人が優しいのは日本だけじゃない?目が合ったら微笑む、アメリカの優しい習慣たち
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今アメリカの大学に留学しているのですが、数千人規模の小さな大学ということもあって、人がとにかく優しい。
日本人は優しいなんて言ったの誰だ!こっちの方がみんな優しいじゃないか!と思ったことも何回かあります。
(日本を訪れたことのある外国人の友達から、日本人にたくさん助けてもらったというエピソードもよく聞くので、間違っていないとも思うけど。)
そして、あまりに周りが優しい行動を習慣にしているので、私も最近無意識に、それらの行動ができるようになってきました。
例えば、次の人のためにドアを開けて待つ。
数メートル離れていても、同じ建物に入りそうだなと思ったら、次の人のためにドアを押さえて待ちます。
そして、待っていてもらった人はお礼を言って、「どういたしまして」で締める。
それが、ほぼ全員の習慣になっています。本当にほとんど全員。
真後ろに次の人がいたら、日本でも同じことをしていたかもしれないけれど。
でも、そもそも後ろに人がいるかなんて、今まで気にしていませんでした。
後ろに人がいないかを確認して、誰かが来ていたら開けて待っているという心と時間の余裕。素敵だなと思います。
また、お店で何かを注文する際に、必ずお礼を言う。
注文し終わった際に、店員さんが「ありがとうございました」と言うのは、日本でも一般的ですよね。
でもそれに加えてお客さんも、商品を注文し終わったあとと、商品を受け取った時に、お礼を言います。
そして、全てが終わったらお互いに、「良い一日を(Have a good day)」と言って別れる。
お客さんが偉い・店が偉いではなく、お互いに、買ってくれてありがとう、商品を用意してくれてありがとうと感謝して、かつその気持ちを伝える。
理想郷かな!?っていう。
最後に思いつくのは、目があったら微笑むし、顔見知りに声をかけること。
なんとなくぼーっとしていたら、目の前の知らない人と目が合ってしまった。
以前流れで一度話したことがあるけれど、仲良いわけでもないという微妙な関係の人を出先で見つけてしまった。
そういう気まずい場面を私は、目が合っていないふりをして即目線を外したり、気づいてないふりをしたりして、やり過ごしていました。
会話を始めるのが苦手で、もし話しかけて沈黙が続いてしまったらと考えると、怖かったからです。
でも、みんなニコって微笑んでくるんです、ここ。
知らない人でも、すれ違う際に目が合ったらニコッ。図書館で、少し先の机で勉強している人と目が合ったらニコッ。
さらには、話しかけてきます。
さまざまな関係の人が「最近どう?」と声をかけてくれ、その中には、ただ挨拶したかっただけだよと言って、すぐに立ち去る人もいます。
今まで、目が合った時に微笑んだ方が、好印象だというのはわかっていたけれど、ほぼ反射的に目をそらしていました。
でも、毎回相手が微笑んでくれるので、最近やっと自然に微笑み返す習慣がついてきました。
そして無理に会話を続けなくても、声をかけるだけで、顔見知りから知り合いくらいには近づけるということに気付くことができた。
そのおかげで、元気な時は(まだ毎回するのはむずかしい)、顔見知りに声をかけたり、手を振ったりするようになりました。
こんな風に、誰かの習慣が移ることもあるんだなと思いつつ。
小さい、優しい習慣が溢れる毎日を大切にしたいです。