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地球と地域に優しい生活

2022年は「ローカルシフト元年」として、「移住してまでやりたかったこと」を考え、少しずつ動き始めた1年でした。
移住3年目から4年目になった2023年は、ついに40代に突入しました。
平均寿命を考えると人生の半分、折り返し地点に来たんだなぁと思うと、まだ何者にもなれていない自分に焦ったりしますが、模索迷走しながらも動けてはいると思うので引き続き前を向いて走りたいと思います。

移住から定住へ

今年の大きな出来事としては、佐久で生きていこうと心を決め、家を建てました。
自分で住もうと決めた街なのだから、ずっと魅力的であって欲しい。
そんな想いが「地域にとって良いこと」をしようというローカルシフトの気持ちを強くした1年でした。
そして「環境に良いこと」というもう一つの軸で動いてみたことで、仕事の転機を迎え、深く自分と向き合った1年でもありました。

薪の地産地消活動リバースウッド

昨年から始めた薪活・リバースウッド
薪割り自体はペースダウンしましたが、メンバーで活動の方向性を話し合う機会は増えました。
そして大きなチャレンジだった夏のイベント出展は、目標の1日10組を大きく越えて、2日間で32組の親子・家族に薪割りを体験してもらうことが出来ました。
いや~、楽しかった。
素敵な仲間に恵まれたリバースウッド。
ローカル活動として、自分たちのペースで続けていこうと思います。

(左)初のイベントまるごとつながるフェスタ佐久平、息子くんも頑張りました。
(右)内山の薪たち。

環境に良いこと

「地域に良いこと」と重なる部分も多いのですが、昨年から意識し始めたもう一つの軸「環境に良いこと」に今年、公私ともにグッとシフトしてみました。
昨年末の自身のfacebookを振り返ってみると「地球と地域に優しい生活」と表現していましたが、今読んでも割としっくり来るので、これを目指そうと思います。

家はZEHをクリアしたので大きな買い物の中で出来ることはやれたと思います。
環境に関する情報発信も始めてみたので、もっともっと日々の生活を優しい方向に変えていって、発信を継続したいと思います。
文章を書くのも下手だし、SNSも上手く使いこなせていないので、10月からアンバサダーをやらせてもらっているサキュレアクト社のteam530活動の力も借りながら「人に伝わり、影響を与えらえる情報発信」を頑張ってみようと思います。

まさかの自分不在

仕事の方は、1月に環境分野の新規事業立上げを担当する部署に異動したので、そろそろ1年経ちますが、まぁ成果が出せません。
昨年まで十数年SI(システムインテグレーション)を生業にしてきて、それなりには活躍出来ていたのに、どうして。。。

異動した頃は、担当する環境系サービスをこれから世にリリースするというタイミングだったので、そのサービスをどう売るか、どう良くしていくか、そのサービスを活用してビジネスをどう拡大していくかを考えて実行することがミッションとなりました。
つまり正解がなく、常にどうしたいかを問われ、それを起点に計画立案から合意形成へと進んでいくのですが、自分でも驚くくらい「どうしたいか」が出てこないのです。
「どうしたいか」が出てこないと、その先には進めません。
曖昧な「どうしたいか」を列挙して進めてみても、それが強い意志と具体性を伴っていないので、すぐにブレて迷走して、結局「どうしたいんだっけ?」となって最初に戻ってきます。
これが致命的に仕事のスピードを落とし、アウトプットの質を下げています。
なぜ。。。
やりたかった仕事のはずなのに、なぜなんだ。。。
考えてみると、昨年まで入社以来十数年担当していたSI業務で染み付いた思考回路が原因ではないかと思うようになりました。
SI業務では、最終的に決めるのはお客様、なので正解を持っているのはお客様、お客様が喜びそうなご提案を持っていこう、と常に中心は自分ではなくお客様だったのです。
人生の中で長い時間を占める仕事の中心に自分がいなかったのかもしれない、というこの気付きは衝撃的でした。
正解を外に求め、自分の意志を大切に出来ていなかったのかもしれません。

※念のため、誤解の無いように書いておきますが、上記はお客様やSI業務、そしてSI業務に従事している人を悪く捉えているわけではなく、私が陥ってるかもしれない思考パターンについての考察です。

でも、きっと大丈夫

長年染み付いた考え方から抜け出すには少し時間がかかりそうですが、自分の意志を大切に、自分と向き合っていこうと思います。
ここまで書いてきて、昨年プライベートで内省した
「移住してまで得たかった生き方ってなんだったの?」
と同じだな、と思いました。
「異動してまでやりたかった事ってなんだったの?」
うん、なんか、いけそうな気がする。

佐久で出会った魅力的な人たちは、みんな自分をしっかり持って、考えて、そして行動しているように見えます。
だからこそこの地域に惹かれたんだと思いますし、身近なところにお手本となる、目指している姿があるというのは大変ありがたいことです。
皆様から活気や刺激を頂きながら、心の迷走は早く卒業して行動の試行錯誤へと進んでいく、そんな2024年にしたいと思います。

(左)登山、今年は二座登れました。子どもと一緒にのんびりと。
(右)家庭菜園は今年はお休み。まずは石だらけの庭の土の改良から。


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