Kotaro

東京在住 国立大学修士卒(工学) 趣味は料理と変わった建物を探すこと 機械系エンジニア…

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東京在住 国立大学修士卒(工学) 趣味は料理と変わった建物を探すこと 機械系エンジニアとして研究業務に従事 学会には国内外問わず積極的に参加し色々と知見を深めています。 最近はフランス語とポルトガル語、データサイエンスに興味を持っています。

記事一覧

一陸技⑬ ~工学B:測定~

こんばんは。 Kotaroです。 工学Bも最後の記事となります。 最後は測定です。 今までのイメージしにくい内容と異なり比較的分かりやすいかなと思います。 僕は電気や電…

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4日前

一陸技⑫ ~工学B:電波伝搬~

こんばんは。 Kotaroです。 引き続き工学Bの内容について執筆していきます。 今回は電波伝搬についてです。 一口に電波といっても地表波、空間波、上空波と色々な種類が…

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10日前

一陸技⑪ ~工学B:給電回路~

こんばんは。 Kotaroです。 引き続き一陸技の工学Bに関する記事を書いていきます。 今回は給電回路です。 アンテナを使った通信を行う上で電力を供給する給電線は必須の…

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2週間前
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一陸技⑩ ~工学B:アンテナ~

こんばんは。 Kotaroです。 本日も工学Bに関する内容を執筆していきます。 工学Bはどの分野も内容がボリューミーで大変ですが、今回は工学Bの象徴的ともいえるアンテナ分…

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1か月前

一陸技⑨ ~工学B:アンテナ理論~

こんばんは、Kotaroです。 今回から一陸技最後の工学Bに関して書いていきます。 工学基礎、工学Aと同じく125点満点で合格点は6割の75点。 試験時間は2時間半。 実施日程…

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1か月前
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一陸技⑧ ~工学A:測定~

こんにちは。 Kotaroです。 今回で工学A最後となります。 測定は主に無線機器で使用する計測器の測定原理や出力データの解釈の仕方について出題されます。 出題数も多く…

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1か月前

一陸技⑦ ~工学A:デジタル伝送・電源・雑音~

こんにちは。 Kotaroです。 引き続き一陸技工学Aの各論について書きます。 デジタル放送とは登場して久しく経ちますが、地デジの伝送方式について出題されます。 アナロ…

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1か月前

一陸技⑥ ~工学A:通信システム~

こんにちは。 Kotaroです。 今日は無線工学Aの通信システムについて執筆します。 通信システムって聞くと色々思い浮かべると思いますが、一陸技で出題されるのは以下の6…

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2か月前
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一陸技⑤ ~工学A:送信機・受信機~

こんにちは。 Kotaroです。 今回も引き続き工学Aの各論です。 送信機・受信機の分野は近年のデジタル化なのかラジオ離れなのかあまり出題されません。 とはいえ、内容は…

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2か月前
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一陸技④ ~工学A:変調・復調~  

こんばんは、Kotaroです。 今回から一陸技最難関の工学Aに関して書いていきます。 工学基礎と同じく125点満点で合格点は6割の75点。 試験時間は2時間半。 実施日程は2日…

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3か月前
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一陸技③ ~法規分野~

こんにちは。 Kotaroです。 今回は一陸技の法規分野について書いていきます。 法規分野は電波法令集に載っている法令から出題されます。 他の3分野と異なり100点満点(A…

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3か月前

一陸技② ~無線工学の基礎~

こんにちは。 Kotaroです。 今回から一陸技の各論に入っていきます。 最初は無線工学の基礎です。 五肢択一のA問題が20問、10個の選択肢から5個の穴埋めを行うB問題が5…

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3か月前
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一陸技① ~概要~

こんにちは。 Kotaroです。 すみません、電験三種の最終稿がまだ書ききれていないのですが先に一陸技について執筆していこうと思います。。。 本稿では一陸技の概要につ…

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4か月前
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知的複眼思考の実践① ~電験三種の必要性をテーマにして考える~

こんにちは。 Kotaroです。 今回はいつもと毛色が異なりますが最後まで読んでもらえると嬉しいです。 まずは複眼思考とは何なのか?ということですが、この複眼思考を提唱…

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5か月前
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電験三種⑮ ~法規分野:電気施設管理~

こんにちは。 Kotaroです。 今回は電気施設管理に関して書いていきます。 電気施設管理は配電・変電・送電・発電設備の運転&管理に関する問題が出題されます。 正直法規…

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6か月前

電験三種⑭ ~法規分野:電気設備の技術基準~

こんにちは。 Kotaroです。 今回は法規分野メインの電気設備の技術基準について書いていきます。 ここでは大きく分けて2つの内容に分かれます。 ・電気設備に関する技術…

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6か月前
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一陸技⑬ ~工学B:測定~

