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嬉しいことがいっぱい

傷ついた分だけ優しくなれるとか言うけど、出来るならそんなに傷つきたくないし、傷つかなくたって優しくなれる自分でいたい。

何かを得るために何かを失わなきゃいけない、という時が確かに世の中には存在しているけど、
出来るなら何も失わずに一つでも多くのハッピーを手に入れたい。

「2択しかない時はどちらも選ぶな」
という人生の教訓を得た時から、私の人生は少しだけ楽になった気がする。

自罰的な傾向がなにかと強く、頭があまり良くない私は「ウンコ味のカレーとカレー味のうんこ、どっちがいい?!」とデカい声で聞かれたら、恐らく「えええあ?!」とパニクって多分どちらかを選んでしまうのだと思うんだけど、
大体そんなものどちらかを選んだところで何も得られないかも知れないし、そもそもその2択から選ばなくても死なないので、「どっちもイヤ!笑」と胸を張って答えたらいいのだ。
そう、2択でしか選べない質問というのは9割9分落とし穴。
並べられていない選択肢にこそ、正解があるのだ
、と最近思うようになった。


そもそも、うんこ味のカレーって何だよ、誰がうんこ食ったんだよ、食べたことないこっちとしては、そんなもの知りたくもないし普通に「美味しいカレー」が食べたいに決まっているだろ。

それか「カレーじゃなくてトンカツが食べたい」
とかが正解だ。相手の質問に真っ向から答えてやる必要などどこにもない。「生殺与奪の権を相手に握らせるな!」と、冨岡義勇も言ってただろ。てか義勇かっこいいよね。脱いだら絶対バキバキだと思うし、この話は長くなるからまた別のところで書こうと思う。

相手の求めてる正解に、私が答えてあげる必要はそもそもない。「どっちもイヤ」「どっちも良い」「そもそもなぜどちらかしか選べないのか?」
そういう、3つ目の「答え」にこそ、正しい道がある気がする。
そしてその「正解の形」は自分で見つけるべきなのだ。

なんでそんなことを思ったかと言うと、
離婚してから好き勝手にやりたいことをやったり、今までできなかったことを少しずつ始めて最高にマイペースに生きてるんだけど、
こうして独身生活に戻ってみると「なぜあんなにも結婚したがっていたのか」と、本当に不思議に思えてきて、後悔こそしていないもののただただ「不思議だな」と思うようになったからだ。

結婚したら幸せになれる。
結婚しないと幸せになれない。
みたいな、クソダサ2択化石価値観が少なくとも私の中には根を張っていた。


前に他の記事で書いたけど、「結婚しないと人として社会に認められない気がする」というものがとてつもなく大きかったし、
「相手のことが好き過ぎて、結婚というゴールを決めないと永遠に片想いが終わらない、苦しい、結婚というハッピーエンドでトドメを刺したい」みたいなしんどさもあった。

落ち着いて考えてみれば、何言ってんだコイツ?という感じなんだけど、
私はバリキャリではないし、これといって胸を張れる仕事や経歴もなく、ポリシーとか生き様みたいな美学も特に持ち合わせていなかったので、結婚意外にゴールを設定出来なかったのも大きいような気もする。


まぁ離婚した今も、たいしたカッコいい仕事をしているわけでもなく、平和に誰にでも出来る仕事を暮らせる程度にこなして、タイムカード切ったら、プリン食べて飽きるまで漫画読んでるような「事実上、小学生と同じような暮らし」をしているわけだけど、

社会的に認められてなくて、結婚もしてなくて、彼氏もいなければ好きな人もいない生活というのは、
いざこうして戻ってくると意外にも心地よいもので、ハッキリ言って「めっちゃ楽」だし「オタクやってるの毎日くっそたっのしーーー!!」って感じで、

「なんであんなにシャカリキになって恋愛してたんだろうな、私。」という、ふふふと口元で静かに笑って目を細める、俗に言うアルカイックスマイル、一種の無我の境地みたいなゾーンに達し始めて来ている。
だから、不思議と心が穏やかで、凪の状態である。(水の呼吸を習得しているのかもしれない…)



今年は、誰もが我慢我慢で辛い一年だったと思う。

思い出が何もない、とこぼしている人がいるけど、私は全然そんなことなかった。

旦那の浮気が発覚してから、次の就職先決めて、新しい家を契約して、離婚して。
コロナのせいで就職が取り消しになって、緊急事態宣言で友達にも家族にも会えなくて、本当にひとりぼっちになっちゃったな、なんて思って死にたくなる日は沢山あったけど、

Twitterでたくさんの人に励ましてもらって、
ツイステ進めてもらってどハマりして、
ソシャゲに初めてハマった。
友達とディズニーランドに行ったり、
ディズニー映画を沢山みた。
鬼滅の刃はしっかりハマったし、漫画も全巻まとめて買って、飽きるほど考察動画も見た。

思いの丈を綴って初めて本を作った。
文学フリマに初めて出店したし、
夢だったKindle出版もすることができた。

夢みたいだ。でも夢じゃない!


なんだかんだでもう12月。
新しく買ったアウターは、今まで買ったどのアウターより軽くてあったかい。
繋ぐ手が隣になくなっても、人は冬を越していける。
新しく買ったNIKEのスニーカーは、信じられないほど歩きやすい。
独身になった私に、世界は案外優しくて、どこまでも歩いていけそうな気がする。

お金がないとか仕事がつまんないとか、そりゃー全てが100点満点じゃないけど、
健康な身体一つと、なにかを面白いと笑える心一つあれば、もしかしたらじゅうぶんなのかもなって、今はそう思える。

結婚する、結婚しない、の2択の先にあった
「バツイチになる」こそ、むしろ大正解だったのかもしれない。
そんな風に思う今日このごろなのだった。


▼Kindle出版開始されました!
『恋は戦争、私は敗戦国』


レビュー書いてくれた方、ありがとうございます😭泣きました。頑張って書き切ってよかった…!
読んでくれた方全員、来年もっともっとハッピーになれるよ!!一緒にハッピーな一年にしようね!!!


このお金で一緒に焼肉行こ〜