【アートの視点】「他人と比較するな」ってホント?
誰かになりきる作風の、森村さん。今回も面白かった。
森村さんって、どんな顔だっけ?
ナポレオンって、どんな顔だっけ?
よく「他人と比較するな」と聞くが、私はそうは思わない。
「他人と比較して違いを楽しめ」とは思う。
優劣を考えると、凹むことがある。けど比較するからこそ違いがわかる。それは自分がわかるということだ。逆に言えば、比較しなければ自分が分からないこともある。
運動会で順位をつけないみたいなのは、今もなんだろうか?それでは自分の足が速いか遅いか分からない。
森村さんは、誰かになりきるとき、その対象をより深く知るだろう。そのとき意識的にか無意識か、自分と比較し、自分をも深く知ることになるのでは。それは、鑑賞する私たちも。
人との違いから、自分を知る。
優劣ではなく、個性を知るのだ。
森村さんといえば、京都での展覧会が印象に残っている。カーテンに囲まれた展示空間や作品数の多さが、彼の世界観をより深く感じさせた。
今回の作品点数は多くないが、彼の作風やユーモアを充分楽しめた。
そして、誰もが知るナポレオンになりきった作品が際立つ。と言いながら、私はナポレオンをよく知らない。中学で習ったはずなのにな。
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