランとキンパもいい感じに援護。足掴まれたキンパのパンチラ、わたしでなきゃ見逃しちゃうね
そこからラストは獅鷹に急接近するヒバル!
「生命力と動物的本能のカタマリ 義父め」
「とんでもねーバケモン作りやがって」
ここらへんのセリフでボルテージ高める演出キマってて良いねえ!素直にいっけえええ!!ってなれる。
アツくて良い流れなんじゃなーい!?
でも「ヒバル100%でいけ!」はアキラ100%みたいって思って笑っちゃった。ここで裸芸するわけないだろ。

○アンデッドアンラック 219話

凶弾ニット帽をルインにブチ当てた前回の続きから。
アンディがとうとう帰ってくる……!というのは上位十理たちも望むところ。
ソウルさんもわっるい顔しとるでぇ……
殺る気マンマンで襲いかかってくるルインを止めるジーナとビリーのW不変。2人ともセリフカッコいいなあ。
「3対1じゃあ 不公平だろ」正しい不公平の使い方。
「チカラ(ダチ)の目玉潰したんだ 百回死ね」
当たり前だけどバチバチにキレてて良い。
そんな中、みんなを置いてルインとの戦闘に臨む風子。
「不死不運が否定する!!」
タイトル回収も飛び出しアツい……けど置いて行かれたジーナの表情切ないな。
そんな中チカラ。目を潰されたってのは確定情報か……薄皮とか皮膚が切れただけの可能性もあるかと思ってたけど……
ただここで「教えてください 耳で視る方法を…」と即座に前を向けるのすごい。
前ループでもそうだったけど一般人枠に見えて作中随一の覚悟ガンギマリ野郎なんだよなチカラって。
カメラマンの夢も潰えただろうに嘆くどころか次を見据えてるの鋼メンタルすぎる……
なんならショーンとジーナの方がショック受けてるまであるもんなこの感じ。
そうして中盤からは風子とルインの一騎打ち。
流星降り注ぐ中を駆け抜けるスピード感めっちゃ好き。
ルインがなぜ神の側につくのか。
この世界が好きで嫌いなのはヒトだけ……絶対今後掘り下げられるであろう壮絶な過去を匂わせてきたな。
金斗雲を食い千切られ落下する風子。
遙か上空からの落下だったものの、五点着地によりダメージを抑える風子!
五点着地──ジーナ編でアンディが披露してたやつの真似……!
しかも1話にもアンディの記憶の本にもいたタピオカおじさんも健在!……ってことはこの場所は………
ルインはデスボール凝血球なる技で詰め。
ブラッドの能力が無いとできないんスか?アンディなら素でできると思うが……
とはいうものの影に入ったら動けなくなるという点においては下位互換免れてるな。
風子と一般市民たちが影で動きを封じられて不可避に。
絶体絶命のこの状況で、凝血球を貫通して現れたのが───
我らがアンディ……!!
復活の仕方がアニメからの逆輸入になってる!紐状のものが周りを舞っててかっけえね……
「おかえり」
「ただいま」
いやもうほんっっっとにおかえりだよ!!!
風子も読者もずっと待ち続けていたアンディの帰還!
数十億年ぶりの再会が1話と全く同じ新宿の例の橋の上でってのはあまりにもできすぎてるな。最高にアガるシチュエーションだ。
考えてみたらこれもしかして風子、アンディが帰ってくるなら2人が出会ったあの場所目がけて降ってくるんじゃないかって予測を立ててルインをここに誘導してたまである?
だとすると出来すぎた偶然じゃなくて必然か。
小さいコマだけど影の落ちたところにアンディ帰還で陽光が差し込む演出も無茶苦茶キマっててたまらん。
けっこうなピンチからの脱却ということでそういう意味でもカタルシスがすっごい。
先週のヒキから即アンディだったらここまで盛り上がってなかった気がするな。
帰ってくるなりお姫様抱っこで、風子がアンディの手を取って2人で構える不運弾!!
初読時、1人でめっちゃデカい声出しちゃったよ。最高すぎる。
あと今までどこ行っちゃったんだろうって思ってたクロちゃんもアンディと共に帰還。再会涙目で喜んでてかわいい。それで神側はどう考えてももう無理よ。
てか太陽にいる間もアンディに付き合ってくれてたってことなんかな。たった一人で何十億年過ごしてたって方が凄みは出るけど、クロちゃんが一緒にいてくれてたって方がなんだかホッとする感じはあるな。
風子、シック編では分身アンディとのハイタッチで彗星呼んでたわけだけど、これで本体と接触したらどんな不運が襲ってくるんだっていうワクワク感あるね。
待ちに待ったアン風の再会、これ以上ない最高の形で実現してくれてもう戸塚先生への感謝という領域まで来てる。
ありがとう……ありがとう……

