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『ことば』って何だろう?

こんにちは。ことばの発達ラボの松本です。
「ことばって何だろう?」
これは、ずっと昔から幾度となく問われてきたテーマです。

答えはいろいろあると思うのです。例えばこんな感じです。
  ことば=記号・・・「りんご=🍎」
  ことば=音のつながり・・・「🍎=『り』と『ん』と『ご』」
  ことば=意味を示すもの・・・「りんご=赤くて丸い果物」
  ことば=コミュニケーションをするもの
  ことば=考えるときに使うもの

上記のように、ことばの性質のどの部分に焦点を当てるかで、
問いの答えは変わりますよね。

「ことばの遅れ」への対応を考えるとき、
どこがどんなふうに遅れているのか、
キチンと分けられていますか?

どの部分に焦点を当てるのかで、
育て方は変わりますよね。

もちろん弱みだけにフォーカスしてアプローチをしても、
うまくいくとは限りません。

なぜ、その力が伸び悩んでいるのか、
あるいは本当に伸び悩みなのか、
そのあたりをしっかり見極める必要があるのです。

このように焦点の当て方で異なって見えることばの性質を、
私たちは適宜組み合わせながら『ことば』というツールを使っています。

それを可能にするのは、動機や必要性であると私は思っています。

『ことば』というツールを使うことで、
どんな良いことがありますか?

『ことば』というツールは、
今の子どもさんにとって使いやすいツールですか?

『ことば』というツールの使い方を知るためには、
どのように工夫をすれば良いですか?

これらが支援のポイントです。

ことばというツールが存在するのは、
我々が社会生活を営む生物だからです。

『ことば』は社会文化の中で大事に伝承されてきたツールなのです。
だから生活の中で育てることを意識する必要があるのです。

『ことばの育ち』って何だろう?
ことばを育てることは、この問いと向き合うことだと、
私はいつも思っています。


学校の先生やセラピストなど発達を支援する立場でご活躍の方向けに、有料記事を書いています✨皆様のご参考になりますように!