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97 まずは基本6段階を思い出せ

本noteは連載形式です。全部で約100回の予定となります。過去の記事をご覧になるには、想定外を克服する『究極の状況判断力』の以下のマガジンをご参照下さい。

想定外を克服する「究極の状況判断力」(導入編) 1~25
想定外を克服する「究極の状況判断力」(基礎編)26~40
想定外を克服する「究極の状況判断力」(実践編)41~81(有料)
想定外を克服する「究極の状況判断力」(行動編)82~(有料)

想定外を克服する「究極の状況判断」も、いよいよ最終章となります。行動編では、実践編で説明した詳細なロジックをいかに活用していくかについてお伝えします。行動に移すためにカギとなるポイント、実際の使い方をご案内しつつ、あなたが抱える課題を解決するためのメッセージをお送り致します。

【 厄介な課題を任された君へ 】

97 まずは基本6段階を思い出せ

さて、あなたは厄介な課題を任されていた。上司から「Aに関して進めたいので計画を立ててくれないか」と依頼されていたが、上司は忙しく働き回っているため、自分である程度の考えをまとめながら計画を立てる必要があった。

仕事でいきなり「想定外」に襲われた時、あなたは・・・」では、以下の問題があると認識していた。

・色々と考える事があるが、何も決まっていないゼロからのスタートだ
・一体どこから、どのように手を付けるべきか
・競合他社に先駆けてより良い企画を生み出すにはどうすればよいか

以前のあなたは、思いつくままに行動していたかもしれない。だが、今のあなたは違う。与えられた時間軸を考え、ここまで学んできた「究極の状況判断プロセス」を活用すれば良い。

まずは、チームとして活用する為に「基本6段階」をスタートさせる。あなたの頭の中には、既に取り組むべき課題がスラスラと描き出されているはずだ。

1.出発点を確認する:チームに与えられたミッションは何かを明確にする。
2.取り巻く環境はどのように認識されるべきか:我の状況、競合の状況、市場や環境にかかわる状況はどうか。
3.リーダーがやりたい方向性はどうか:リーダーはどの程度、努力を求めるのか、いつまでにやり遂げたいのか
4.相手はどう出てくるか:競合他社や市場の動向3パターンを描く
5.どんな行動オプションがあり得るか:チームが実現できそうな行動オプションを3つ描く
6.行動オプションを決定する:相手方の出方3パターンと我が方の行動オプションを掛け合わせ、評価要素となる重要点を洗い出す。評価要素の重み付けができたら比較・検討する。

これらの点について、あなた自身がスタッフの取りまとめ役として検討してみる。ここから始めれば大丈夫だ。

その後、リーダーとの対話を幾度か重ね、更に時間が許せば8ステップに踏み込んで精緻にプロセスを進めて完成度を上げていき、上司、社内でのプレゼンに活用していく。より詳細にプロジェクト化していく事になれば、8ステップ30項目に取り組み、より精度を上げて最適行動方針案を案出していく。

>次回:チームを組み立てろ
<<前:個人としての使い方(その2)

マガジン:
想定外を克服する「究極の状況判断力」(導入編) 1~25
想定外を克服する「究極の状況判断力」(基礎編)26~40
想定外を克服する「究極の状況判断力」(実践編)41~81(有料)
想定外を克服する「究極の状況判断力」(行動編)82~(有料)

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