○超巡!超条先輩 27話

テレビの取材を受ける回!
超条先輩の市民からのイメージが悪すぎるの、やっぱ過去に何かあったからなんだ……
「それなりのことをした」っての気になりまくり。
テレビの取材は超条先輩のイメージアップが目的。署長の許可……犬養警視はこんなところでも動かせるキャラなんだね……
「美少女巡査」って言われて調子こくポンちゃん。「なんすか?見すぎですよ美少女の顔を」のところとか表情も態度もめちゃくちゃロボコっぽいなと思ってたら後々本当にロボにされてて笑った
でもせっかくポンちゃんにロボの格好させるならさあ……もっとピチパツの全身スーツ着せるとかさあ……センス無いよ鳥見D……ッ!!
ヤラセパートはあまりにも普段の超条先輩がやらないイタいカッコつけでおもろい。
言われてる通りオセロもリンゴもダサいな~。
最後鳥見Dはなんやかんや痛い目見るオチかと思ってたら超条先輩に救われて真剣にイメージアップに取り組んでくれるオチ。
「わりィが警察は一般市民に無事お帰りいただきゃ満点の仕事だ」
これ素で言い放つの普通にカッコいいもんな……

○極東ネクロマンス 17話

薫が死んだところから。
多分死なないつって結局普通にちゃんと死んでるのかよ……!
ここで耀司に与えられるのは「薫を死者蘇生する」という選択肢。
これつまりは龍司が元々やるつもりだった死者蘇生を嫌がらせのために耀司にやらせるってことやんな。
「誰かの命を犠牲にして誰かを蘇生するなんて明らかに間違えている」
龍司にもその自覚はあったんだ……
で、そんな過ちをことあるごとに思い出して今後の人生がずっと憂鬱(メランコリー)になれば良い……と。
これに対し耀司は、「風の匂いで昔を思い出して感傷的になったり憂鬱になったりする、そういう時に心が動くし生きてるって感じがする」「憂鬱は人生を彩る苦味だね」とある種達観。
でもこの感覚、なんとなく共感できるなあ。季節の変わり目に学生時代の記憶がフッと蘇ってくる経験自分にもあるわ。
そういう感覚を捉えて洒落た掛け合いに落とし込んでくるのがやっぱ那波先生の持ち味って感じがする。
あと考えてみたら耀司は樹を手にかけた龍司が許せなかっただけで別に死者蘇生については是とも非とも言ってなかったな。
じゃあ蘇生もやぶさかではない……のか……?
後半は薫視点。
憔悴してるチタリえっろ……
薫は無事復活したものの耀司は姿を現さず。
これ耀司が龍司じゃなくて自分の命で薫蘇生したまであるかもな。憂鬱は苦しみじゃないとは言ってたけど。
さりげなく薫も風の匂いと季節に言及してる。このへんの考え方は耀司と一緒なんかな。
ラストには初めて耀司と会った時のような校門前の人だかり。
でも現れたのは耀司ではなくチタリに似た何者か。誰?誰なの?怖いよおッ!!
シシも逃げろ言うとるし危険な存在……っぽいよね。
新展開……ではあるけど、まだまだお話は続くぜ!じゃなくて半分エピローグみたいな新展開だと思うんよな。

○さいくるびより 15話

きょこさんの読心を体験してみようの回。
手を繋ぐことできょこさん以外も読心が使えるという隠し仕様。
「22歳で能力に目覚めてから 人と手を繋ぐとかなかったし…」
きょこさん意外とウブなのかわいい。
肝心のお勉強の方は「できる奴は思考が速すぎて参考にならない」と。でも逆にできない側を読むことで何ができてないかを究明。地味にうまく使うねえ。
後半ではメインストーリーが進行。
ことねのお母さんの意識不明の原因はお母さん自身の「夢のサイク」。
きょこさんの協力で読心をしたら逆にことねの方がお母さんの夢に引きずり込まれて……というヒキ。
なんか急にシリアス始めたな。
もしかして物語畳みに入ってる……?

○妖怪バスター村上 10話

四天王の一角、ドラゴンとの戦い。
………イルカでしかねえ……!!
このイルカがかなりの当たりキャラで今回はずっと笑ってた。
本人の中でも自認がイルカとドラゴンの間でグラグラなのが良かったね。事あるごとにイルカが漏れ出すのおもろい。
「イルカって血縁関係のない子供殺すらしいよ怖くね?」「それってイルカの怖さじゃ…」「あ そうだった 俺には関係ない話だ」
「この魚野郎」「残念哺乳類でーす」
この辺好き。ドラゴンだったら爬虫類だし。
屁理屈しか言ってないのに絶妙に論破しきれなくて手ごわいのも面白かった。こいつに苦戦すんのかよ。
河童の入れ知恵で耳栓してくるのとかも普通に厄介。今回はイルカが嫌がる周波数でなんとかしたけどイルカじゃなかったら勝てなかったまである。
ラストは竜についての嫌な指摘をする村上くん。一瞬考えてからダメージ喰らうタイムラグも笑った。
このイルカ面白かったな~。また出てきてほしいわ。

◇次号
週刊少年ジャンプ40号

表紙&巻頭カラー
カグラバチ
1周年&次マン1位めでたい!本編のタイミングもいいね

センターカラー
超巡!超条先輩
最近掲載順不安。ここから巻き返せ……!

ひまてん!
初デート期待。今週ちょっとよかったし。

読切 ゾンビジョン
審査員大絶賛は気になる。ちょいページ少なめ?

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