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写真のために。

ポートレートを撮らせていただく機会が増えてきて、撮れば撮るほどに自分の課題も見えてくるようになった。

撮ってみないと、どんなスキルが必要で、今の自分には何が足りていなくて、これからどんな写真を撮っていきたいのかっていうのは、やっぱり分かりませんね。痛感しました。考えながらたくさん撮ります。

ポートレートに関してはまだ始めたばかりで、なかなか頭の中にイメージが無いんです。風景写真に関してはもう7年やっているので、景色を見た時に完成がある程度イメージできるのですが。

ポートレートでも、自分の中でそのレベルにいきたいので、最近では普段からイメージを膨らませるようにしてるんです。

それと同時に、自分の温度感を探したいので、自分の好きだなと思う写真に出会う為にInstagramサーフィンを毎日しています。スマホを開いている時間は、ほぼInstagramに常駐しています(笑)

そういった日常の中で「こういう写真を撮ってみたいな」とか「この雰囲気だとあの人に似合うかも」とかそういった事を考えているわけです。

そうするとファインダーを覗いた時に、頭の中にブワ〜〜っとイメージがフラッシュバックしてくるんですね。
ちなみに僕かなりの感覚派なので、本当に頭の中のイメージを感覚で具現化している感じです。なので、セオリーみたいなものがまだ僕の中に出来上がっていなくて、失敗ばかりです。それに、このイメージはうまく説明できません。笑

自分の好きな写真にたくさん触れる事でイメージが頭の中に湧いてきます。だけど実はデメリットもあって、そのイメージが強烈に残りすぎて、それに引っ張られてしまうんです。

もしかすると、それは他人から見たら”良い写真”になっているかもしれない。でもそれは僕にとっては真似っこでしかない。それにその”頭の中にある誰かのオリジナル”を絶対に超えられない。なんか、ん〜違うな・・・ってなる。

じゃあどうするのかと言うと、音楽とか小説からインスピレーションを得てみるんです。インスピレーションを得るなんて言うと、すごくカッコつけているけれど、単純に音楽を聞きながらその映像をイメージして、小説を読みながら登場人物を動かしてみるってことです。

こんなnoteを以前書きました。
これから色々やってみて分かったことが、どうしても引っ張られてしまうということ。現像する時には、映画のシーンなんかがすごく参考になるので、これも辞めないですが。

最近、Spotifyを始めたんです。音楽のストリーミングサービス。ちなみにオーストラリアだと最初の3ヶ月$0.99なので爆安です。(オススメ)

色々なジャンルの音楽を聞きたいなと思って始めたので、写真の為!とか全く考えてなかったのだけど、いざ今までに聞かないジャンルを聞いてみると、自分の”好き”が浮かび上がってくるんですね。それと同時に、音楽から得られる映像の幅がものすごく広がったんです。(なんでそうなったのかは分からない。)

それを切り取って考えてみると、すごくポートレートに活かせるなって思ったんです。このやり方が正しいとか間違っているとかは分かりません。でも少なくとも、僕には合っていそう。

ある時撮影をしていて、ファインダーを覗いた時に、ふと頭の中に音楽が流れてきたんです。それで気がつきました。

「視覚の影響が無いところからの方が
自分のイメージを作りやすい」

それを実際に具現化できるかは別問題なのですが、基本的に脳内にイメージがないものは撮影できないと思っている(撮りながらだんだんと湧いてくる時が多いけど)ので、このイメージってのが僕にとってすごく大事なんです。

昔からイメトレが癖になっているので、その影響なのかな?とか思ったりもしますが。

建築家が建築だけじゃなくて、絵画を観るように、彫刻を観るように、写真じゃない違うジャンルからインスピレーションを得る。”無”から”有”を作り出す事がすごく苦手なのは、デザイナーを目指している時に痛感した事なので、今世界中にあるものから自分の中に取り込んでみる。

そんな事がとても大事なのかもしれないなと、気付かされた撮影でした。

こーた

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