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映画『ロストケア』ネタバレ感想:ラストがエグい, 折り鶴の意味,あらすじ


松山ケンイチと長澤まさみが介護の狂気を浮き彫りにする映画『ロストケア』。想像以上に胸をえぐる内容だった。ラスト結末やメッセージを考察&解説していく!

あらすじ

長野県の老人ホーム八賀の職員・斯波(しば/演-松山ケンイチ)は毎日、自宅介護の老人たちの家々を回る。献身的で優しい斯波に誰もが信頼を置いていた。
斯波たちは父親を自宅介護している梅田宅へ。梅田美絵(演-戸田菜穂)の父親は認知症が進行。斯波は美絵が介護疲れで精神的に限界だと考える。

ある日、家に入った美絵は老人ホームセンター長の団と父親が死んでいるのを発見。

検事の大友秀美(演-長澤まさみ)はセンター長の団が合鍵で梅田宅で盗みを働いたと考える。しかし調査を進めると老人ホーム八賀で自宅介護している老人の死亡率が異様に高いと知る。

大友は事件当日に梅田宅近くを斯波が車で通っていた映像を見て彼を疑う。取調室で、斯波は大友に衝撃の真実を告白する…。

結末まであらすじネタバレ解説はコチラ

ネタバレ:シリアス過ぎるラスト結末

介護老人42人殺害した犯人が明らかに!というエンタメではなく、殺人犯は斯波だと序盤で明らかに。検事と殺人犯の正義がぶつかり合う!とも少し違う。
人間の死と尊厳にスポットを当てた、かなりシリアスな内容で、明快な答えがある作品ではない。鑑賞後にずっしりと重いものを感じた。
介護や安楽死などの倫理問題を深く考えたい人だけでなく現代日本人は見ておくべき意義深い作品。次のページでは折り鶴の意味・メッセージやテーマ・安楽死について徹底考察していく↓


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