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ローカルシフト元年

移住したからには地域との関わりを持ちたい、そう思ってはいるものの、平日は東京への通勤or自宅にこもってリモートワーク、週末も育児に追われる生活。とりあえずオンラインセミナーや交流会等で情報収集はしてみて、意識・意欲は高まるものの。。。そんなもやもやした日々が1年以上続いて、移住2年目の2022年がスタートしました。振り返ってみると、今年はとにかく内省&夫婦で話し合った1年で、自分の中で変化のきっかけになる出来事がいくつもありました。

冬~初夏 増え続ける仕事に忙殺

残業も多く家族にも大きな負担をかけている、こんな働き方のままでいいのか、移住してまで得たかった生き方ってなんだったの?と自問自答する日々でした。

夏 家庭菜園が大豊作

きゅうりは3ヶ月、ミニトマトは4ヶ月くらい穫れ続け、この間ほとんど買いませんでした。自給自足というキーワードが降りてきます。そして野菜の成長や収穫を楽しみにしている子どもたちを見て、食育の大切さを実感します。

週に2回はこの量が穫れて、ご近所さんにもおすそ分けしました。

7月 家族生き方会議

自問自答では答えの出ない「移住してまで得たかった生き方ってなんだったの?」を、夫婦で夜な夜な語り合いました。仕事は周囲に迷惑のかからない範囲でなんとかセーブして、ローカルシフトを集中模索する1年にしよう、と決めました。

8月 薪活開始!

佐久に来てから最も影響を受けた人の1人である江原政文さん主催のローカル複業化ラボ説明会に参加。自らプロジェクトを立ち上げる人のための企画だと知らずに参加。でもテーマである「複業化、マイクロビジネス化、分かち合い」にはものすごく共感できたし、なんとかローカルシフトしたい、東京8割ローカル2割を目指して関わりしろを模索している思いを打ち明け、間伐材を薪として再利用するリバースウッドにつないで頂きました。リバースウッドのプロジェクトオーナー・小田航平さんと出会いでした。

薪活現場。コミュニティ農園の一画で巻き割りをしています。

9月 新型コロナウイルス感染症罹患

幸い軽症で、自宅療養という名の軟禁状態。ここ数年で最も内省に時間を使えたひとり時間でした。読書と情報収集にも時間が使えました。価値観・趣味・志向の棚卸を経て、少しずつ見えてきたのは、環境問題に心を痛める自分と自然が好きな自分。一見簡単につながりそうなこの2つが、家庭菜園やリバースウッドの活動を通して、身の丈・地域から始められるという感触を持ってつながり始めました。

10月 カーボンニュートラルなエネルギー・薪の地産地消

地域複業フェスで、リバースウッドの小田さんはじめ多くの方と語り合う中で、9月からの思考が1歩進みます。自分で消費するものを自分で作る自給自足、地域で取り組めば地産地消。農作物だけでなくエネルギーにもその考え方を拡張すれば?化石燃料は個人で扱うにはハードルが高いけど薪なら?と。100%を目指すわけではないけれど、経済性と環境性を考えた時に、きっと良い塩梅があるはずな気がしてきました。

11月 移住後初登山!

ここまで書いてきたことと全然違う話ですが、でも「移住してまでやりたかったこと」の1つ、登山です。移住してからまだ行けてないよね、子どもはおんぶでもいいから今年中には行きたいね、というか今日天気良いから行こう!と平尾山に登ってきました。土や落ち葉を踏む感触、草木の匂い、鳥の声、風にゆれる木々の葉音、、、求めていたものはこれです。標高は1155mですが、眺望抜群です。

登頂は昼過ぎで、朝の空気が澄んだ時間ではありませんでしたが、良い眺望でした。

振り返ってみて

移住3年目にしてやっと動き出せたと実感できた2022年。そして佐久で初めての友達・仲間が出来た年でもありました。人と人とのつながりの大切さを再実感すると共に、動き出すきっかけをくれた人たちには伝えきれない感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
2023年は、今年考えてきたことをもっと実行に移す年、今年頂いたご縁をもっと広げる年にしたいと思います。具体的には・・・、これから考えます(笑)

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