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100 究極の状況判断力で未来を切り開く

本noteは連載形式です。全部で約100回の予定となります。過去の記事をご覧になるには、想定外を克服する『究極の状況判断力』の以下のマガジンをご参照下さい。

想定外を克服する「究極の状況判断力」(導入編) 1~25
想定外を克服する「究極の状況判断力」(基礎編)26~40
想定外を克服する「究極の状況判断力」(実践編)41~81(有料)
想定外を克服する「究極の状況判断力」(行動編)82~(有料)

想定外を克服する「究極の状況判断」も、いよいよ最終章となります。行動編では、実践編で説明した詳細なロジックをいかに活用していくかについてお伝えします。行動に移すためにカギとなるポイント、実際の使い方をご案内しつつ、あなたが抱える課題を解決するためのメッセージをお送り致します。

【 厄介な課題を任された君へ 】

100 究極の状況判断力で未来を切り開く

軍隊は、その存在意義からも分かるように、常に想定外の克服が命題であり続けて来た。それは今日も変わることは無い。軍事活動は最新のテクノロジーを生み出し、あるいは最新テクノロジーを活用して生存競争の為の力を手にし続けている。

そんな中で生み出された各種のプロトコルは、そのテクノロジーの進化と相まって今も継続的に更新が繰り返されている。

いつの時代も、敵対する相手方は、常に「想定外」の戦術・攻撃を用いてくる。だからこそ、想定外に対応できる行動プロトコルが自然と作られ、そして常に洗練されてきた

これまでご紹介してきた「究極の状況判断プロセス」は、その中でも普遍的かつ基本となる、軍事的に開発された「人による意思決定の手続き」である。

この普遍的なエッセンスは、日本社会のレジリエンスを高める為にも活用され得るし、チームや個人としても、自らの対処力を向上させる為に有効だと私は確信している。例え初めて目にする事態であっても、それに立ち向かうことができるツールが「究極の状況判断プロセス」であり、その力が「究極の状況判断力」である。

日本人の多くは、このプロセスに殆ど馴染みがない事だろう。でも、それは仕方が無い事だ。なぜなら、義務教育を含め、今の日本では普通の学校で学ぶことができないからだ。

学んでこなかったから不必要なのでは無い。敢えて言うならば、必要なのに学ぶ機会が無かったのだ。この方法論「究極の状況判断力」には、これまで解説したように、不透明・不確実な状況にあっても、しっかりと未来に向かって道を切り開く力がある。

人は、その人生において、必ず「想定外」に遭遇する。これは仕方のないことだ。例え自分にとって不都合な「想定外」に遭遇してしまっても、泣き寝入りなどする事なく、未来の結果を自ら作り出す力を得れば良い

「究極の状況判断プロセス」は、決して単純で明快なものでは無い。だが、きっと、日々の仕事や上司・部下の関係に悩む若きビジネス・パーソンにとっては、一つの有効な解決策となり得るに違いない。

できることから少しずつ、日々の鍛錬に取り組み、ここでご説明したことを意識して過ごして頂きたい。そして、新たな力「究極の状況判断力」があなたを救ってくれる時がやって来ることを、私は切に願っている。

(完)

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マガジン:
想定外を克服する「究極の状況判断力」(導入編) 1~25
想定外を克服する「究極の状況判断力」(基礎編)26~40
想定外を克服する「究極の状況判断力」(実践編)41~81(有料)
想定外を克服する「究極の状況判断力」(行動編)82~(有料)

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