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映画『渇水』ネタバレ考察ラスト:男はなぜ水を浴びたのか?感想と解説

映画『渇水』を鑑賞。水を止める権利のある人間はいるのか?鋭い社会問題を突きつけつつ、岩切(生田斗真)という男が育児放棄された姉妹と交流していく。

ネタバレあり感想

水道料金を払わない伏見役の宮藤官九郎が「水なんてタダでいいじゃん!」と言い放つ。設備管理に莫大なお金が必要なのはわかるけど、確かに水ってだれのものなの?と本質を突かれたような気分にもなる。
電気を止められても死なないが、劇中の恵子と久美子のような姉妹は水を止められたら最悪死んでしまう危険もある。炎天下に水を使えなくすることは相手の生存権をも脅かしているのだ。
全体的に薄味の映画だったが、学びや感動もあった。

考察:ラスト結末

終盤で岩切は姉妹を公園に連れ出して一緒に水浴びをする。その時の岩切の心理描写を紐解いていくことが本作を味わうことにつながると感じた。岩切は今まで自分で心の栓を止めており、それをラストで解放したのだろう

次のページでは物語のラスト結末までネタバレ解説や、水のような匂いの男、この映画が伝えたかったことを深掘り考察していく↓↓


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