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【日経225先物】相場観とテクニカルシナリオ|2021年4月21日(水)時点 ※毎週水・日曜更新

《サマリ》

ファンダメンタルズ面
・今週は基本下目線に修正だが、大きな暴落になるかというと微妙。
・日本国内でのコロナ再拡大と緊急事態宣言への警戒感によりファンダ悪化。
・ただし、S&Pが下降転換した場合の下値目途まで幅は大きい。
・引き続き、米国・国内ともに決算が注視される相場。

テクニカル面
・昨日の下落で一気に弱気転換
・日足三角保ち合いの下辺をブレイクするかがポイント
・上記をブレイクすると、それらしいサポートラインが見当たらないため下値が大きくなる可能性がある
・しかしながら、昨日の出来高は過去実績に比べて大きいとは言えず、閑散期での売り仕掛けの可能性がある。(この場合は早々にテジマイが行われるのでこれ以上大きくは下がらない)
・高値圏から10%強を超える暴落になるかというとまだ何とも言えない。

《テクニカルベースのシナリオ》

①日足三角保ち合いを下にブレイク(40%)
②日足三角保ち合い下辺で反発(40%)
③上昇トレンド転換(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値


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 ↓ 以下、詳細な分析 ↓


《ファンダメンタルズ》

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

・コロナ再拡大を理由に価格調整に入った模様。
・米国市場では現在、金利×景気の見通しによるセクターローテーションが高速でなされている状況。これを念頭に置かないと個別株の動向や米国市場の先行きを理解できない。
・引き続き、米国・国内ともに決算が注視される相場。各セクターごとに好決算が続くことで株価押上げの材料になることを期待したい。
・経済指標の数値はよい発表が続いており、また米国企業の決算も引き続き期待できそう。
・現在、投資家達はワクチン接種率と経済成長率を結び付けて考えている。これを理解しないと米国株と日本株のデカップリングもこれが要因。
・中長期では、バイデン政権による大規模の経済支援策やワクチン接種進捗等をはじめとした好材料により上昇トレンド入りの見込みは継続。

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■経済指標スケジュール

4/22 (木)
20:45 欧州中央銀行(ECB)政策金利

4/23 (金)
23:00 米国 3月 新築住宅販売件数

4/28 (水)
27:00 FOMC政策金利発表、FRB議長定例記者会見

4/29 (木)
21:30 米国 四半期実質GDP

4/30 (金)
18:00 ユーロ 4月 消費者物価指数、四半期GDP
21:30 米国 3月 個人消費支出

5/3 (月)
23:00 米国 4月 ISM製造業景況指数

5/5 (水)
21:15 米国 4月 ADP雇用統計
23:00 米国 4月 ISM非製造業景況指数

5/7 (金)
21:30 米国 4月 非農業部門雇用者数、失業率


情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)


《テクニカル》

・昨日の下落で一気に弱気転換
・日足三角保ち合いの下辺をブレイクするかがポイント
・上記をブレイクすると、それらしいサポートラインが見当たらないため下値が大きくなる可能性がある
・しかしながら、昨日の出来高は過去実績に比べて大きいとは言えず、閑散期での売り仕掛けの可能性がある。(この場合は早々にテジマイが行われるのでこれ以上大きくは下がらない)
・高値圏から10%強を超える暴落になるかというとまだ何とも言えない。

■月足

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弱い
・4月の足が大きめ陰線に転換
・短期の移動平均線を割り込んだら、より本格的な調整になる可能性も


■週足

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弱い
・4/19週の足が大きな陰線からスタート
・小さめダブルトップの形となっており、下降トレンドへの転換を示唆
・本日の日中にトレンドラインを割り込むようだと更に下値を見ていくことになる


■日足

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弱い
・三角保ち合いの下辺に向けて下落している状況
・三角保ち合いを下ブレイクしたら、更に下値を目指す展開となりそう

【下値目途】
28400(日足三角保ち合い下辺、週足トレンドライン)
28000(日足ピボットS1)
27000(日足ピボットS2)
26500(日足200MA)


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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。


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