【日経225先物】マーケット分析とトレード戦略|2021年12月22日(水)時点 ※毎週水・日曜更新
日経225先物トレーダーのコータローが、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から日経先物の相場観を解説します。
また、上記の分析結果を落とし込んだ日経225先物の相場動向シナリオや、コータロー自身のトレード戦略の考え方も解説します。
皆さまがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。
《サマリ》
《テクニカルベースのチャートシナリオ》
①短期調整をこなし反発上昇、200日MA上に復帰(20%)
②200日MAにからみつくようにしてレンジ形成(40%)
③日足トライアングル下辺に戻る(40%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値
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↓ 以下、詳細な分析 ↓
《ファンダメンタルズ分析の詳細》
・短期は【中立 or 悪材料優位】、中期は【悪材料優位】、長期は【悪材料優位 or 中立】と評価。
・米欧株のテクニカルは引き続き弱きの展開。金融相場の終わりを迎えており、業績相場への移行が円滑になされるかがポイント。
・経済活動正常化を急いだ国からインフレ率が高まっている状況であり、米国や英国の中銀はインフレ退治のスタンスを明確化。
・オミクロン株の感染が広がっており、経済活動への悪影響が懸念されており、上値は重そう。
・米国の大型歳出法案の成立にネガティブな情報が出ており嫌気されているが、一方で流動性が必要なくなってきているこの時期に、多大な支出を伴う制作が必要かについては疑問が呈されているコメントもみられる。
・日本株については引き続き、大きく買われる要素はいまのところなしと評価。
■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ ※赤字はアップデート項目
■経済指標スケジュール
12/22 (水)
16:00 英国 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、改定値)
22:30 英国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値)
12/23 (木)
22:30 米国 11月 個人消費支出(PCEデフレーター)
24:00 米国 11月 新築住宅販売件数
12/24 (金)
08:30 日本 11月 全国消費者物価指数(CPI)
終日 米国、ドイツ等 休場
12/28 (火)
08:30 日本 11月 失業率
12/30(木)
日本 大納会
1/4 (火)
日本 大発会
24:00 米国 12月 ISM製造業景況指数
1/5 (水)
22:15 米国 12月 ADP雇用統計
28:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
1/6 (木)
24:00 米国 12月 ISM非製造業景況指数(総合)
1/7 (金)
18:30 英国 12月 建設業購買担当者景気指数(PMI)
22:30 米国 12月 非農業部門雇用者数変化、失業率
・情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)
《テクニカル分析の詳細》
・月足は【中立 or 弱い】、週足は【弱い or 中立】、日足は【中立】と評価。
・週足、日足トライアングルを形成中。ブレイクした方向に大きく動く可能性がある。
・またエリオット波動的な見方では、すでに一つの推進波が終了した可能性もでてきている。単純に考えると修正波をはさみ再上昇がセオリーだが、史上最高値にチャレンジする可能性はかなり低いと思われる。
・そうすると、次の波動は下落の推進波となる可能性がでてくる。
・出来高も減ってきているように見えるので、トライアングルの進捗としては悪くない。
・週足の評価引き下げに伴い、トライアングルをブレイクする方向も下方向の可能性が高いと考えていく。
・目下は、トライアングル下辺に再チャレンジ、または一定の値幅でヨコヨコの2パターンの可能性を高めに設定する。
■月足
中立 or 弱い(変更なし)
・直近は最高値の27200〜30700円のレンジで上下動の形。
・下位足のトレンドラインを割り込んでしまったこともあり、上昇トレンドに異変が起きていると考える。
・今後は上昇回帰の可能性に対して、レンジ相場または価格調整の可能性も相対的に高めることとする。
■週足
弱い or 中立(変更なし)
・強い下げにより、急角度のトレンドライン(白色破線)を割り込んでしまった。
・月足の上昇トレンドの強さについての評価を引き下げたことに伴い、週足についても本格的なレンジ相場または下落転換の可能性を視野に入れることとする。
・少なくとも、直近高値を年内にブレイクし上昇トレンド回帰する可能性は遠のいた。
・直近ではトライアングルの形状が見えてきた。ブレイクした方向に大きく動く可能性がある。
・またエリオット波動的な見方では、すでに一つの推進波が終了した可能性もでてきている。単純に考えると修正波をはさみ再上昇がセオリーだが、史上最高値にチャレンジする可能性はかなり低いと思われる。
・そうすると、次の波動は下落の推進波となる可能性がでてくる。
■日足
中立
・週足と同様のレンジで、日足トライアングルを形成中。
・出来高も減ってきているように見えるので、トライアングルの進捗としては悪くない。
・週足の評価引き下げに伴い、トライアングルをブレイクする方向も下方向の可能性が高いと考えていく。
・目下は、トライアングル下辺に再チャレンジ、または一定の値幅でヨコヨコの2パターンの可能性を高めに設定する。
・ただ直近の戻しがわりと強かったので、一気に上辺を目指す動きに回帰する展開には警戒しておく。
《コータローのトレード戦略》
週前半は結局ノートレードでした。
自分のエントリーサインが出なかったことに加え、大きな上下動の動きに乗れなかったのでテンション下げて過ごしました。。
週後半は、引き続き日足トライアングルの中でレンジ形成をイメージしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。
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