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【日経225先物】マーケット分析とトレード戦略|2021年10月17日(日)時点 ※毎週水・日曜更新

この記事を開いていただきありがとうございます!
日経225先物トレーダーのコータローです。

この記事では、日経225先物のファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を解説します。

また、上記の分析結果を落とし込んだ日経225先物の相場動向シナリオと、コータロー自身のトレード戦略の考え方も解説します。
皆さんがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。


《サマリ》

総合評価は、短期は【強い or 中立 】中期は【中立】長期は【中立】に修正します。
※総合評価は、ファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したものですが、テクニカル分析の評価のウェートを比較的高くしています。

ファンダメンタルズの評価は、短期は【好材料優勢 or 中立】、中期は【中立】、長期は【悪材料優勢 or 中立】に修正します。

主要な各国株価等指数は、底入れ示唆の形状が増えてきました。
テーパリング開始時期が実質的に宣言されている中、米欧株は上昇しており、織り込みが進んでいると思われます。

一方、中国市場の成長鈍化懸念、米国債務上限問題、次期FRBトップ人事、日本の解散総選挙など、中長期的なリスク材料は引き続き多いため、一時的にボラティリティや調整相場が発生する可能性はあります。

テクニカルの評価は、月足は【中立】、週足は【中立】、日足は【中立 or 強い】に修正です。

直近でいったん週足トレンドラインを割り込んだものの、すぐに復帰しておりサポートが機能した形。

直近の大きな上下動の期間を除けば、8/27以前の期間と比べると出来高は大きめとなっています。

また直近下落波動に対するフィボナッチ61.8%ラインにチャレンジしており、このラインを明確に超えることができれば上昇転換の可能性が高くなります。


《テクニカルベースのシナリオ》

①日足フィボナッチ61.8%ラインを強く突破し、上昇転換(30%)
②ある程度の値幅を伴いながら、ボックスまたは三角保ち合いに移行(40%)
③日足フィボナッチ61.8%ラインでレジスタンスされ、下落再開(30%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値

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 ↓ 以下、詳細な分析 ↓



《ファンダメンタルズ》

・短期は【好材料優勢 or 中立】、中期は【中立】、長期は【悪材料優勢 or 中立】に修正。
・主要な各国株価等指数、底入れ示唆の形状が増えてきた。
・テーパリング開始時期が実質的に宣言されている中、米欧株は上昇しており、織り込みが進んでいると思われる。
・ここでは、各国株価指数のテクニカル(底入れ形状)を高く評価し短期~長期の見通しを修正することにする。
・一方、中国市場の成長鈍化懸念、米国債務上限問題、次期FRBトップ人事、日本の解散総選挙など、中長期的なリスク材料は引き続き多いため、一時的にボラティリティや調整相場が発生する可能性はある。

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

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■経済指標スケジュール

10/20 (水)
18:00 欧州 9月 消費者物価指数(HICP、改定値)

10/22 (金)
08:30 日本 9月 全国消費者物価指数(CPI)

10/26 (火)
23:00 米国 9月 新築住宅販売件数

10/27 (水)
23:00 カナダ銀行 政策金利

10/28 (木)
15:30 日本 日銀総裁、定例記者会見
20:45 欧州 ECB政策金利
21:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)

10/29 (金)
17:00 独国 7-9月期 GDP(速報値)
18:00 欧州 10月 消費者物価指数(HICP、速報値)
18:00 欧州 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
21:30 米国 9月 個人消費支出(PCEデフレーター)

11/1 (月)
23:00 米国 10月 ISM製造業景況指数

11/3 (水)
21:15 米国 10月 ADP雇用統計 [前月比]
27:00 米国 FOMC、終了後政策金利発表

11/4 (木)
21:00 英国 英中央銀行 金利、資産買取プログラム規模、英中銀金融政策委員会議事要旨 発表

11/5 (金)
21:30 米国 10月 非農業部門雇用者数変化、失業率

情報出所

・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)

・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)

・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)

