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ただ仕事をするだけでなく、自分が生きる中での自己表現として何かを残したい、何かを作りたい。20代の三代目後継者がコーチングで得た変化とは? Vol.3

組織マネジメントにおいて「コーチング」が注目されています。しかし、実際、どんな感じで行われているのか?本当に成果はあるのか?という疑問は多いのではないかと思います。
(学校法人)そだちの園の坂本常務理事にご協力いただき、コーチングを導入されての事業、組織の変化などについてお聞きしました。最終回です。

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ー松本のコーチングの印象

松本興太(以下、松本):
次の質問にいきたいと思います。僕個人のセッションについての印象だったり、気づいたことだったりをぜひ教えていただきたいなと思うんですけど、いかがでしょうか?

坂本敬太さん(以下、坂本):
松本さんのコーチングに関しての印象としては、例えば私が抱えている組織だったりとか、法人の課題に関して、今こういうことに悩んでいるんですとか、困っているんですというお話をさせていただいた時に、やはりすぐ理解していただけるというのが私の印象です。背景となることだったりとか、色々もちろん説明させていただくこともあるんですけども、中々一般的に理解していただけない部分もあるかなと思うんですが、ああこういうこと? っていう風に言ってくださると、まさにそうですっていうのがしょっちゅうあるので。やはりそれは松本さんご自身がさっきおっしゃっていた通り、工場でたくさん従業員さんを抱えて、最前線でバリバリ経営されていたという。その中で私が経験していないことも含めて、たくさん会社の経営に関して色んな課題に直面して、それを解決していらしたという経緯がおありだからなのかなという風に、勝手に想像しているんですけども。

そういった意味では、会社経営のあるあるから、こういうことがあるんだっていうような落とし穴も含めて理解していただいて。そして、それに対する解決策を示してくださる。ただ教えてくださるというよりかは、私が気づけるように実行できるように、全体的なことから次やるべきこと、次の状況を捉えてくださって、次の一歩としてやるべきことを導いてくださるというのが、すごくありがたいことであり、松本さんのコーチングの特徴なんじゃないかなという風に考えています。

コーチっていう方って結構いらっしゃると思うんですけど、その中でもご自身でも組織のリーダーとしてお仕事をされていた方ってかなり珍しいというか、あまり他にいらっしゃらないんじゃないかなという風に考えていますので、という意味ではそういった組織のリーダーというお立場の目線というか、そこから見た景色というのも、十二分にご存知というか身をもって経験された上で、セッションをされているところがすごく特徴的なんじゃないかなと考えています。

松本:
ありがとうございます。僕自身の経験したことをこういう風に活かしていただけるというのは、僕自身もありがたいなと思いますし、あの時のあの経験って、結構色々赤裸々に僕もお話したことがあって、一緒に深刻になりながら、お話したこともあったななんてことを思い出しながら聞きました、ありがとうございます。

ー松本のコーチングを、どのような人にオススメしたいでしょうか?

松本:
最後になりますが、松本のコーチングをどんな人にオススメしたいでしょうかということをぜひお聞きしたいんですけども、いかがでしょうか?

坂本:
まず、何かやりたいことだったり、意思だったり、こういうことをしたいということがおありの方には、すごく合っているんじゃないかなと感じます。ただ仕事をして、生きた証というとすごく大袈裟かもしれないですけど、自分が生きる中での自己表現として何かを残したい、何かを作りたいという想いがある方にはすごく良いんじゃないかなと考えています。

あと私自身が事業承継というか、祖父母が始めた幼稚園なんですけど、既存の組織として引き継いだという背景があるので、ゼロからスタートしたという状況じゃなくて、今形があるもののトップになるというような形でしたので、本当に暗中模索というか、何がどうなっているかわからないみたいな状況からスタートしていました。そういった意味では、何らかの形で事業に携わる方、特に私自身の場合は、そういったすでにある組織の中でというような立場でしたので、そういった方にはすごく一歩先というか、周りの状況というか、暗い中で何があるのかっていうのを、ライトを照らしてくださるような感覚がありましたし、今もありますので。組織のリーダーとしてお仕事をされている方、そしてその中で目の前で何が起こっているのかわからないであるとか、私自身がそうだったんですけれども、何ヶ月だったり、場合によっては年単位で考えているというか、悩んでいる課題があったりとかっていう方もいらっしゃるんじゃないかなと思いますけども、そういった課題をお持ちの方にも、すごくオススメしたいなという風に考えています。

松本:
特に、後継者の方だと、よりオススメできるという感じなんでしょうか?

坂本:
そうですね。やはり私の身近な後継者の方も、中々社内の方は、社内の目線というか、今まで受け継いできたものだったりとか、それはプラスのこともあれば、マイナスのこともあると思いますので、そういった視点からの関わり方というか、アドバイスをいただくにしても、そういったものがどうしても入ってくるんじゃないのかなという印象がありますし。

多くの後継者の方って、私自身もそうでしたけど、いきなりスタートするというか、順を追って、一般的な大きな企業だったら研修があってとか、徐々に徐々にということがあるかもしれないですけども。それがすごく良いことでもありますし、大変なことでもあると思いますが、いきなり組織を束ねる立場の方で入るというようなケースもあるんじゃないかなという風に思います。という意味では、私自身がまさにそうだったんですけども、そういった中で組織を推進していかなきゃいけないというような状況にいらっしゃる方は、しかもその中で何か新しいことというか、自分なりにやっていきたい。今までやってきたことをそのままやっていくっていうのももちろんそうだと思うんですけども、自分なりにやりたいことがあるというか、この組織を通して実現したいこと、この組織で実現したいことがあるという方は、そこの狭間に、すごく苦しむことがあるんじゃないかなと思いますので。

そういった意味では、目の前の課題が何なのかということ、そして自分が実現したいことがどうやって実現の方向に向かっていくのかという意味では、ルートマップというか、一歩先からその先のところまでを一緒に描かせていただくというか。そういった道を一緒に描いていただくという意味では、後継者の方、事業承継された方であるとか、これからされる予定があるという方には、すごく良いんじゃないかなという風に考えています。

松本:
ありがとうございます。今日は長時間にわたって、お話を聞かせていただきありがとうございます。

坂本:ありがとうございます。

ーこれからの展望とは?

松本:
今後、坂本さんはどういう風なことに力を入れていきたいなというところだったり、意気込みみたいなところがあれば、ぜひお聞きしたいんですけど、いかがでしょうか?

坂本:
最初にこのコーチングを受けさせていただくようになったときは、幼稚園の仕事ってどうなんだろう、どういう風にこれからなっていくのかなっていうところが、正直なところありました。ただ、今はやはり、この仕事が自分の仕事というか、自分の仕事としてこの仕事をしっかりやっていきたいという想いがあります。その想いを固めていくことができたのも、コーチングのおかげでもあるんですけども、やはり園として、関係者がひとつは子供たち、そして保護者の方がいらっしゃって、幼稚園の教職員がいるというような関係者の構図になっていると思うんですけども、すべての人が自分の願いというか、理想というか、本来的には同じだと思いますので、同じ理想というか、子供たちのための場所として、そういった想いを共有して、それぞれが喜びをもって、というと少し大袈裟かもしれないですけども、関わっていけるような園を作りたいなという風に考えています。

松本:
夢は壮大ですね。今日は長時間にわたってお話を聞かせていただいてありがとうございました。

坂本:
ありがとうございました。

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