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夏は長いのに夏野菜の期間が身近すぎる理由を勝手に考えた

この地に移住してから、早くも3つ目の季節が過ぎようとしています。

天気もいいし、気温も高い(暑いけど)、夏野菜はガンガンに育って、スーパーでは地元の野菜が箱入りやら籠盛りやらでどっさり並び、夏野菜好きの私たちにとっては楽しくてしょうがない毎日を想像していました。

ところが、野菜の出足は早かったのだけれども、7月中旬にもなると息切れ感が半端ない。
※ 買い物は近所のイオン系のスーパーがほとんどなので、定点観測です。

年中あるトマトやきゅうり、ナスなどは普通に並んでいますが、あくまで普通。盛り上がりにかけます。
5月下旬〜6月上旬には(記憶が曖昧)早々に並んだ香川県産とうもろこしも、7月中旬になるとすでに終了。
枝豆、ズッキーニ、ゴーヤなども、あったりなかったり、あっても「??」だったり。
8月になったら、オクラだけはたくさんあったり。
ご近所高知県で大量生産されている茗荷なのに、売り方は東北と一緒だったり。

香川県民は、枝ビー(枝豆&ビール)しないの? 
真夏にとうもろこし食べないの?
トマト箱売りってないの?
きゅうり大袋って時々しかないの?
生姜とネギ以外の薬味食べないの?

暑いので家の近所のスーパーにしか行かないのが悪いのかもしれませんが、何か寂しい。

しかもトマトはトマト、きゅうりはきゅうり、じゃがいもはじゃがいも。とうもろこしは2〜3品種。枝豆もパッケージは1種。途中から丹波とか山形のだだちゃ豆が一時的に加わった程度と、季節の売れ線野菜でさえ品種別の売り出し方もあまり見かけません。

農家でもないど素人が勝手に理由を考えてみました。

  • 産地は下から上、左から右へ移動する

  • 九州産から地場産へ移る時期が早い=旬が早い

  • 出足早めなので品種勝負よりも早さ勝負

  • 旬以降はわざわざ関東や東北から野菜を寄せることはない

こんなところでしょうか。

仙台に住んでいた時には、多くの野菜は九州から北上し茨城・千葉・長野へ、その後東北・北海道と全国縦断感がありました。東北といっても、縦長ですから福島と青森でも時期が変わります。

例えば、とうもろこし1つとっても、5月下旬・6月上旬の九州産から北上し、7月になるとやっとメインが地場産、8月になると青森産とシーズン中産地が移動し続けます。

そいう意味では、温かい地域よりも寒地・寒冷地の方が、食材は長く楽しめるようです。また、地場産が出回る頃には季節の食材としての目新しさには欠けていますので、品種勝負感があります。枝豆やとうもろこしなどその代表例。「枝豆」だけでなく「神風香」「湯上り娘」「仙台茶豆」「だだちゃ豆」時期によっては「秘伝豆」などから、選べるのです。

ないものはないのですし、地域によって農家も消費者も考え方が異なります。

とにかく、香川県に住んでいる限り、野菜の旬は季節よりも早いということを覚えておけば、来年はもっと楽しめるであろうことを学んだ初めての夏でした。

それと大事なこと。

買い物は10時前に行け。
これ、最重要でした。


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