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悪の教典

アセスメントしてみよう。

いま、キミの目標に対する本気度は、10点満点で何点か?

それはどんなファクト(事実)として現れているか?

キミの中で諦めかけていることは何か?

妥協していることは何か?

キミが恐れていることは何か?

惰性になっていることは何か?

ところで悪は全てを平均化する。

僕たちが守るべき湖に惡の葉が一枚。

誰も見向きもしない。誰も見えないフリをしている。誰もが安心仕切っている。小さなことと。
キミも同様にまだ一枚だからいいやと思っている。

次の日二枚。

まだ〝たった〟二枚。

次の日は四枚。次の日は八枚。そして十六枚。
念の為に周りを気にしながら一枚をちぎる。
惡の葉は十五枚にはなったが次の日は、三十枚だ。
もちろん次の日は六十枚…。

それでも誰もが〝まだ大丈夫だ〟と思っているようだ。

ほら、よく見てみろ。キミだけじゃない。彼も手を抜いている。自分だけじゃない。彼女もそうだ。見渡してみるとみんな〝変わり映えしやしない〟。
だったら自分もこれでいいんだ、と。
自分だけ頑張って目立ってもいけない。
頑張るだけ損してしまうかも知れないしね。

やがては湖は、湖の半分まで惡の葉に覆われてしまう日が訪れる。

しかし、それでもまだ誰もが〝まだ半分ある〟という感覚で多忙を理由にのんびりと今日をやり過ごす。
『みなそうしないのだから!』自分がそうしなくてもいい理由としては充分じゃないか!

次の日、湖の全部を惡の葉が覆い尽くし、こうして音もなく静かに湖は枯れはて、落ち崩れた。

僕たちが目を覚ました時、湖は二度と元の美しさを取り戻すことはなかった。

惡の葉が一枚の時、むしっておけば良かったのに、と誰もが自戒したが、その自戒では不十分過ぎるほど不十分だった。

なぜならそれはまだ大丈夫という信仰ではなく、悪は全てを平均化するという悪の教典を信仰してしまったから起こったことなのだから。

さあ、ぬるま湯の平均化から脱却して、キミはいつまでにどんなアクションを起こして本気度10点を体現するつもりなのだろか?

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