見出し画像

世界一周をした祖父の話

旅の醍醐味は、見知らぬ土地の独り歩きにある。 
そこには不安と期待が常に交錯し、未知への遭遇という・・・・・・ 思わぬ楽しさが潜んでいるからかも知れない。 云うならば、旅はロマンに満ち溢れているのである。 海外旅行の度に記録が、ずい分とたまった。皆、懐かしい記録ばかりである。アフリカもヨーロッパも、今ではジャンボ機のお蔭ですっかり身近な国になってしまった。 英語は喋れなくても日本語で海外旅行ができる。 ローマ字で自分の名前が書ければそれでいい。嫌なら「ノー」、親切にされたら「サンキュウ」、別れる時は 「サヨウナラ」で世界中どこでも通用できる。過去3回の海外旅行の記録をここにまとめることにした。気軽に読んでいただければ幸いかと思う。
祖父の世界旅行記「私のヨーロッパとびある記」より


僕の祖父はこつこつと貯めたお金で世界を飛び歩いていました。その記録がアルバムや旅行記として大量に残っています。出版した訳でもなく、特に知人に見せびらかす訳でもなく、単純に趣味として、言わば祖父の自己満足としてアルバムや旅行記を制作していました。

「私のヨーロッパとびある記」

世界旅行記「私のヨーロッパとびある記」は文章、記録、写真、挿し絵、そして編集まで全て祖父の手作りの一冊です。この旅行記は僕にとって宝物であり、当時の祖父の生きた記録が鮮明に残されています。

祖父は世界旅行でオーストラリアやニュージーランド、カナダにインド、アフリカなど様々な国を訪れましたが、特にヨーロッパの国を気に入ったと言います。
この旅行記もヨーロッパの国々を舞台にしています。

祖父のアルバム

これは1973年、2回目の世界旅行のアルバムです。後ほど紹介しますが祖父は全部で3回の世界一周旅行へ出かけています。
アルバムには写真と一言が添えられています。たまにチケットや手描きの地図も。ユーモアあるコメントと飾らないフイルムのスナップ写真に情緒を感じます。

この祖父が残してくれた旅行記とアルバムを読んで感銘を受けた僕は、どうかこの素敵な旅行記を多くの人に見てもらいたい、きっかけを作りたいと思い、祖父の文章をイラスト化した手描きのレポート新聞を制作しました。

「祖父のヨーロッパとびある記」
原作 : 祖父  絵、レポーター : こた

これが僕が制作したレポート新聞「祖父のヨーロッパとびある記」です。
このレポート新聞と合わせて、実際の祖父の旅行記も読んでもらいたいと思い、noteに載せていくことにしました。(家族の許可を貰っています)

次の投稿から載せていく予定なので、楽しみにして頂けたらと思います。皆さんにこの旅行記を読んで頂ける時が来て、なんだかワクワクした気持ちでいっぱいです。こんなご時世ですが、皆さんの心に何かひとつの希望や楽しみを届けられたら良いなと願っています。

それでは、次回の投稿からよろしくお願い致します。
読んでくださり、ありがとうございました。

こた

祖父の旅行記はこちらから↓

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?