【家事分担】好き/嫌いで分ける1番シンプルな方法
今日は、「好き/嫌い」という直感で家事や育児をシンプルに分担してみるのはいかがですかという話です。
家の中の仕事を夫婦それぞれの好き嫌いで分けてみると、意外な発見があります。
家事を「4つのエリア」に分類する
方法はとっても簡単。
こんな図を用意してみましょう。
縦軸と横軸を、妻と夫の「その家事が好きか嫌いか」で分けています。
ここでいう「嫌い」は、「やるとストレス」とか「できればやりたくない」といった気持ち的な面の他に、スキル的に苦手・下手というのも含みます。
「好き」は、得意とか「楽しくやれる」といったものはもちろんですが、積極的に大好きとまではいえなくても、「そんなに苦じゃない」とか「ストレスなくササっとできちゃう」というものも含めて考えてください。
そして、家庭の中の仕事について二人の気持ちを出し合って、この表に書き込んでいきます。(思いつくものから始めればOK)
例えばこんなイメージでしょうか。
こうやって書き込んでいくだけでも、自分やパートナーについて新たな発見があるはずです。
「え、それ実はイヤイヤやってたの?!」とか、「そういえば、この仕事は意外と嫌いじゃないんだよね~」とか。
エリアごとの分担方針
次に、表に書き込んだそれぞれの仕事について、よりよく分担する方法を考えてみましょう。基本方針は以下のとおりです。
見ての通り、この図は4つのエリアに分けられます。
①と③は、二人のどちらかが好きで、どちらかが嫌いな仕事。ここの仕事は、好きな人にできるだけ任せた方がうまくいきます。
ここで大切なのは、基本的には任せるなら文句は言わないこと。「私は苦手なのでお願いねー」と言っておいて後から口出しをするとやった方としてはテンションダダ下がりになるので、注意が必要です(笑)
➁はどちらにとっても嫌な仕事。
この部分をどちらか一方に押し付けていると、押し付けられた方にはどんどんストレスが溜まっていきます。
逆に言うと、ここは機械やプロにお任せするとコスパが良い領域といえます。
お任せできる仕事はできるだけお任せするといいでしょう。(食洗器、ルンバ、家事代行などなどをうまく活用)
どうしても自分たちでやらないといけないものについては、曜日などの分担制にしたりして負担を分散させたり、どちらかがやってくれたら「ありがとう」と一言かけるように心がけるとよいかもしれません。
➃はどちらも楽しくできる仕事なので、手が空いていたり気が付いた方がやればOKです。
まとめると、
①③→好きな人がやろう
➁→誰かに任せよう
➃→楽しくやろう
ということになります。
分担のコツは「家庭内の総ストレス量」に注目すること
家庭内の仕事を分担する方法を紹介してきましたが、その前提として、家事の分担は「家庭内の総ストレス量をできるだけ小さくする」という観点が大切だと思います。
色々な夫婦の経験談を聞いていると、「自分はこれだけ稼いでるんだから(稼いでるのに)」とか「男性だから(なのに)」「女性だから(なのに)」…というワードが出てくるような「べき論」で分担しようとするとあまりうまくいかないようです。
そうではなく、二人がゴキゲンに生活していくにはどうすればいいかという観点で話してみることで、日々の生活が少し心地よくなります。
「べき論」はいったん冷凍庫の中にでもしまっておいて、嫌いなこと、苦手なことはさっさと誰かにお任せすることで、ストレスが減り家庭が平和になっていくと思います(笑)
おまけ:「うちの夫、全部『苦手』って言うんですけど」と思った方へ
家事を好き嫌いで分けてみると、「夫がすべての家事を苦手(嫌い)っていうんですけど…」的な悩みも聞こえてきそうです(笑)
そんなときは、「苦手」という印象の内実をもう少し明らかするといいと思います。
一口に「苦手」と言っても、
・やったことがないのでやり方(手順・方法)がわからない
・やり方はわかるけどうまく出来なそう(な気がしている)
・実際にやったことがあるけど本当に嫌だった
など、苦手意識を持っている理由は様々なはずので、その理由を解きほぐしていくことが大切です。
「絶対に嫌!」という確固たる信念があるわけではないけど、「今まで任せていたので、今さら自分がやるのもなぁ」というような仕事も多いはず。
また、一度やってみたけど妻に散々ダメ出しをされてトラウマになったという経験をしている人も多いようです(笑)
単純に「やり方がわからない」というものは、仕事の具体的な中身や手順を説明してあげるだけで、簡単に「好きな仕事」になるかもしれません。
この方法が、家事や育児の分担について、夫婦の会話のきっかけになれば幸いです!
★家事育児の分担については、こちらの記事も参考になるかと思います。
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