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不登校からの高校生活・友人関係

小・中と不登校だった私は、私は極度の人見知りで無愛想で、コミュニケーション下手だったわけだけれど。
社会復帰した高校生の時、思っていたよりちゃんと、友達ができた。

今回はそんな高校時代の友人関係について書いていこうと思います!


高校入学してすぐ、1人仲のいい友達ができた(Kちゃんとしよう)。
私から話しかけたわけではなくて、いつのまにかグイグイ話しかけてきてくれた子だった。

私はすごく勉強にやる気があって、向上心が高かった。
そこが似ていて、たくさん話しかけてくれたのかなと思う。

サバサバしていて、思ったことをストレートに表現するおしゃべりタイプ。
その子といると、私が無理に話題を考えなくても勝手に話が展開されていくし、顔色を伺う必要もなくてとても気楽だった。


そして高校2年生で「特進クラス」に進んだ時、新しく仲良くなった子が、今でもたまに2人で遊ぶ親友になった(Rちゃんとしよう)。
今思い返してみると、1年生で同じクラスで、2年生の特進文系クラスに上がってきたのが私とRちゃんだけだったらしい。

1年生で出来上がったコミュニティーの中に2人きりで放り込まれた私たちが、よく話すようになるのは必至だったのかもしれない。

Rちゃんは勉強(特に数学)がよくできた私を尊敬してくれていて、いつも「〇〇はすごい!」「神!」と褒めちぎってくれていた。気がつけばいつでも私のそばにいて、最早常に追いかけてきていた感じ。

授業が終わった瞬間帰宅する仲間でもあって、毎日一緒に最速で学校を出て、駅まで話しながら帰った。

自分に自信がない心配性タイプのRちゃんは、いつも自分の心配事を私に話し続けていて、私が真顔で聞き流していようがそっけない返ししかしなかろうが、全然気にせず話し続けていた。

逆に私が何か話すと、熱心に聞いている時もあれば、全然上の空で他のことを考えているのが丸わかりなこともあった。他の人から言われたことは細かく気にするのに、私が言ったことはポジティブにしか受け取らなかった。


初めは正直あまり仲良くなろうと思っていなくて(ごめん)、だからこそ全く無理をせず、ちょっと無愛想で適当に接していたのだけれど(ほんとごめん)、その状態で関わり続けるうちに、すごく自然体で楽に一緒に居られる相手になっていった。

今はほんのたまにしか会わないけど、いつ会っても変わらない。
驚くほど高校時代のままで、大学に入って結構人付き合いの幅や仕方が変わった私にとっては、安心するホームだったりする。


ここまで考えてみると、この頃の私の「ガリ勉堅物感」とか「無愛想でそっけない」とか。友達を作るのにマイナスだろうと自分では思っていた部分に、寄ってきてくれた人たちがいた。
思えば大学に入ってから初めにできた友達も、私を一目見て「絶対あの子賢い」と思って話したいと思った、と言っていた。


この子達の他にも、2年生で特進クラスになると周りの学力レベルや勉学へのやる気が上がったことによって、クラスの誰と話しても「勉強」という共通の話題ができた。

また、私はクラスの中でもだいぶ勉強ができたので、「勉強できる人」という確固たる立ち位置を自然と獲得していたし、中学までみたいに、それを理由に嫌なように関わってくる人もいなかった。

いってしまえば、勉強で人と繋がることができた。

特に共通の趣味や、深い悩みの話なんて共有しなくても、ある程度の関係性を築くことがとても容易になったように思うし、それぞれの得意分野で実力を発揮したり、常に努力している姿にお互いリスペクトがあった。

中学校までは人間関係においてマイナスにばかり働いていた部分が、自分とレベルの近い人たちの集まる高校に入った途端、プラスに働き出してくれた。


私が不登校から高校進学するにあたって、過去の経験から、圧倒的に心配していたのは人間関係でした。

もちろん難しいなあと思ったこと、悲しいなあと思ったこともなかったわけではないけれど。以前を考えると本当に瑣末なもので。

高校に入って、
今の環境で「自分ってダメだな」と感じている部分なんていうのは、ダメなんじゃなくて、その環境と合っていないだけだったんじゃないか。
と少しだけ思えるようになった。

きっとこれは真理だと、今はより強く思っている。


新しい環境に飛び込んでみれば、まるで世界が変わることもある。
本当に。
憶しすぎないで、えいっと飛び込んでみちゃいましょう。
それでもまた無理だと思ったときは逃げればいい。


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