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未だ忘れない少女の心温まるやさしさにふれて

私が小学生の頃の話

何十年経った今もなお
忘れることのない
友人であったY子ちゃんの
あたたかいやさしさに
ふれた話だ

何十年も経っている今
所々は記憶にないが
『やさしさ』と聞いて
真っ先に思い出す
小学生時代のことである

小学何年生だったかも記憶に
ないが、当時友人だった
Y子ちゃんの家で
プレゼント交換することに
なっていた日曜日の出来事である
恐らく午前中・・・

なぜ土曜日ではなく
日曜日だと断言できるのか…

私が小学生の頃はまだ
土曜日は毎週半日登校だった
からである

今でこそ土日休みになっているが
土曜日は毎週3時間目まであり
学校で学びを受けていた
時代だった

土曜日の道徳の時間は気楽で
よかったなぁ…

まぁそんなことはさておき
日曜日のプレゼント交換の
ある日のこと

プレゼント交換に用意する
プレゼントは『手作り』と
決められた

私はY子ちゃんの家に行く
当日までプレゼントを用意する
ことを忘れていたのである

しっかり者の私がなぜ??
という疑問が未だあるが
当日Y子ちゃんの家に行く前に
思い出し、慌てて手作りの
プレゼントを用意したのである

その手作りプレゼントというのが
当時自宅で飼っていた
オカメインコのぴーちゃんの絵と
何らかのメッセージを紙に
書いて、メッセージカード的な物
を慌てて作成したのだ

メッセージカードといっても
ちゃんとしたカードに書いたのではなく
長方形に切ったただの紙切れ・・・

申し訳ない気持ちの中
時間もなかったので
それで良しとし
Y子ちゃんの家に
出向いたのである

恥ずかしさと申し訳なさが
あった

これをプレゼントとして
出していいものなのかと…

数人いた友人のうちの
ひとりは、飴が沢山入ってた
袋に、飴に見せかけた手作りの
飴と本物の飴をいくつか入れた
物をプレゼントとしていた

真面目な私は手作りではない
本物の飴と食べれない
偽物である手作りの飴を
混ぜるのあり??
卑怯なのでは?と思いつつ
凄いアイデアじゃんって
思ったことを覚えている

他の友人の手作りプレゼントは
全く記憶にない

自分が何をもらったのかも…

そして私がプレゼント交換
する前に自分の用意した
プレゼントをお披露目したのか
誰かの手に渡ってから
事情説明したのか記憶に
ないが、しょうもない
プレゼントになってしまったことを
詫びたのである

受け取った友人が
不満を言ったのかは
覚えてないが…

プレゼント交換という
楽しいイベントの最中
イマイチな空気感が漂う中
Y子ちゃんは言った

『私欲しい!かわいいじゃん』と

正確な言葉は覚えていない
でも私の心を救う言葉を
言ったことだけは鮮明に
覚えている

何十年経った今もなお

小学生の少女がそんな気遣い
できるものなのか…
本心から出た言葉だったのか…
Y子ちゃんにしかわからない

友人だったY子ちゃんが
本当に心やさしい人なのだと
思った小学生時代の
出来事なのだ

味わったことのない
やさしさにふれた

あらゆる人生経験を
積んだ今なら
そんな対応もできるかも
しれない

けれど人生経験の少ない
小学生の少女が見せた
心温まる対応は
少女の素のやさしさから
出た言葉なのだと
思うのである

何十年も忘れない
『やさしさにふれて』

私は本当のやさしさというものを
知った小学生時代がある

『ありがとう』
未だ言えてない
ありがとうをこの場で
伝えるよ

#やさしさにふれて

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