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旅が教えてくれる一期一会の名残惜しさ〜デンマークのアブサロンでコミュニティダイニング〜


デンマーク滞在最終日。
4日間という短い滞在中、コペンヒル以外にも都市計画の勉強になりそうな博物館やヒッピー文化が息づくクリスティアーノ地区や治安に課題のあった場所の公園を見直して景観と地域課題を試みたスーパーキーレーン公園など、方々へ足を伸ばした。

漂う不燃焼感

色々行ってはみたものの、何かが足りない気がした。
そうだ、人との触れ合いだ。

オランダではエアビーでのホストとの交流や現地人の友人との再会、偶然出くわして仲良くなった現地で働く人など、旅先での会話は風光明媚な景色以上に記憶に残っていたりするものだ。

交流がないならば 作ってしまえ ホトドギス

ということでコミュニティダイニングなる場所に向かうことにした。

コミュニティダイニングとは

日本語で言うところの市民食堂・広義の子ども食堂(最近は子ども食堂も貧困家庭に対象を限ったものではなく多世代交流・地域の居場所として開放する傾向もある)のようなもの。

誰でも参加可能で、決まった時間に一斉に「いただきます」をする。

私たちが行ったのはデンマークでも有名なフライングタイガーの創始者であるレナート・ライボシツが事業を売却したあと、使われなくなった教会を買い取って始めた「Folkehuset Absalon (アブサロン)」

ほとんど全員事前に予約してた(写真は受付の列)

参加方法

上記のHPからオンラインでディナーチケットを前もって購入する必要がある。100席以上あるチケットは1週間前には完売するという。
それを知りつつも、思い立ったが吉日精神で飛び込んだものだから、私たちは当日のディナー開始15分前にアブサロンに到着し、キャンセル待ちを申し出た。
ちょうどディナー開始になった頃、「No show(チケットを買ったけど現れなかった人)が出たから入れますよ」と声をかけてもらい、無事チケット購入。

ひとり100DKKで日本円にして約2200円(2023年7月時点)
コペンハーゲンの中心街だとカフェでラテを頼むだけで1000円もする物価からするとめちゃくちゃ有難い価格帯。

こういうポップ大好き
毎日朝から夜まで何かしらのイベントがある


コミュニケーションを求めていったのに序盤で失敗

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