僕達夫婦は相手に"○○プレゼント"をしない

僕達はイベント的な物事にあまり関心がない。

バレンタインも無ければ
当然クリスマスも何もないし
結婚記念日だって何もない。
二人とも仕事で帰りが遅ければ、
記念日がコンビニ弁当だったりする。
（余談だが結婚式もあげていない。）

冷めてるね～という言い方をされる時もあるけど
別に僕達自身は冷めてるってわけではなくて
二人の関係上は関係ない話、って感覚がある。
クリスマスソングが聴こえれば楽しくなるし
バレンタインになればチョコ食べようかなーは思うけど
だから相手に、というのが不思議と無い。

一方で、お互い服を買いに行った時とかに
お、これはあいつ好きそうだな
とか
これ似合うだろうな
と思うとひょいひょい相手のを買ってきたりする。

そういう時は「お土産だよ」と言って渡す。

プレゼントって、貰うと当然嬉しい。
ただ、いざ貰うと「お返し考えなくちゃ」って思う。

そのキッカケが記念日だったりイベントだったりすると
キッカケに合わせてプレゼントを考えるようになる

多分僕達は、相手にそう考えさせるのが嫌なんだろうな。
お返しを考えるのは嫌いじゃないけど、
それでもやっぱり、ちょっとプレッシャーだ。

性根の話で言えば、二人とも誰かにプレゼントをあげるのが好きな人達で。
二人とも"自分があげたいから"あげる、と思ってる。
お返しが欲しいとは思わない。
だけど、貰った側はお返しを考えてしまう。
その結果、このお土産文化が自然とできた。

○○だからプレゼントだよ、の○○に入る言葉は、
いつだって自分たちが良い。
自分があげたいから、自分が着てほしいから…

記念日だから、というのは相手にもそれを押し付けるような気がして気が引ける。
自分があげたい時にあげたい、という自己中夫婦が僕達なんだと思う。
（大前提として、お互いがお互いのために選ぶものにハズレが無いからできることでもあるけどね）

今日妻は、僕がちょっと前にお土産であげたフレッドペリーのセーターを着て出かけた。
その姿を見て、やっぱり似合うなあとニヤニヤした。
気に入っている様子が微笑ましい。

僕も自分用に買ったセーターを着て外に出た。

何でもない1日だけど、ちょっと特別な1日。

二人のこの関係が、僕達夫婦にとっては心地良いなあ
なんてことを再認識した年の瀬でした。