第1回:インターネット広告とは
こたです!
今回は、インターネット広告とは何かについてまとめます。今後インターネット広告を学ぶうえで重要な前提となりますので、しっかりと学んでいきましょう。
インターネットメディアの分類
インターネットメディアとは、「デジタルコンテンツやサービスをインターネット通信を介して提供するメディア」です。これは、大きく分けて4つに分類できます。
パブリッシャー(情報メディア)
デジタル化した情報をインターネット通信を介して提供するメディア
例:ニュース、知識・教養、エンターテインメント情報など
情報プラットフォーム
インターネット上や現実世界にある情報を整理・分類する、あるいはユーザーごとにパーソナライズして提供するメディア
例:ポータル(YahooJapan、Googleなど)、キュレーション(まとめサイト、NEVERまとめ、NewsPics、FC2、食べログまとめなど)、ECサイト、比較サービスなど
コミュニケーションプラットフォーム
ユーザー自身が作成した情報を共有したり、ユーザー同士のコミュニケーションを図ったりするメディア
例:SNS、ブログ、写真、動画共有サービスなど
その他のメディア
上記三つ以外のメディアです。インターネットメディアの99%以上はこれに分類されるといわれます。
例:一般企業のオウンドメディア、ゲーム、ツール、個人サイト・アプリ、その他広告収入のみを目的としたサイト・アプリ等
このように、インターネットメディアは4つに分類できます。しかし、パブリッシャー、情報プラットフォーム、コミュケーションプラットフォームのいずれでもないその他のメディアが大半を占めています。
インターネット広告とは
インターンネット広告についてのJIAAの定義
JIAAはインターネット広告の定義について、
”インターネットメディア上で行われる広告宣伝活動および販売促進活動のうち、オウンドメディアやアフィリエイトなどはふくまないもの”
としています。
※
オウンドメディア=広告主が自ら所有・運営し、自社の情報を直接ユーザーに向けて発信するメディア。例えば、自社サイトやブランドサイト、キャンペーンサイト等
アフィリエイト=WEBサイトなどに依頼主サイトへのリンクを貼ることで、そのサイトで依頼主の会員登録や商品購入が行われた場合、サイトの運営者に運営者に報酬を支払う仕組み
オウンドメディアやアフィリエイトが含まれない理由は、「責任の切り分けの困難さ」にあります。
インターネット広告の場合、広告のリンク先がオウンドメディアになっていることが多いです。これは消費者から見ると、広告とリンク先の情報が一体として広告であるように見えます。しかし、オウンドメディアは媒体社のコントロールが及ばず、責任の切り分けが困難なため、インターネット広告には含めません。
また、アフィリエイトも消費者からは広告に見えてしまいがちです。しかし、広告主体が依頼主なのかアフィリエイターなのかの切り分けが困難なため、インターネット広告には含めません。
以上の理由から、インターネットメディア上の広告宣伝活動、販売促進活動のうち、オウンドメディアとアフィリエイトを除いた領域を、インターネット広告と定義します。
ただし、この定義はあくまでJIAAの定義であり、一般的にはこれらを含むことがあるので注意してください。
広告宣伝/販売促進の2WAY
インターネット広告の大きな特徴として、広告宣伝にも販売促進にも利用可能である点が挙げられます。
そのため、潜在的な広告主の数はマスコミ四媒体+プロモーションメディア出向企業数と考えられるので、インターネット広告は成長性のある市場といえます。
おわりに
今回はインターネットメディアとインターネット広告の定義についてお話ししました。これを前提として、今後のお話も進めていきますのでよろしくお願いします。
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