《テクニカル》

・月足は【中立】、週足は【中立】、日足は【中立 or 強い】に修正。
・いったん、週足トレンドラインを割り込んだものの、すぐに復帰しておりサポートが機能した形。
・直近の大きな上下動の期間を除けば、8/27以前の期間と比べると出来高は大きめとなっている。
・また直近下落波動に対するフィボナッチ61.8%ラインにチャレンジしており、このラインを明確に超えることができれば上昇転換の可能性が高くなる。少なくとも、下落波動はいったん終了したとみなすことができる。


■月足

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中立(変更なし)
・直近で強く上昇するも、直近最高値の30600〜30700円付近でレジスタンスを受けている形。
・10月足は陰線からのスタートとなっているが、数本以内(年内)に直近最高値を抜くことができなければボックスまたは下落への転換を疑う必要が出てくる。
・一方、月足の直近上昇波動に対するフィボナッチの23.6%ラインでは何度もサポートされている。
・急角度のトレンドライン(白色破線)を割り込まなければ、上昇トレンド継続の可能性の方が高いと考える。



■週足

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中立
・急角度のトレンドライン(白色破線)でサポートを受けた形。
・直近の急上昇と急下降により形はやや汚くなっているが、上位足のトレンドは崩れていないと評価できる。
・一方的に売られる展開が続く可能性は低くなったと考える。
・今後は上昇トレンド継続か、または横ばい・三角保ち合いへの移行を想定していく。



■日足

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中立 or 強い
・いったん、週足トレンドラインを割り込んだものの、すぐに復帰しておりサポートが機能した形。
・直近の大きな上下動の期間を除けば、8/27以前の期間と比べると出来高は大きめとなっている。
・また直近下落波動に対するフィボナッチ61.8%ラインにチャレンジしており、このラインを明確に超えることができれば上昇転換の可能性が高くなる。少なくとも、下落波動はいったん終了したとみなすことができる。



《コータローのトレード戦略》

 先週水曜、記事をアップした直後にショートしました。
 理由は1時間足で三尊っぽい形が見えており、また200MAでレジスタンスを受けているように見えたためです。
※青色○印がエントリーポイント、×印がエグジットポイント

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 しかしこれは一瞬で損切にかかってしまいました。。
 僕は過去検証から、損切りラインを-200~-300円に設定し、逆指値を入れるようにしています。
 このトレードはエントリー直後に急上昇してきたため、一瞬で終了。
 久々に屈辱的な結果になりました。。

 その後は気分を取り直し、いったん様子見。
 翌日の10/14の寄付きで、1時間足での小さな三角保ち合いを上にブレイクし、下ヒゲでワンタッチする動きを認めたのでロングしました。
※オレンジ色○印がエントリーポイント、×印がエグジットポイント

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 (1時間足の三角保ち合いブレイクは、パラメータ設定にもよりますが、勝率65%、損益比2.3弱くらいは出ます。)
 これはうまくはまり、その後の上昇をしっかりとることができました。
 ただし200日MAを前に足踏みを始めそうだったのでいったんエグジット。

 その後、200日MAを上にブレイクしてワンタッチする動きを狙おうと考え待機。
 10/14の深夜に200日MAを突破し、寄付きの上下動でワンタッチしたのを認め、再度ロングで入りました。
※オレンジ色○印がエントリーポイント

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(100・200日MAへのブレイクワンタッチは、分割利食いを活用すれば勝率7割弱、損益比2.5弱くらいとなる優位性の高い手法です。ただし出現頻度は低いですw)
 先週半ば時点で、全体的には横ばいか下目線でしたが、いったん大きめに戻ることも可能性には入れていたので、対応することができました。
 建玉の半分は利食いし、残り半分をホールド中です。

 現在は、中期的にはどちらかというと上目線または横ばいと考えているため、現在の建玉はホールドを続けようと思います。
 一方、ごく短期ではシグナルが出れば、機械的に買い/売りを実行していきます。
 (ごく短期での、下落波動発生の可能性は排除しない、という意味です。)


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。


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