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デザイナーのアルバイト、始めました

紆余曲折あって、地元企業で20年ぶりに週1、2日、アルバイトをすることになった。アパレル系のメーカー、専門商社で、内部に他にもデザイナーさんはおられるのだが、僕は特にネットやSNS周りのデザイン、バナー作ったり、撮影したりということを担当する予定だ。

早1ヶ月経とうとしているが、20年振りのアルバイトはなかなか大変だ。オフィス勤めも4年振りとかなので、色々思い返しながら、徐々に体と頭を馴染ませている。まず以て、自分のデスクで1日7時間(お昼休みはご近所なので家帰って来て一息ついている)座って仕事するのだって、とても久し振りの体験だ。

未経験業界なので、学ばなければいけないことも多い。周りの方が親切なので、何とか教えていただきながらついていこうとしているが、ほぼ新入社員みたいなものかも知れない。そもそも、新入社員をこれまでの人生でやったことがないもんだから、その感覚もよくわからないのだけれども。

思い返せば、僕は今まで3つしかアルバイトというのを経験したことがない。高校卒業して夏休みに家具屋の運送をしたアルバイト、大学在学中にd-plugというデザイン会社でアシスタントをしたアルバイト、それから20年飛んで今回のアルバイトが3つ目だ。

今でもフリーランスを続けているわけだが、これまでのフリーランス時代には、いわゆるアルバイトの経験は皆無だ(頼らなかったというと聞こえが良いが、むしろその選択肢も持っていなかった)。

僕のデザイナーとしての資質みたいなことを問われても、なんか微妙な感じだけれども、アルバイトのデザイナーとしても、きっちりやっていきたいなあと思っている。もう40歳過ぎたし、20年くらい仕事してるけど、まあ組織で働くデザイナーとしては、ペーペーって感じですよねえ。

今もある程度のボリューム感のある仕事を依頼されていて、これ納期に間に合うのかなあと多少ハラハラしているのだが、僕が個人で仕事を請けている時とは任される仕事の粒度や範囲も違うし、それに応じた仕事の捌き方や進め方があると思うので、新しい環境に自分を慣らしいかないといけない。

職場があって、上司・同僚がいて、仕事があって、総じて、20年振りのアルバイト体験は楽しい。

アルバイトすることは忌避していたわけではないのだが、組織に所属したり、オフィスで働いたり、ということが向いてないのではないかという意識は強かったので(今もそれがそうではないと証明されたわけではないけれど)、なんか一つ良い形に育てていければなあと思っている。


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