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さよなら、ニギビちゃん

わたしの顔はニキビとともにある。
これはもう、中学生くらいからで。
この事は以前にも書かせて頂いたので、
割愛とさせていただきマス。

そうはあっても、
私はこの顔面に浮かぶ満開のニギビたちが
しぼむ方法もなんとなく気付いてた

パックをする。とか、高い化粧水を使うでもなく
(高い化粧水を使うと負けた気がしてしまうのはなんの意地なのだろう)

「甘いモノを食べるのをやめること」

気付きはじめてた、結構前に。
気付いたのだけど、私から甘いモノを取ったら何が残るのか!って言うくらいに甘いモノが大好きでやめることなんてとてもできなかった。

振り返ると、小さい頃からおやつの無い日なんて考えられなかったし、部活から夜遅くに帰ってくる姉のおやつが冷蔵庫にあるものならそやつをほっとく事なんてできず平らげてしまっていた。

母が、次の日のおやつとしてわざわざ高いところに隠しておいたお菓子も見つけ出してはこっそり食べてしまうし、高校の頃のお小遣いは全部コンビニのお菓子に捧げていた。

この頃、母からの呼称は「アリさん」

大学生になっても、社会人になっても働いた後の時間にお菓子を買わない日はなかったのではないだろうか。

同僚に、勧めてくれるお菓子が絶対的に美味しいと数少ない褒め言葉を頂いたことも忘れない。

もう私はお菓子をやめたくてもやめれない、
お菓子中毒人間だったのであった。

そんな「甘いモノを苦手」などと言う人の人生を疑ってきたような私だが、

ここ2週間近く甘いモノをを食べていない気がする。

原因を考えてみたところ、思い浮かぶことがいくつかあったので、あげてみる。

1つは、規則正しい生活をしている

最近仕事を変えた。
その為、不規則だった生活から抜け出し
毎日大体同じ時間に起き、研修中の身で覚えることが多い為、夜遅くまで起きて寝不足になるようなこともしなくなった。

2つ目は、お茶をめちゃくちゃ飲んでいる

これも仕事の関係で、昼間に信じられないくらいの量のお茶を摂取している。
その事と因果関係があるのかはわからないけれど、ある気がするのであげておく。
海外では、健康志向でお茶を取り入れる人が多くなってきているらしいから。

3つ目は、舌が甘さを忘れた

3日、なんだったら2日甘いモノを食べないだけで、舌が甘いものの存在を少しずつ忘れていった。
2週間前までは、グミやチョコの甘さを舌が鮮明に思い出し、その度に例えそれが深夜であってもなりふり構わずコンビニへと走り出していた。

今現在、唐突にお菓子を思い出して欲することはないし、私が散々、美味すぎるコンビニスイーツ速報を送りつけてた友人から

今セブンのアイスとスイーツコーナーが豊かすぎるからぜひ行っていただきたい

と、メッセージがきてそれぞれのコーナーで仁王立ちしてみたけれども結局なにも買わずに店を出たという結果だ。


甘いものが辞めたくて、辞められなくて。
そんな長い戦いに休戦の兆しがみえた。
いっそのこと、終戦を望んでいる。

アリとよばれた少女の第1章は幕を閉じ、
理性を持った人間になって第2の人生を迎えようとしている。

肌からニギビが見えなくなり始めた。
いい予感がする。

サヨナラ、ニギビちゃん。
こんにちは、麗しきアタシ。

そんなことを思って気分よくいられる私は
きちんと本能をコントロールしていけるだろうか。

今後に乞うご期待。

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