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自分の人生

 

 ある日突然、普通の人間だと思っていた自分が、第三者から貴方は障害者ですと、言われたらどうだろう?

 当然、簡単に受け入れる事はできない、自分は社会の出来損ないだと言われた気分にすらなる。

 そしたらどうなるのかは必然で、社会にいる人間に対して憎悪を抱くようになるのだ。

 そう、特に日本にいる健常者に対してはものすごい怒りを感じるようになる。まあ、これに関しては自分の友人を除くのだが。

 でも、そんなものを抱いていた所で人生が良くなるわけでもないし、別に世の中自体が変わるわけでもない。

 幸いにも僕はある方との出会いがきっかけで、気楽に人生の事を考える事が出来る機会に恵まれた。

 それは、障害を持ちながらも会社を経営されているある社長の方との出会いであった。

 僕はその時、その方の助言で一旦仕事から離れるという選択肢を取る事ができた。親に言って福祉の仕事を辞めさせてもらったのである。

 それから僕はその社長さんと共に行動し、色々と学ばせていただける機会を頂けた。

 仕事についての考え方、自分の人生、そして、障害を持った人間の在り方など、様々な事を学ばせてもらいたくさんの物を頂いた。

 その甲斐もあり、僕はこうして人としての道を踏み外すことも、人生に絶望して自ら命を絶つという事もしないで済んでいる。

 その時に自分が一番に学んだことは自分の人生だから、自分の好きなように生きていいという事だ。

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このマガジンでは一般人と思っていた自分が体験した絶望とADDという精神疾患が発覚し、それと向き合うまでの話を書いています。同じような経験のある方に少しでも読んでいただきたいです。そして、少しでも前を向けるきっかけになればなと思います。

私自身がADDという精神疾患が発覚し、それと向き合うまでの体験談を書いています。福祉で働いている方や同じような疾患を診断され絶望された方が…

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