見出し画像

【日経225先物】マーケット分析とトレード戦略|2021年10月12日(水)時点 ※毎週水・日曜更新

この記事を開いていただきありがとうございます!
日経225先物トレーダーのコータローです。

この記事では、日経225先物のファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を解説します。

また、上記の分析結果を落とし込んだ日経225先物の相場動向シナリオと、コータロー自身のトレード戦略の考え方も解説します。
皆さんがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。


《サマリ》

総合評価は、短期は【弱気 or 中立】中期は【中立 or 弱気】長期は【中立】と評価します。
※総合評価は、ファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したものですが、テクニカル分析の評価のウェートを比較的高くしています。

ファンダメンタルズの評価は、【悪材料優勢】、中期は【中立 or 悪材料優勢】、長期は【悪材料優勢】と評価します。

主要な株価指数については、引き続き全体的に弱い状態が続いています。
米国債利回りや原油価格も上昇傾向が続いており、株価には逆風が続く状況。
目下は、明日未明公表のFOMC議事要綱で、テーパリング開始が言及されるかが注目されます。

テクニカルの評価は、月足は【中立】、週足は【中立 or 弱い】、日足は【弱い or 中立】に修正しました。

いったん、週足トレンドラインでサポートされた形ですが、直近陽線の出来高は少なく、まだまだ底入れと判断することはできないです。
価格調整の戻りをこなしたら下落再開、という流れをメインシナリオとして設定します。
ただ、短期的には横ばいへの移行という可能性も出てきているようにも見えてきております。



《テクニカルベースのシナリオ》

①週足トレンドラインでのサポートからの上昇転換が確定(20%)
②一旦大きめに戻ったのち、ボックスに移行(40%)
③調整後、下落再開し直近安値をブレイク(40%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値

画像1



Twitterでは、リアルタイムでの

テクニカル分析やニュース解説などを

つぶやいているので、

フォローよろしくお願いします!


相場観のほか、

僕が初心者を卒業することができた経験から

重要だと思うことを
体系的にまとめたマガジン

「デイトレで勝てるようになるために
やるべきこと」
も
公開していますので、ぜひご覧ください!



 ↓ 以下、詳細な分析 ↓



《ファンダメンタルズ》

・短期は【悪材料優勢】、中期は【中立 or 悪材料優勢】、長期は【悪材料優勢】と評価。
・主要な株価指数については、引き続き全体的に弱い。
・米国債利回りや原油価格も上昇傾向が続いており、株価には逆風が続く状況。
・中国市場の成長鈍化懸念、米国債務上限問題、次期FRBトップ人事、日本の解散総選挙など、中長期的なリスク材料は引き続き多い。
・目下は、明日未明公表のFOMC議事要綱で、テーパリング開始が言及されるかが注目される。


■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

画像5

画像6


■経済指標スケジュール

10/13 (水)
21:30 米国 9月 消費者物価指数(CPI)
27:00 米国 FOMC議事要旨

10/15 (金)
21:30 米国 9月 小売売上高
23:00 米国 10月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値

10/20 (水)
18:00 欧州 9月 消費者物価指数(HICP、改定値)

10/22 (金)
08:30 日本 9月 全国消費者物価指数(CPI)

10/26 (火)
23:00 米国 9月 新築住宅販売件数

10/27 (水)
23:00 カナダ銀行 政策金利

10/28 (木)
15:30 日本 日銀総裁、定例記者会見
20:45 欧州 ECB政策金利
21:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)

10/29 (金)
17:00 独国 7-9月期 GDP(速報値)
18:00 欧州 10月 消費者物価指数(HICP、速報値)
18:00 欧州 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
21:30 米国 9月 個人消費支出(PCEデフレーター)



情報出所

・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)

・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)

・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)

《テクニカル》

・月足は【中立】、週足は【中立 or 弱い】、日足は【弱い or 中立】と評価。
・いったん、週足トレンドラインでサポートされた形
・ただ、直近陽線の出来高は少なく、まだまだ底入れと判断することはできない。
・直近の下落波動に対する戻りの形だが、フィボナッチ38.2%〜50%あたりの価格帯が戻りの目安としてはちょうど良い。
・価格調整の戻りをこなしたら下落再開、という流れをメインシナリオとして設定する。
・一方、短期的には横ばいへの移行という可能性も出てきている。


■月足

画像4

中立(変更なし)
・直近で強く上昇するも、直近最高値の30600〜30700円付近でレジスタンスを受けている形に。
・10月足は陰線からのスタートとなっているが、数本以内(年内)に直近最高値を抜くことができなければボックスまたは下落への転換を疑う必要が出てくる。
・基本的には上昇トレンド継続の可能性がまだ高いとしておくが、その勢いが失われつつあることを警戒もしておく。



■週足

画像3

中立 or 弱い(変更なし)
・8/30週足以降の強い上昇分が行ってこいになってしまった。
・直近の週足上昇/下降トレンドラインで踏み留まれるかがポイントになりそう。
・汚いながらダブルトップ形成にも見える形になってきてしまっている。
・直近のトレンドラインとした抜いてしまった場合は、節目らしい節目が見当たらない。
・緩やかなトレンドラインまでの調整(-20%超)も、最悪のシナリオとして頭の片隅には入れておきたい。

■日足

画像2

弱い or 中立
・いったん、週足トレンドラインでサポートされた形
・ただ、直近陽線の出来高は少なく、まだまだ底入れと判断することはできない。
・直近の下落波動に対する戻りの形だが、フィボナッチ38.2%〜50%あたりの価格帯が戻りの目安としてはちょうど良い。
・価格調整の戻りをこなしたら下落再開、という流れをメインシナリオとして設定する。
・一方、短期的には横ばいへの移行という可能性も出てきている。

《コータローのトレード戦略》

 週明けからはノートレードで様子見を続けています。
 明日未明のFOMC前後は荒れそうなので、このまま様子見になる可能性が高そうです。
 ただ、エントリーチャンスになるチャートパターンが現れたらトレードします。
 方向性的には、上記で書いた通し短期では下か横ばいの可能性が半々くらいとみてます。 


最後まで読んでいただきありがとうございました!

もしこの記事を読んで「ためになった」と思っていただけましたら、
「♡」ボタンを押していただけると励みになります。

※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?