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【日経225先物】マーケット分析とトレード戦略|2021年10月31日(日)時点 ※毎週水・日曜更新

この記事を開いていただきありがとうございます!
日経225先物トレーダーのコータローです。

この記事では、日経225先物のファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を解説します。

また、上記の分析結果を落とし込んだ日経225先物の相場動向シナリオと、コータロー自身のトレード戦略の考え方も解説します。
皆さんがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。

《サマリ》

総合評価は、短期は【中立】中期は【中立】長期は【中立】と評価します。
※総合評価は、ファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したものです。(テクニカル分析の評価のウェートが高め)

ファンダメンタルズの評価は、短期は【中立】、中期は【中立】、長期は【悪材料優勢 or 中立】に修正します。
米欧株は引き続き堅調ですが、来週の各国中銀によるイベントを控えリスクオフが意識されている雰囲気。
相場は全体的に不安定になってきているように感じます。
テーパリングや引き締めについての材料が出てくるかについては、引き続き警戒が必要。
衆院選挙については、自公で過半数確保がコンセンサスになっている模様です。
来週は、ボラティリティを発生させる材料が多い週になりそうなので、特に短期足の動きはテクニカルが機能しにくくなると想定しておきます。

テクニカルは、月足は【中立】、週足は【中立】、日足は【中立 or 強い】に修正です。
200日MAに絡みつきながら、トライアングルを形成している状況。
ちょうどよく保ち合いが煮詰まってきており、上にブレイクしそうな雰囲気です。
ブレイクできれば上昇トレンド入り、ブレイクできなければヨコヨコまたはダマシでの下げとなると思われます。
ただし、来週はファンダメンタルズのイベントが多いため、テクニカルのセオリー通りに進捗しない可能性もあるので要注意です。


《テクニカルベースのチャートシナリオ》

①トライアングルを上にブレイクし上昇回帰(40%)
②上ブレイクがダマシとなり下落またはヨコヨコに移行(40%)
③週足トレンドラインを下抜き下落転換(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値

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 ↓ 以下、詳細な分析 ↓


《ファンダメンタルズ分析の詳細》

・短期は【中立】、中期は【中立】、長期は【悪材料優勢 or 中立】に修正。
・米欧株は引き続き堅調だが、来週の各国中銀によるイベントを控えリスクオフが意識されている雰囲気。
・相場は全体的に不安定になってきている。
・テーパリングや引き締めについての材料が出てくるかについては、引き続き警戒が必要。
・衆院選挙については、自公で過半数確保がコンセンサスになっている模様。
・ボラティリティを発生させる材料が多い週を迎えるため、特に短期足の動きはテクニカルが機能しにくくなると思料。


■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

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■経済指標スケジュール

11/1 (月)
23:00 米国 10月 ISM製造業景況指数

11/3 (水)
21:15 米国 10月 ADP雇用統計 [前月比]
27:00 米国 FOMC、終了後政策金利発表

11/4 (木)
21:00 英国 英中央銀行 金利、資産買取プログラム規模、英中銀金融政策委員会議事要旨 発表

11/5 (金)
21:30 米国 10月 非農業部門雇用者数変化、失業率

11/10 (水)
22:30 米国 10月 消費者物価指数(CPI)

11/11 (木)
16:00 英国 9月 月次GDP

11/15 (月)
08:50 日本 7-9月期 四半期実質GDP

11/16 (火)
19:00 欧州 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、改定値)
22:30 米国 10月 小売売上高

11/17 (水)
19:00 欧州 10月 消費者物価指数(HICP、改定値)

11/19 (金)
08:30 日本 10月 全国消費者物価指数(CPI)

11/23 (火)
16:00 独国 7-9月期 国内総生産(GDP、改定値) [前期比]

11/24 (水)
22:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
24:00 米国 10月 個人消費支出(PCEデフレーター)
24:00 米国 10月 新築住宅販売件数
24:00 米国 10月 個人消費支出(PCE)
28:00 米国  米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

11/30 (火)
19:00 欧州 11月 消費者物価指数(HICP、速報値)
24:00 米国 11月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)


情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)


《テクニカル分析の詳細》

・月足は【中立】、週足は【中立】、日足は【中立 or 強い】と評価。
・200日MAに絡みつきながら、トライアングルを形成している。
・ちょうどよく保ち合いが煮詰まってきており、上にブレイクしそうな雰囲気。
・ブレイクできれば上昇トレンド入り、ブレイクできなければヨコヨコまたはダマシでの下げとなると思われる。
・ただし、来週はファンダメンタルズのイベントが多いため、テクニカルのセオリー通りに進捗しない可能性もあるので要注意。

■月足

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中立(変更なし)
・直近で強く上昇するも、直近最高値の30600〜30700円付近でレジスタンスを受けている形。
・10月足は陰線からのスタートとなっているが、数本以内(年内)に直近最高値を抜くことができなければボックスまたは下落への転換を疑う必要が出てくる。
・一方、月足の直近上昇波動に対するフィボナッチの23.6%ラインでは何度もサポートされている。
・急角度のトレンドライン(白色破線)を割り込まなければ、上昇トレンド継続の可能性の方が高いと考える。


■週足

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中立(変更なし)
・急角度のトレンドライン(白色破線)でサポートを受けている形。
・直近の急上昇と急下降により形はやや汚くなっているが、上位足のトレンドは崩れていないと評価できる。
・一方的に売られる展開が続く可能性は低くなったと考える。
・今後は上昇トレンド継続か、または横ばい・三角保ち合いへの移行を想定していく。

■日足

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中立 or 強い
・200日MAに絡みつきながら、トライアングルを形成している。
・ちょうどよく保ち合いが煮詰まってきており、上にブレイクしそうな雰囲気。
・ブレイクできれば上昇トレンド入り、ブレイクできなければヨコヨコまたはダマシでの下げとなると思われる。
・ただし、来週はファンダメンタルズのイベントが多いため、テクニカルのセオリー通りに進捗しない可能性もあるので要注意。


《コータローのトレード戦略》

 先週後半は、自分の手法のシグナルが出なかったのでトレードなしでした。
 しかし、様子見するのにも多少は精神力や体力を使いますね。。
 まぁ様子見といっても、マーケットタイミングを探しながらチャートの監視をしているので当然なのですが。
 下手すると、エントリーした後の方がやることが決まっている分、気が楽かもしれないですね。

 来週はイベントが多いため、特に短期足ではテクニカルがうまく機能しない場合が多くなる可能性があります。
 一応、シグナルが出たら機械的にエントリーするスタンスを取りますが、直前の雰囲気などを加味してエントリーの見送りや、建玉数を控え目にするなどして対応する可能性あります。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。




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