こんばんは。 Kotaroです。 工学Bも最後の記事となります。 最後は測定です。 今までのイメージしにくい内容と異なり比較的分かりやすいかなと思います。 僕は電気や電波、光の勉強において測定という分野が一番好きです。 電気や電波といった視認が難しい分野において、テキストや参考書の最後に測定の章が割かれていることが多いです。 具体的なのになぜ最後に持ってくるかというと、測定分野は今まで学んだ理論や知識の集大成と言われるからです。 基礎ができていないと計測値の吟味が

一陸技⑫ ~工学B:電波伝搬~

こんばんは。 Kotaroです。 引き続き工学Bの内容について執筆していきます。 今回は電波伝搬についてです。 一口に電波といっても地表波、空間波、上空波と色々な種類が存在します。 周波数が異なると名前が変わるだけでなく物理的特性も変化します。 電波伝搬では様々な電波の伝搬特性の違いを理解することがメインとなります。 物理特性が違うと言っても目に見えないので想像がなかなか付かないんですよね。。。 結構しんどいと思います。 ただ、電磁気を始め目に見えない現象を学習し

一陸技⑪ ~工学B:給電回路~

こんばんは。 Kotaroです。 引き続き一陸技の工学Bに関する記事を書いていきます。 今回は給電回路です。 アンテナを使った通信を行う上で電力を供給する給電線は必須の構成要素になります。 電験を勉強した方は電力分野で出題される送配電と似ているのかな?と思うかもしれません。 僕も最初はそう思いましたが、アンテナ用の給電ケーブル(同軸ケーブル)は送配電用の電線とは用途や構造が異なります。 下記サイトにも書いてありますが用途の違いとして 電線・・・電気を通す ケーブル

一陸技⑩ ~工学B:アンテナ~

こんばんは。 Kotaroです。 本日も工学Bに関する内容を執筆していきます。 工学Bはどの分野も内容がボリューミーで大変ですが、今回は工学Bの象徴的ともいえるアンテナ分野についてです。 世の中には様々なアンテナがありますが、それらの仕組みを学んでいきます。 MFアンテナ、HFアンテナ、VHF・UHFアンテナ、立体構造アンテナ、反射鏡形アンテナと5種類に大別されます。 その中でも様々なアンテナがあるのでかなり多様なアンテナがあることが勉強すると分かります。 具体例が

一陸技⑨ ~工学B:アンテナ理論~

こんばんは、Kotaroです。 今回から一陸技最後の工学Bに関して書いていきます。 工学基礎、工学Aと同じく125点満点で合格点は6割の75点。 試験時間は2時間半。 実施日程は2日目の午後です。 A問題が五肢択一方式の1問5点で20問、B問題が穴埋めで1ヶ所につき1点で5題の出題です。 工学Bはアンテナと電波伝搬に関する問題が出題されます。 計算問題の比重がかなり多いです。 理屈で言えば計算問題多めで最も難しい科目ですが、毎年似たような内容が出題されてますので、必要

一陸技⑧ ~工学A:測定~

こんにちは。 Kotaroです。 今回で工学A最後となります。 測定は主に無線機器で使用する計測器の測定原理や出力データの解釈の仕方について出題されます。 出題数も多く様々な計測器が出てきますが、オシロスコープなどは実務や学生時代に使ったことのある人、他の資格試験を受験して学んだ方も多いのではないでしょうか? そういった経験をお持ちの方は測定分野の勉強がかなり楽になるのでアドバンテージとなります。 ここで初めて学ぶよという方はこれから実務や他の資格試験を受ける上で糧に

一陸技⑦ ~工学A:デジタル伝送・電源・雑音~

こんにちは。 Kotaroです。 引き続き一陸技工学Aの各論について書きます。 デジタル放送とは登場して久しく経ちますが、地デジの伝送方式について出題されます。 アナログ放送との違いを意識しながら勉強を進めていくと効率よく学べます!! 電源・雑音は今までの各論と異なって工学基礎のような内容が出題されます。 回路問題が多く、計算問題も回路理論に関する問題が多く出題されますので不安な方は再度工学基礎に戻って復習をしておきましょう。 いずれも内容自体は難しいのですが、類似の

一陸技⑥ ~工学A:通信システム~

こんにちは。 Kotaroです。 今日は無線工学Aの通信システムについて執筆します。 通信システムって聞くと色々思い浮かべると思いますが、一陸技で出題されるのは以下の6種類です。 ・放送機器(ラジオ) ・レーダ ・電波航法 ・移動通信 ・固定通信 ・衛星通信 全ての項目から毎年1題は出題されます。 ここの分野、勉強すると分かるかと思いますが、オムニバスのようになっていて結構難しいです。 また気を付けたいこととして、2020年に難化した原因は主にここの分野が難化した

