本当に大切な事を拾いたいから。
捨てることで、拾える大切なことがある。
僕らはどうしても物を溜めがちだ。いつか使えるだろう。また使うことがあるだろう。そんな事を思いながら、クロゼットの奥に閉まっているものがある。
僕は旅を通じてだいぶ物が減ってきた。
今では生活の全てが、70Lのバックパックひとつに収まる程度にはなったけれど、まだ多いなと感じてしまう。
モノの多さは心のノイズになる。
僕が勝手にメンターだと思っている四角大輔さんも著書で言っている。
物が多いだけで、結構なストレスになるのだ。
一見豊かなように思えるけれど、物が少なくてシンプルに暮らしの方がはるかに幸せだ。
これは、僕にとって。という注意書きが入るかもしれないが。
多くの物を持っていても、持つことには限界がある。物理的にも、精神的にも。クロゼットの容量も家の大きさも、レンタルコンテナの大きさも決まっている。無限になんていかない。
それと同じように一度に心で抱えられるストレスにも人それぞれ限界があるはずだ。
仕事から家に帰って服が散らかっていると、それだけで嫌になる。疲れが増したように思う。机の上が乱雑になっていると、気分が落ちる。
嫌な気分って不思議と尾を引くし、塵も積もればなんとなら。小さなストレスは大きなストレスになる。
必要のないものを自ら手放して、まずは物理的にスッキリさせる。半年使っていないものは全部ゴミ箱へ。
散らかっているのがストレスならば、散らかるものが無ければいい。ストレスになる事を排除していけばい。
それでも残るものが、本当に自分が大切にしているものだと思う。
ストレスが無ければ、ストレスを感じていた時間にたくさんのクリエイティブがうまれる。
僕で言えばnoteのネタが生まれたり、写真についてアイディアが生まれたりする。
ストレスがたまると、それを発散したいがために、単なる娯楽に走ってしまう。娯楽が悪いのではなくて、時にはもちろん必要なのだけれど、娯楽だけに興じる人生は何にもならない。
僕は目指している場所があるし、理想の生活も理想の自分もある。
そうなる為に時間を割かなければならない。だとしたら、疲れたとか、ストレス溜まっててとか、そういう言い訳の原因になるものを置いておかないことが重要だ。
必要の無いものを捨てれば、本当に自分が大切にしたい事を拾う事ができる。本来の自分が持つ心に、気持ちに気づける。
自分の周りからノイズになるものをマイナスして、自分の人生を美しくデザインしていきたいと、そう思う。
こーた
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