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【日経225先物】マーケット分析とトレード戦略|2021年10月24日(日)時点 ※毎週水・日曜更新

この記事を開いていただきありがとうございます!
日経225先物トレーダーのコータローです。

この記事では、日経225先物のファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を解説します。

また、上記の分析結果を落とし込んだ日経225先物の相場動向シナリオと、コータロー自身のトレード戦略の考え方も解説します。
皆さんがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。


《サマリ》

総合評価は、短期は【中立 】中期は【中立】長期は【中立】に修正します。
※総合評価は、ファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したものですが、テクニカル分析の評価のウェートを比較的高くしています。

ファンダメンタルズの評価は、短期は【中立】、中期は【中立】、長期は【悪材料優勢 or 中立】に修正しました。
主要な各国株価等指数は、引き続き強く進捗。ただし、足元ではやや調整の前触れが見えてきている部分も。
中国恒大集団問題については、一旦社債利払いで投資家を安心させたものの、基本路線は中国不動産問題を起点とした中国経済全体の地盤沈下となる可能性が濃厚です。
FRB議長によるテーパリング関連の発言も、直近の急上昇に冷や水を浴びせた形です。

テクニカルの評価は、月足は【中立】、週足は【中立】、日足は【中立】に修正しました。
200日MAに絡みつく動きになってきており、4時間足以下でトライアングルやボックス形成の可能性が高くなってきています。
短期足でブレイクアウトするまでは、大きな値動きは期待できないかもしれないです。

《テクニカルベースのシナリオ》

①短期間で上昇回帰(40%)
②日足下降トレンドラインと週足上昇トレンドラインの間でトライアングル形成(40%)
③週足トレンドラインを下抜き下落転換(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値

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 ↓ 以下、詳細な分析 ↓


《ファンダメンタルズ》

・短期は【中立】、中期は【中立】、長期は【悪材料優勢 or 中立】に修正。
・主要な各国株価等指数は、引き続き強く進捗。ただし、足元ではやや調整の前触れが見えてきている部分も。
・中国恒大集団問題については、一旦社債利払いで投資家を安心させたものの、基本路線は中国不動産問題を起点とした中国経済全体の地盤沈下となる可能性が濃厚。
・FRB議長によるテーパリング関連の発言も、直近の急上昇に冷や水を浴びせた形。

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

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■経済指標スケジュール

10/26 (火)
23:00 米国 9月 新築住宅販売件数

10/27 (水)
23:00 カナダ銀行 政策金利

10/28 (木)
15:30 日本 日銀総裁、定例記者会見
20:45 欧州 ECB政策金利
21:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)

10/29 (金)
17:00 独国 7-9月期 GDP(速報値)
18:00 欧州 10月 消費者物価指数(HICP、速報値)
18:00 欧州 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
21:30 米国 9月 個人消費支出(PCEデフレーター)

11/1 (月)
23:00 米国 10月 ISM製造業景況指数

11/3 (水)
21:15 米国 10月 ADP雇用統計 [前月比]
27:00 米国 FOMC、終了後政策金利発表

11/4 (木)
21:00 英国 英中央銀行 金利、資産買取プログラム規模、英中銀金融政策委員会議事要旨 発表

11/5 (金)
21:30 米国 10月 非農業部門雇用者数変化、失業率

11/10 (水)
22:30 米国 10月 消費者物価指数(CPI)

11/11 (木)
16:00 英国 9月 月次GDP

11/15 (月)
08:50 日本 7-9月期 四半期実質GDP


情報出所

・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)

・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)

・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)


《テクニカル》

・月足は【中立】、週足は【中立】、日足は【中立】に修正。
・200日MAに絡みつく動きになってきた。
・4時間足以下で、トライアングルやボックス形成の可能性が高くなってきている。
・短期足でブレイクアウトするまでは、大きな値動きは期待できないかもしれない。


■月足

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中立(変更なし)
・直近で強く上昇するも、直近最高値の30600〜30700円付近でレジスタンスを受けている形。
・10月足は陰線からのスタートとなっているが、数本以内(年内)に直近最高値を抜くことができなければボックスまたは下落への転換を疑う必要が出てくる。
・一方、月足の直近上昇波動に対するフィボナッチの23.6%ラインでは何度もサポートされている。
・急角度のトレンドライン(白色破線)を割り込まなければ、上昇トレンド継続の可能性の方が高いと考える。



■週足

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中立(変更なし)
・急角度のトレンドライン(白色破線)でサポートを受けた形。
・直近の急上昇と急下降により形はやや汚くなっているが、上位足のトレンドは崩れていないと評価できる。
・一方的に売られる展開が続く可能性は低くなったと考える。
・今後は上昇トレンド継続か、または横ばい・三角保ち合いへの移行を想定していく。



■日足

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中立
・200日MAに絡みつく動きになってきた。
・4時間足以下で、トライアングルやボックス形成の可能性が高くなってきている。
・短期足でブレイクアウトするまでは、大きな値動きは期待できないかもしれない。

《コータローのトレード戦略》

 先週後半は、トレードチャンスはありましたが、本業が忙しかったのと、体調が優れなかったので結局トレードなしでした。
 上昇復帰して素直に上がっていく展開を期待しましたが、結局ややギクシャクした動きになってきています。
 200日MAに絡みつくような動きになっており、ブレイクアウト系の手法が得意な立場としてはやりづらい展開。
 ちょっと嫌な感じがするので、来週前半は様子見しても良いかと思っています。
 個人的にはトライアングルに移行しそうな雰囲気を感じています。
 いずれにせよ、優位性の高いパターンが見えるまでは温存しつつ、自分の手法のシグナルが出たら機会的にエントリーしていきます。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。


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