縮毛矯正はいつ辞めたらいいのだろう
縮毛矯正は素晴らしい技術です。ただ一つ困るのはいつ辞めていいかわからない。
髪をまっすぐにしできない髪型にできたり、雨が降っても気にならない。ツヤも出るしさらさら。一度やればびっくりするくらい生活が変わります。
でも欠点もあり、髪が傷んだり時間も費用もかかる。パーマはうまくかからないし巻いても取れてしまう。直毛にしたくてやったけど元のくせに戻せない。
かけた人はわかると思います。これはいつまでやったらいいのだろうか。
縮毛矯正しないとできない髪型がある
そもそも縮毛矯正は、薬剤と高熱の力でくせ毛の構造をストレートに変える技術。
強いうねりもほわほわする髪質もきれいにまっすぐにします。なのでくせがあるとできないストレートヘアにできる。また、まっすぐになるとツヤも出るので髪がきれいに見えます。
例えば、ショートヘアにしたら膨らむ髪質にかけると問題なく短くできたり、
パサパサに見える髪をまっすぐにしきれいな髪に変えたりできます。
髪の構造をまっすぐに変えているので寝癖がつきにくく朝のセットが楽だったり、様々な直毛にしかできない髪型にできる。くせ毛の人はきっと一度はやったことがある画期的なやり方です。
くせを活かしたくなってくる
こちらのお客さまが最後に縮毛矯正したのは1年前。髪の半分だけまっすぐになっています。はじめは定期的にやっていたけど、だんだんそうではなくなる方も多いです。
「似合う髪型がわからなくなってきた」こう感じると果たしてこのままでいいのかと迷います。
もっと似合うものがあったらいいなという希望も込めながら、いつかは自分のくせをいかせたらいいなと。
ぼくもくせがあり10年ほど縮毛矯正とともに生きてきました。この恩恵を受ける一方で代わり映えしない自分に飽きてしまいかけるのを辞めました。
いつからだろう悪者になったのは
そもそもくせ毛より直毛の方がいいと思われ出したのはいつからだろう。くせは悩みが多くの良くないとされるのはなぜだ。どうしてまっすぐにしなきゃいけないのかな。
そう感じた時がありました。
それまでは、まっすぐがいいという先入観が自分の中にあり提案するものはみんなが見ていいと思う髪型。くせをいかすより伸ばすべきだと。
縮毛矯正しているお客さまの「いつまでやったらいいですかね?」という言葉の意味をわかっていませんでした。
いつもより喜んでくれている
ある時から縮毛矯正をすすめず、できるだけくせをいかせるヘアスタイルを提案し始めました。
これをしてから、あっ髪型って自由なんだと感じました。
もうしなくていいですよと告げると、お客さまの表情がゆるみいつもより柔らかい笑顔になりました。
硬いうねりをいかしたショートヘア
細く広がる髪を利用したマッシュ
膨らむくせをいかしたボリュームある髪型
縮毛矯正はとてもいい技術です。これがないと困る方も多いし今でも必要な方にはやります。
これがなくてはやっていけないというネガティブなものでなく、まっすぐの魅力が合う方にすすめています。
同じくらい辞めることも提案し、くせをいかした方が喜んでくれそうならそちらをおすすめ。
色んな選択肢をお伝えし、髪型を変える楽しみを多くの方に感じてもらいたいです。似合う髪型は思っているよりもたくさんありますよ。
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