映画の傑作・駄作は自分で決めよう!
映画について、一般的な評価と自分の評価は違っていいと私は思っている。
世間的には名作とされていても自分がつまらないと思えば、堂々と発信すればいい。
逆もしかりで世間的には駄作と言われていようが、「私は面白かった」という主張に間違っているところは一つもない。
SNSを見ていると、自分が面白いと思った作品をみんなが駄作と言っていて落ち込んだり、つまらないと思ったらみんなが褒めちぎっていて「おかしい」という意見を投稿したりなど、不毛なやり取りが見受けられる。
個人の感想に正しいも間違っているもない。
個人の感想や評価を言っているだけで、「これが世間的な評価だ」と決めつけているわけではないのだから。
他人の意見に左右され、あれこれ頭を悩ませる人は、個人の感想と絶対的な評価の区別がついていないのだと思う。
さらに自分の意見が一般的な評価と重ならないと不安になるのだと思う。
つまり絶対的に正しい評価基準があって、それに沿っていない意見はおかしいという固定観念が頭に植え付けられているのだ。
読書感想文でみんな「面白かった」と書いてしまう日本の教育の弊害かもしれない。
映画だろうがドラマだろうが小説だろうが、一般的な評価と自分の素直な評価は完全な別物。分けて考えるべきだし、ズレていてもなんら問題はない。
みんな作品の世間的な評価だけでなく、自分の素直な意見を大事にしたほうがいい。
そのうえで、他人が持つ自分と違う価値観や意見に出会ったとしても受け入れる器を最低限持とう。
そうすれば、異なる意見の交換が攻撃的ではなく、自分にない視点や気づきを得られる有益なものになるはずだ。
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