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認知症グループホーム×訪問看護 重度化対応・終末期ケア対応指針


医療連携体制加算

このことをお伝えしたので、認知症グループホームと一緒に作成した対応指針等を共有していきます。

重度化対応・終末期ケア対応指針


目 的


グループホームの入居者が、病状の重度化や加齢により衰弱し人生の終末期の状態になっても、なじみの関係での生活を維持し、そして本人が望む場所で最期まで暮らしていくことができるように、医療関係者・家族等と協力して対応していく。


重度化した状態・終末期の判断


主治医の判断が基本である。主には、①がんの終末期、②多様な疾患の重度化、③老衰、④その他である。


基本的な姿勢


病状が重度化した入居者、あるいは人生の終末期の入居者が、疼痛や苦痛がなく本人・家族等が望むような人生の過ごし方ができ、グループホームでの生活が継続できるように、そしてグループホームで死がむかえられるように最大限の対応をする。


医療連携


・主治医との連携
主治医の指示・指導のもと、必要な医療を行いながら、時に入院による病院での医療とも連携していく。
・訪問看護ステーションとの連携
主治医と連携しながら、必要な医療を行いつつ、生活の継続を重視して、入居者が苦痛が少なく心地よい状態で生活できるようにしていく。
・薬剤師など地域の多様なサービスとの連携
がんの終末期ケアでは、疼痛等緩和ケアは必須で、地域の薬剤師(調剤薬局との連携を進める。また、歯科医師との連携、栄養士(訪問栄養指導)との連携など、必要に応じて多様な専門職との連携で対応する。


家族等の信頼・協力関係


グループホームでの重度化・終末期の対応を行っていくためには、家族等の信頼・協力関係は欠かせない。家族等といっしょになって入居者本人が満足するような看取りの支援をしていく。


職員の教育・研修


医療関連専門職との連携で、重度化・終末期ケアが充実するように、職員教育・研修に努めていく。また、家族等の意向を重視した密な連携をもつことができるように努力する。


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