最後の印象が記憶に残る
最後の部分に対する印象が強く残ることを、心理学では新近効果と言います。
アメリカの心理学者ノーマン・アンダーソン氏が行った模擬裁判の実験では、最後の証言に実験参加者が影響されることを確認しています。
このように無数の情報が提示された場合、人は直近の情報で判断を下しやすくなるのです。
以上から、最後のほうは心に残りやすいため、スピーチやプレゼン、会議や商談などでは、クロージングの部分に注意を払うようにしましょう。
【参考文献】
Anderson, N. H. (1959). Test of a Model for Opinion Change. The Journal of Abnormal and Social Psychology, 59(3), 371-381.
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