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ローリングしないストックが罰ゲーム化する日

我が家には、主のように居座り、ただし期間限定、さっぱりローリング(rolling/回転する)しない非常食があります。なんてことはない、袋麺。銘柄に指定はありません。

武智倫太郎さんの『ビクトリー焼きそばを作ってみた:レシピ付き』で袋麺に触れられていたので、慌てて確認。開封さえしていない袋麺の賞味期限は、来月の12日。今回も微妙なタイミングで気づきました。

「今回も」というのは、非常食として神様のように大切に安置し、賞味期限間近となり買い直すタイミングで、短期間で食べきることを、この数年繰り返しているから。

大きな地震が続くようになってから、我が家でもローリングストックの量を増やしています。ほとんどの食品は問題ないのですが、時限爆弾的な攻撃を年2回くらいしかけてくるのが袋麺やカップ麺。普段食べない、まさに非常食のため、気がつくと賞味期限がせまっています。

過去には、他のストック食品と一緒に保管していたのですが、食べ忘れがちなので、キッチンシンク下という、毎日最低でも1回は開ける場所で保管するようになってはや数年。毎日のように、視線の片隅に入るのにも関わらず、食べない。

rollingもrunning もしない、我が家の循環しない備蓄食料。

豆知識
ローリングストックは 非常食の保存管理方法で循環備蓄を意味しますが、和製英語という日本語です。

そして、なぜか賞味期限切れ間近になる急に存在感を増し、「早く食べろ」とでも言うように、その存在を主張してくるのです。妄想です。

買い直すためにも、フードロスしないためにも、急に我が家の食事に割り込み始めます。普段食べないものを、非常時でもないのに、短期間で集中的に食べるのですから、ほぼ罰ゲーム。もう、いらないよ。

なお、すでに卒業したローリングストックはこちら↓
現在我が家には1つもない。

  • カップ麺

  • パックご飯

  • レトルト食品

  • 即席みそ汁、即席スープ

  • 各種缶詰(サバ缶・ツナ缶除く)

台風や大雨警報がでたり、大きな地震がどこかであったり、防災の日や過去の自然災害の追悼があったりすると、少し心が動きます。加えて、テレビ、ネット、SNS、誰某さまのブログなど、あふれんばかりに「ローリングストック」推しだらけ。

「買わないと!」な気がしてくるのです。

そして、スーパーやAmazonの相乗り出品者やアフィリエイターの恰好のカモとなる。

ローリングストックにオススメの食品一覧など、検索すればいくらでもでてきそうですが、普段食べないものは買わないに限ります。だって、食べないんだもん。

普段食べるもので、常温保存がきく、簡単に調理できる、簡単に食べられるもの、電気・ガスが止まっても自力で調理可能なものにする。もちろん、その方法も確認しておく。ここ限定で大丈夫なのです。

東日本大震災(当時仙台にいた人)の経験から言えば、用意しておきたい調味料は↓

  • 味噌

  • 醤油

  • こしょう

  • レモン塩 ← おにぎりや白米、パスタに少量混ぜるだけでも、1食完成

  • ごま油やオリーブオイル

  • 梅干し(調味料じゃないけど)

炊飯土鍋派の場合、土鍋が壊れる可能性もあります。鍋(ステンレスとかの)で”おこげなしのご飯”を炊く練習も忘れずに。

水道も止まりますので、洗う・片付ける時のことまで考えて調理。おこげがついたお鍋は、最後お粥や雑炊で食べながらキレイにする、、くらいの構えも必要です。


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