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鬼滅の刃ハラスメントの線引き

最近めちゃくちゃ流行っているらしい鬼滅の刃。

それに伴い最近ではキメハラ(鬼滅の刃ハラスメント)という言葉があるらしい。簡単にいうと「やーい!お前鬼滅の刃知らないのかよー!仲間はずれ〜!」という感じ。あまりにも流行っている話題からあえて除け者にする行為やマウントを取って不快にする行為のことである。


ただどのハラスメントに関しても何でもかんでも指摘してハラスメントを成立させるのは如何なものかと思う。今回は私なりに鬼滅の刃ハラスメントを考察してみた。


◯やはり不快に思えばハラスメント
ハラスメントの定義でよく挙げられるのが他人が不快に思うかどうか。そもそも人が不快に思うかどうかの定義が曖昧。個人差がある。キメハラの場合は他人が不快に思うことがあるのだろうか?
キメハラの場合は見たことがない場合に仲間はずれにされたり見ろと無理に勧めてくること。職場いじめやアルハラと呼ばれるものが鬼滅の刃に変わっただけだと思えば単純だが意外と厄介。観るように勧められた場合は為にならない時間外労働を押し付けられているようなものだ。


別の例だとどうだろうか。仕事の指示書に「全集中〜の呼吸!!」と書いてある場合。まあ正直その上司の民度がたかが知れているとしか言えない。ただ日頃から鬼滅の刃にうんざりしている人は不快に思うだろう。


◯ワンピースの時はハラスメントなんて言われなかった
JUMPの看板作品といえばワンピース。ただワンピースの時はワンピースハラスメントという言葉がなかった。鬼滅との違いはなにか。

①今ほどハラスメントに敏感ではなかった

②同誌同ジャンルにも人気作品が多かった

この2点だと思っている。ワンピースの連載開始は90年代後半。この時期はまだマナーや法律が今ほどうるさくはなかった。この時代にやっと男女雇用機会均等法に女性に対するハラスメントの規定が加わった。しかもまだ施工されていない。改正されただけ。ワンピを見ている見ていないなんかどうでもよかっただろう。ここから数年ぽっちたっただけなら今と比較したらワンピ見てるか見てないかをキツく言っても「なんだこいつ」で終わる。

他のJUMP作品も看板揃いだった。「NARUTO」「BLEACH」「銀魂」と恐ろしい顔ぶれだ。この時代はどの漫画が好きかで好みも分かれていたため今ほど鬼滅の刃一強ではなかったと思っている。
個人的には「トリコ」も大好きだ。いまは鬼滅一色なだけあり鬼滅を読んだ上で他の漫画の話になるだろう。


◯意外と見たことない人多いから
私は従業員5000人以上の上場企業に勤めているが鬼滅の刃を見ていない人の方が多いと思う。あまり大きくない企業や大企業でも小規模の部署でみんなが見ている場合だと見たことある人の方が多いと思う。ただ世間を見渡せば鬼滅の刃を見たことない人が多いと思う。それこそ「Death note」の死神の目で寿命の代わりに鬼滅の刃を読んでいるかの有無が分かる能力になった場合、そこら辺に無が頭上に浮かんでいる人が溢れているだろう。

今の漫画がつまらないわけではない。私はドクターstone大好きだし。そもそもJUMPで連載できる時点で神作品と呼んでも間違いない。

◯もし全く興味のない鬼滅の刃を勧められたら

①読まず嫌いなだけで読んでみたら意外と面白いかもしれないと思い読む

②引き換えに自分の大好きな漫画や趣味をやらせることと控えに読む

③鬼滅の刃というワードを耳に入れた瞬間に吐血し絶対に読まないという意思を見せつける


この3パターンで対応してみてはいかがでしょうか。個人的には②がおすすめ。自分が鬼滅の刃にハマり、向こうも自分の趣味にハマってくれればwin-winの関係になれる。最悪自分でも向こうでもいいから勧められたものにハマってくれたらなんとかなる。お互いハマらなかったらそれはしょうがない。

③は難しい。耳に入れた瞬間に吐血なんてできない。ただ断固たる読まない姿勢を貫き通せばそのうちキメハラなんてされなくなるだろう。

◯最後に
いくら流行りで映画の興行収入が高くてもやはり人には合う合わないがある。千と千尋の神隠しも好きではない人がいるのと同じ。ただこれだけ流行るということは心から作品を愛する根強いファンがいることは間違いない。ハラスメントと騒がれるくらいだから自分の胸の内に留めて置けないくらいの面白いとおもっている人も中にはいると思う。でも中にはあなたが面白いと思っているものを理解できない人がいるということを頭の片隅に留めておいて欲しい。

#漫画 #鬼滅の刃 #キメハラ #ハラスメント #モラル #ジャンプ #集英社 #趣味


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