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【日経225先物】マーケット分析とトレード戦略|2021年10月27日(水)時点 ※毎週水・日曜更新

この記事を開いていただきありがとうございます!
日経225先物トレーダーのコータローです。

この記事では、日経225先物のファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を解説します。

また、上記の分析結果を落とし込んだ日経225先物の相場動向シナリオと、コータロー自身のトレード戦略の考え方も解説します。
皆さんがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。


《サマリ》

総合評価は、短期は【中立】中期は【中立】長期は【中立】と評価します。
※総合評価は、ファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したものですが、テクニカル分析の評価のウェートを比較的高くしています。

ファンダメンタルズの評価は、短期は【好材料優勢 or 中立】、中期は【中立】、長期は【悪材料優勢 or 中立】に修正。
米欧株を中心に、株式市場全体がリスクオンの様相です。
ただし、Fear & Greed Indexも70を突破しており、欲望が強くなってきているので天井リスクも高まってきていると考えます。
ニュースや個人ポジションなど見る限り、まだ迷いを持っているプレイヤーもいそうなので、上昇余地はまだありそうですが、梯子外しには注意。
今週、来週とECBとFOMCが開催されるので、テーパリングや引き締めについての材料が出てくるかの警戒感が発生する可能性もあります。
衆院選挙については、自民(というか連立与党)が過半数をとるとの報道により、マーケットが安心感を覚えた可能性があります。ただし、今後の進捗によってはまた材料視されボラ発生の可能性ありです。

テクニカルの評価は、月足は【中立】、週足は【中立】、日足は【中立】とします。
200日MAより上に復帰し、日足の下降トレンドラインにチャレンジしている形。(またもやレジスタンスされた可能性が高いですが。。)
直近でこのトレンドラインをブレイクできるかがポイントになりそう。
ブレイクできれば上昇トレンド入り、ブレイクできなければヨコヨコの可能性がそれぞれ高まると思料。

《テクニカルベースのチャートシナリオ》

①日足トレンドラインを上にブレイクし上昇回帰(40%)
②日足下降トレンドラインと週足上昇トレンドラインの間でトライアングル形成(40%)
③週足トレンドラインを下抜き下落転換(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値



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 ↓ 以下、詳細な分析 ↓



《ファンダメンタルズ分析の詳細》

・短期は【中立 or 好材料優勢】、中期は【中立】、長期は【悪材料優勢 or 中立】に修正。
・米欧株を中心に、株式市場全体がリスクオンの様相。
・Fear & Greed Indexも70を突破しており、欲望が強くなってきている。
・ニュースや個人ポジションなど見る限り、まだ迷いを持っているプレイヤーもいそうなので、上昇余地はまだありそう。
・今週、来週とECBとFOMCが開催されるので、テーパリングや引き締めについての材料が出てくるかの警戒感が発生する可能性はある。
・衆院選挙については、自民(というか連立与党)が過半数をとるとの報道により、マーケットが安心感を覚えた可能性がある。ただし、今後の進捗によってはまた材料視されボラ発生の可能性あり。

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

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■経済指標スケジュール

10/27 (水)
23:00 カナダ銀行 政策金利

10/28 (木)
15:30 日本 日銀総裁、定例記者会見
20:45 欧州 ECB政策金利
21:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)

10/29 (金)
17:00 独国 7-9月期 GDP(速報値)
18:00 欧州 10月 消費者物価指数(HICP、速報値)
18:00 欧州 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
21:30 米国 9月 個人消費支出(PCEデフレーター)

11/1 (月)
23:00 米国 10月 ISM製造業景況指数

11/3 (水)
21:15 米国 10月 ADP雇用統計 [前月比]
27:00 米国 FOMC、終了後政策金利発表

11/4 (木)
21:00 英国 英中央銀行 金利、資産買取プログラム規模、英中銀金融政策委員会議事要旨 発表

11/5 (金)
21:30 米国 10月 非農業部門雇用者数変化、失業率

11/10 (水)
22:30 米国 10月 消費者物価指数(CPI)

11/11 (木)
16:00 英国 9月 月次GDP

11/15 (月)
08:50 日本 7-9月期 四半期実質GDP

情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)

《テクニカル分析の詳細》

・月足は【中立】、週足は【中立】、日足は【中立】と評価。
・200日MAより上に復帰し、日足の下降トレンドラインにチャレンジしている形。
・直近でこのトレンドラインをブレイクできるかがポイントになりそう。
・ブレイクできれば上昇トレンド入り、ブレイクできなければヨコヨコの可能性がそれぞれ高まると思料。


■月足

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中立(変更なし)
・直近で強く上昇するも、直近最高値の30600〜30700円付近でレジスタンスを受けている形。
・10月足は陰線からのスタートとなっているが、数本以内(年内)に直近最高値を抜くことができなければボックスまたは下落への転換を疑う必要が出てくる。
・一方、月足の直近上昇波動に対するフィボナッチの23.6%ラインでは何度もサポートされている。
・急角度のトレンドライン(白色破線)を割り込まなければ、上昇トレンド継続の可能性の方が高いと考える。



■週足

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中立(変更なし)
・急角度のトレンドライン(白色破線)でサポートを受けている形。
・直近の急上昇と急下降により形はやや汚くなっているが、上位足のトレンドは崩れていないと評価できる。
・一方的に売られる展開が続く可能性は低くなったと考える。
・今後は上昇トレンド継続か、または横ばい・三角保ち合いへの移行を想定していく。



■日足

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中立
・200日MAより上に復帰し、日足の下降トレンドラインにチャレンジしている形。
・直近でこのトレンドラインをブレイクできるかがポイントになりそう。
・ブレイクできれば上昇トレンド入り、ブレイクできなければヨコヨコの可能性がそれぞれ高まると思料。



《コータローのトレード戦略》

 10/25の17時頃に少数でロングを仕込みました。
 直近の短期下降トレンドラインにチャレンジし始めている動きを認めたことが根拠です。
 本来はトレンドラインをブレイクするのを待つのですが、直近でダブルボトムっぽい形を形成していたことに加えファンダも改善する見込みだったことから、上にブレイクする可能性が高いと感じ、少数のみ先行エントリーしました。
 夜間にうまく上昇してくれ、翌日朝方に残りの分をエントリーするつもりだったのですが、急用が入り対応しているうちに上がってしまったので、追いかけは見送りました。
 まぁこんなこともあります(泣
 昨晩は少し夜更かしして監視していたのですが、0時をまわってから陰線を形成し、ごく短期のトレンドラインを割り込む動きを見せたので、早めに利食いしました。
 結果的には正しい判断となりました。
※○印:エントリーポイント、✖印:エグジットポイント

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 週後半の展開は、日足のトレンドラインをブレイクするかどうかで変わってくると考えます。
 ファンダの材料によっても一喜一憂されそうなので、目先はやや上目線ながら、短期足で発生したトレンドが長続きしないケースが増えるかもしれないと考えます。
 まぁ基本通り、自分のシグナルが点灯したら機械的にエントリーでよいかと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。



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