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『がらんとしていて…。』

がらんとした部屋
追いやられて
鏡に映る 独りぼっち

溜まってくのは
空き缶と吸い殻と
腐りかけた 心持ち…。

さながら死体のように
ベッドに倒れ込む
『こんなのは嫌だ』と
枕濡らして…。

外ももう 真っ暗で
電気をつけてみても 何も変わりゃしない…。

ギターを買った
本とステレオも
TVとCD  その他もろもろ…。
何か欲しかった…。
独りぼっち 殺す武器を。

ギターを掻き鳴らせば
どうでも良くなって
本の中旅にでりゃ
1人は悪くない。

外はもう 夜明け前で
駆け抜けた風が優しくて
世界が変わった 気がした
何かが始まる 気もした


作詞:高橋冴太朗
お題:独りと1人
構成:A-A2-B-C-A'-B2-C'
コメント:なんか、サクラダファミリアみたいな歌詞だ。現状この形で。割とリアルで等身大の『自分』じゃないですかね。
エッセイで、『独りと1人』について論じてみるか!とも思ったけど…歌詞の解釈を制作者がすることは美学に反するので、お題くれた某後輩ちゃんと飲みながらでも、ゆっくり語ろうか。
2021.11.29

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