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ダブルスタンダードのすすめ

「ダブルスタンダード」って言葉。マイナスの意味でしか使われませんね。
「あの人はダブスタだから・・・」
「結局ダブスタかよっ!」 なんてセリフ、口に出たことがある人も多いでしょう。

もちろんビジネスの場面では一貫性は大事です。上司の言うことがコロコロ変わってしまっては下の者が困ってしまいますからね。共通の価値観や見解が前提となってチームとして安定した仕事が出来ますからね。

で ですね。僕はそういう場面とは違うところではダブスタを積極的に取り入れたいと思っています。

このことは麻雀で教わりました。麻雀って4人ないし3人で得点を競い合って、最後の自分の持ち点数で勝敗がつくゲームなんです。運の要素が大きいゲームですが、駆け引き要素もあるんです。

つまり、ゲームの最中で、最も自分に得になる行動・考え方が状況次第で変化していくゲームなのです。

例えば、序盤で高得点の手が上がれそうな場合は多少のリスクを冒してでも攻めたほうが良かったりする一方で、終盤でトップ目に立っていたら、無理せずに守ることが得になったりしたり。
時に威圧するかのごとく周囲をビビらせる打ち筋が有効だったりする一方で、冷静を保ち虎視眈々と狙いを定める打ち方が効果的だったり。
定石に従って素直に打つべき時もあれば、定石を疑い、工夫をこらしてまた新しい定石が産まれたりもします。

これって人生においても同じことだと思うんですよね。

矛盾する二面性の内包

繊細であり大胆でもある
闘争心を持ち合わせた冷静さ
素直だけど疑うこともする
鋭さと鈍さ
緊張と緩和
愛しさと切なさと心強さと

きっと多分 人間としての幅が広がると思います。
そして要はバランスでしょ って話でした。

写真は
打姫オバカミーコ  (近代麻雀コミックス)
作者 片山 まさゆき


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