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【日経225先物】相場観とテクニカルシナリオ|2021年4月18日(日)時点 ※毎週水曜・日曜更新

《サマリ》

ファンダメンタルズ面
・引き続き、米国・国内ともに決算が注視される相場。
・週半ばの決算発表本格化までは材料不足のため、上げても下げても値幅はそれほど出ないと思われる。(日本のワクチン接種の進捗遅れで上値抑えられるが、米国をはじめとした経済指標の調子は良いので大きく下げる材料もない。)
・ただし、ファイザーからのワクチン追加供給確約のニュースが出てきたら、ポジティブサプライズで大きく上げると思われる。 
テクニカル面
・日足三角保ち合い上辺ではじかれ下落しているが、下げ渋っている形。
・決して弱くはないが材料不足でヨコヨコ調整。
・特段手掛かりがないので、新たな材料が出てこないと大きく動かないと思われる。


《テクニカルベースのシナリオ》

①三角保ち合いの中で上下に振れながら徐々に安値を切り上げ、4月中か5月頭に上ブレイク(40%)
②早々に三角保ち合いを上ブレイク(40%)
③下降トレンド転換(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値


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↓ 以下、詳細な分析 ↓


《ファンダメンタルズ》

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

・先週金曜は機関投資家の取引量が増えたことで午前中に大きく上下(海外勢の買い、国内勢の売りが激突)
・引き続き、米国・国内ともに決算が注視される相場。
・週半ばの決算発表本格化までは材料不足のため、上げても下げても値幅はそれほど出ないと思われる。(日本のワクチン接種の進捗遅れで上値抑えられるが、米国をはじめとした経済指標の調子は良いので大きく下げる材料もない。)
・ただし、ファイザーからのワクチン追加供給確約のニュースが出てきたら、ポジティブサプライズで大きく上げると思われる。
・現在、投資家達はワクチン接種率と経済成長率を結び付けて考えている。これを理解しないと米国株と日本株のデカップリングを理解できない。
・経済指標の数値はよい発表が続いており、また米国企業の決算も期待できそう。
・日本は、引き続きワクチン接種の遅れが材料視され上値を抑えられそう。
・中長期では、バイデン政権による大規模の経済支援策やワクチン接種進捗等をはじめとした好材料により上昇トレンド入りの見込みは継続。


■経済指標スケジュール

4/16 (金)
18:00 ユーロ 3月 消費者物価指数(HICP)

4/22 (木)
20:45 欧州中央銀行(ECB)政策金利

4/23 (金)
23:00 米国 3月 新築住宅販売件数 

4/28 (水)
27:00 FOMC政策金利発表、FRB議長定例記者会見

4/29 (木)
21:30 米国 四半期実質GDP

4/30 (金)
18:00 ユーロ 4月 消費者物価指数、四半期GDP
21:30 米国 3月 個人消費支出

5/3 (月)
23:00 米国 4月 ISM製造業景況指数

5/5 (水)
21:15 米国 4月 ADP雇用統計
23:00 米国 4月 ISM非製造業景況指数

5/7 (金)
21:30 米国 4月 非農業部門雇用者数、失業率


情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)


《テクニカル》


・日足三角保ち合い上辺ではじかれ下落しているが、下げ渋っている形。決して弱くはない。
・しかしながら一方で、30000円に定着できていないのも事実。
・特段手掛かりがないので、新たな材料が出てこないと大きく動かないと思われる。
・日足三角保ち合い上辺を上抜ける可能性と、三角保ち合いの継続またはボックスやフラッグへの移行の可能性を同程度に設定しておく。
・決算やワクチン関連の材料が出てくるまではヨコヨコ調整の継続を予想

■月足

中立or強い(更新なし)
・4月足はピンバーの後の陽線、30,000円に再チャレンジしそうな形
・三角保ち合い(白色破線)を上ブレイクして4,5ヶ月間走ってきたが、ファンダ環境の状況変化に伴いさすがに息切れしてきたようにも見える
・本来は、出来高が伸びずに上昇してきたため、今後再上昇するためにもしっかりした調整が欲しいところだが、トレンドライン付近で再上昇となる可能性もでてきた。
・短期の移動平均線を割り込んだら、より本格的な調整になる可能性も

■週足

中立or強い(更新なし)
・2/15週の高値以降、高値更新がストップしたものの、再上昇を開始した形
・トレンドラインに沿って伸び上がっている
・出来高伸びない上昇(エネルギー切れ)からの、出来高大き目の短期上下の動きとなっておりもみ合いの調整入りを示唆
・週足の上昇トレンドライン(白色破線)に当たったら上昇再開しそうな形だが、逆にこれを割り込んだら本格的な下降トレンド入りを警戒すべき状況

■日足

中立or強い(更新なし)
・三角保ち合いの上辺から反転下降するも、下げ止まりつつある形。ここから再上昇して三角保ち合い上辺を上抜けると強い形。
・ただしファンダもはっきりしないことを踏まえると、三角保ち合いの継続、またはボックスやフラッグへの移行となる可能性も高いと評価。
・高値安値は切り下げているので下降トレンドは継続中(上昇フラッグ?)



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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。


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