一陸技⑤ ~工学A:送信機・受信機~

こんにちは。 Kotaroです。 今回も引き続き工学Aの各論です。 送信機・受信機の分野は近年のデジタル化なのかラジオ離れなのかあまり出題されません。 とはいえ、内容はそんなに難しくないので完答できるように勉強はしておく必要があります。 どちらもほぼAMかPMの送信機or受信機について出題されます。 前回の変調や復調システムの分野でそれぞれどういったシステムなのか学習済みだと思いますので苦労せずに学習できるかと思います。 過去に出題された問題をそのまま流用されるので

一陸技④ ~工学A:変調・復調~  

こんばんは、Kotaroです。 今回から一陸技最難関の工学Aに関して書いていきます。 工学基礎と同じく125点満点で合格点は6割の75点。 試験時間は2時間半。 実施日程は2日目の午前です。 A問題が五肢択一方式の1問5点で20問、B問題が穴埋めで1ヶ所につき1点で5題の出題です。 工学Aは無線設備の理論と構造、測定・運用に関する問題が出題されます。 知識問題と計算問題が半分半分の割合で出た印象です。 もう結構経っているので解いたことのある人はいませんが、2020年を

一陸技③ ~法規分野~

こんにちは。 Kotaroです。 今回は一陸技の法規分野について書いていきます。 法規分野は電波法令集に載っている法令から出題されます。 他の3分野と異なり100点満点(A問題が1問5点で15問、B問題が1問につき穴埋め5つで5問)となっています。 問題数が少ない分他3分野と異なり厳しいかというとそうでもないかと思います。 ほとんどの問題が用語や文章の穴埋めとなっており、法の解釈が必要となるような問題が皆無なので他資格と比較してもかなり易しいかと思います。 無線工

一陸技② ~無線工学の基礎~

こんにちは。 Kotaroです。 今回から一陸技の各論に入っていきます。 最初は無線工学の基礎です。 五肢択一のA問題が20問、10個の選択肢から5個の穴埋めを行うB問題が5問で構成されています。 A問題が1問5点、B問題は1個の穴埋めに対して1点の配分です。 電磁理論や回路理論、半導体がメインで出題され、内容も標準的です。 正直ここにあまり時間をかける必要はないかと思います。 ある程度理解出来たら工学Aや工学Bに進むべきです。 個人的にこの分野は電験三種を勉強

一陸技① ~概要~

こんにちは。 Kotaroです。 すみません、電験三種の最終稿がまだ書ききれていないのですが先に一陸技について執筆していこうと思います。。。 本稿では一陸技の概要について説明したいと思います。 一陸技とは第一級陸上無線技術士のことを指します。 トップページ|公益財団法人 日本無線協会 (nichimu.or.jp) 一陸技を取ると放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局等すべての無線局の無線設備の技術的な操作を行うことができます。 あまりピンとこないかもしれませ

知的複眼思考の実践① ~電験三種の必要性をテーマにして考える~

こんにちは。 Kotaroです。 今回はいつもと毛色が異なりますが最後まで読んでもらえると嬉しいです。 まずは複眼思考とは何なのか?ということですが、この複眼思考を提唱しているのが知っている方もちらほらいるかと思いますが、苅谷剛彦先生です。 先生が執筆した知的複眼思考法は発売から22年が経とうとしているところですが、未だに売れている名著です。 物事を常識にとらわれた単眼思考で捉えるのではなく、自分自身の視点から多角的に捉える力を複眼思考と定義しています。 この力は社会人と

電験三種⑮ ~法規分野:電気施設管理~

こんにちは。 Kotaroです。 今回は電気施設管理に関して書いていきます。 電気施設管理は配電・変電・送電・発電設備の運転&管理に関する問題が出題されます。 正直法規というよりは電力分野の範囲に入る内容が問われます。 計算問題が多くたいてい配点の高いB問題で出題されるので対策は念入りにしましょう。 ①電力分野と一緒に勉強する 冒頭から書いている通り電力分野の応用問題が多く出ます。 各個撃破の取得プランを取っている方は 1回目の受験:理論 2回目の受験:機械 or 電

電験三種⑭ ~法規分野:電気設備の技術基準~

こんにちは。 Kotaroです。 今回は法規分野メインの電気設備の技術基準について書いていきます。 ここでは大きく分けて2つの内容に分かれます。 ・電気設備に関する技術基準を定める省令 法令に関する文章が第78条までつらつらと続きます。 一言一句覚える必要は全くありませんが、穴埋め問題としてよく出てくる条文においては重要な単語や数字は覚えておくといいでしょう。 前回紹介した「絵とき 電気設備技術基準・解釈 早わかり」では問題としてよく問われ部分の色を変えているので覚える